広島での青年革新懇全国交流会、
2日目の分科会「労働・学習運動」のなかで、
15分間の問題提起をしました。
以下、そのレジュメです。
1。革新懇の「三つの共同目標」
①日本の経済を国民本位に転換し、
暮らしが豊かになる日本をめざします。
②日本国憲法を生かし、自由と人権、
民主主義が発展する日本をめざします。
③日米安保条約をなくし、
非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。
*豊かさとは・・・「味わう」ことができる
「ゆとり」(時間とお金)とも言える
・味わいながら食事をしていますか
・心地よい住まいですか
・ファッションや音楽にお金をかけられますか
・映画やコンサートに行けていますか
・スポーツをしたり観たりしていますか
・ゆっくりと読書する時間がありますか
・たまには旅行に出かけてリフレッシュ&見聞を広げていますか
・自然や生き物を身近に感じ、ともに生きることができていますか
・楽しい会話、コミュニケーションを日々できていますか
・自分の趣味や好きなことを思う存分することができていますか
・心地よいコミュニティや集団のなかにいることができていますか
<暮らしが豊かになるということは、
暮らしが文化的になることとも言える>
*日本国憲法がもっとも重きをおく価値、「人間の尊厳」とは・・・
・ひとりひとりの命がだいじにされること。
・名前を覚えてもらうこと。
・可能性を否定されないこと。自分の成長を実感できること。
・働けること。そのなかで責任を与えられること。
でも失敗がゆるされること。
・自分の考えや意見を表明できること。みなで議論できること。
・助けあえること。学びあえること。励ましあえること。
・自分の収入で、いろいろなものが買えたり、できたりすること。
・社会のなかで生きられること。居場所があること。分かちあえること。
・未来にたいして希望や確信がもてること。
2。人間としての豊かさと尊厳を奪う力があまりに強い社会
◇みなさんの、実感、体験、思いを出しあってみましょう。
①日本の経済を国民本位に転換し、
暮らしが豊かになる日本をめざします。
→経済は、大企業本位。人間らしく生きられることを
担保するルールを次々と「規制緩和」。貧困と格差の広がり。
過労死・過労自殺。使い捨て労働。メンタル。
グローバルは資本の行動原理、人間はローカルな存在。
②日本国憲法を生かし、自由と人権、
民主主義が発展する日本をめざします。
→働く人の自由や人権を守らない国家権力(立法・行政・司法)。
憲法を変えたい。平気で公約をやぶる政治家。
自己責任を煽(あお)るのは強い側の人間。
③日米安保条約をなくし、
非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。
→TPP推進、米軍のやりたい放題、
核廃絶の先頭にたたない日本政府、領土問題…
3。「めざします」という意志を、持続的なものにするためには
◇「めざす社会」のことを大きな視野・歴史のなかでとらえる
・政治につよくなろう。歴史に学ぼう。
自分の言葉で語れるようになろう。
◇ひとつひとつの言葉(概念)を、自分たちのものにしていく努力
・豊かさ、基本的人権、民主主義・・・
◇実現していくための運動論と組織
・革新懇とは?(誕生の歴史から学ぶ)
・場をつくろう、集まろう、学びあおう
・定期的に会議をもとう。できればニュースをだそう。
ネットも活用しよう。
・なんでもできる革新懇
→佐賀では「フットサル交流&被災地に思いを重ねて・・・」
企画をきっかけに結成
→岡山では4月11日に報告会&学習交流会
「AKB48峯岸みなみさん丸刈り謝罪問題」
→街頭でアンケート、シンポジウム、
学習会、フィールドワーク…
◇三つの共同目標を国民(青年)の多数の「認識」にまで高める
・でも入口は広く、多様でいい