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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

【再掲:『学習の友』の魅力を語りあおう座談会 2009.11.4】

 (今日から、岡山県学習協は『学習の友』拡大月間に入ります。『友』の魅力を知っていただくために、以前、会報「明日の考察」NO.303号2009年12月に掲載された、『友』座談会を再掲載します)



―今日は、岡山県内でも指折りの『学習の友』大好きの3人に集まっていただき、『友』の魅力について語り合ってもらおうと思います。どうぞよろしくお願いします。まず、『学習の友』を読み始めた経過、魅力についてひと言ずつお願いします。

 

【I倉】 国土交通省全建設労働組合(全建労・当時)に所属しています。『友』の個人購読は十数年前からだと記憶しています。ちゃんと読み出したのは(笑)ここ数年ぐらいかな。

 率直に魅力は…「クロスワード」(笑)。いや、半分冗談ですが、半分本当です。最初、このクロスワードに応募するようになって、そうすると本があたるじゃないですか。「やった~」と思って、それがヤミツキになって、毎月出すようになったんです。だから、ぼくはいつも『友』は後ろから読み始める(笑)。投書欄に自分の名前があるかな~というところから。そうこうしているうちに、他のページも開くと、ときどきいい記事がある(笑)。

 

【M鍋】 ときどきですかぁ~?(プンプン)

 

【I倉】 いや最初はね。そう思ってたんですが、だんだん、これは中身も読みごたえがあるということで、最近はほとんどの記事を読みます。『友』マニアです。まちがい探しもしてるんです。間違った見解とか、誤植とか。

 『友』の魅力は、難しくない、ところです。比較的やさしく、ものごとや社会の中身がわかる点ですね。ただ、いつか誰かの投書にあったけども、最近は理論ものが少ないかなと。職場からの手記などが多いということもあるけれど、そのことで物事の本質をとらえている面もありますね。

 

【I本】 県医労連で専従をしていますI本です。岡山医療生協に就職して8年目ですが、医労連に来てから1年半です。『友』は職場の先輩などにすすめられて取り始めていましたが、ちゃんと読むようになったのは、はやり専従になってからですかね。

 魅力は、数字とかこまかい資料などもわかりやすく扱っていて、読みやすいというところでしょうか。あと、労働組合の関係で、知っている人の写真や名前がけっこう出てきて、「がんばってるんだなー」と励まされます。冒頭の『かがやいています』のコーナーもいいですね。若い人が出てますから、「今月はどんな人が登場してるのかな…」と楽しみです。

 出身の岡山医療生協労組でも、今年に入ってから、『学習の友』を使っての月1回の学習会が青年を中心に行なわれていて、工夫して使われていると思います。

 

【M鍋】 岡山労働学校で運営委員をしています、M鍋です。鉄工所で事務を中心にいろいろな仕事をしています。

 『学習の友』とのつきあいですが…。昨年春、労働者になって、学習協の会員にもなったので、自動的に『友』を購読するようになったのです(笑)。労働学校の運営委員もやりはじめて、『友』も読まなきゃと思ったんですが、最初は、私も投稿欄から(笑)。ほかには…あまり読める記事がなかったという印象です。

 でも、ちょうど取り始めてすぐの時期に、長久事務局長の「ものの見方」連載が始まって、それを毎月楽しみに読むようになって、それでだんだん周辺の記事も読むようになったんです。

 本当に真剣に読むようになったのは、昨年秋以降の不況が始まってからです。勤める鉄工所でも、中小企業なので、仕事が激減し、1か月間なにも仕事がないだとか…将来どうなるのか不安いっぱいでした。経営者はいい人だけど、やっぱりちょっとスタンスの違いもあって、労働組合があったらいいのに…とも思うようになりました。

また、自分だけじゃなくて、派遣切りや貧困問題など、ほんとうに大変な状況におかれている労働者がたくさんいて、でも『友』に、こんな状況のなかでも、労働者が立ち上がっている、自分と仲間を大切にしてたたかっている姿がどんどん載るようになったんです。

自分も「この先どうしたいいんだろう」と不安だったんですが、そういう人たちの記事を読んで、すごく勇気づけられました。毎月、どこかの記事で泣いちゃうんです。感動して。いろんな模索をしていたところに、『友』の記事がドンピシャ答えてくれた感じがしました。

 それからは、毎月手元に届けられるのが楽しみで楽しみで…。小学生のとき買っていた『なかよし』以来ですね、こんなに楽しみに待つ雑誌は(笑)。理論学習のところも楽しみだし、いろんな労働者の姿が見れるところが、大好きな理由ですね。

 

―最近の『友』記事で「これはいいな!」と思った記事を教えてください

 

【I倉】 10月号の安全衛生活動の特集は良かった。ローアン活動の重要性について学べたし、いまの職場状況にピッタリの記事だったと思います。『友』は情勢を的確にとらえた内容を提供していますよね。

 

【I本】 昨年の5月号でしたか、労働組合ってそもそもなんだろうという、槇野理啓さんの論文が、ちょうど専従になった時期と重なって、すごく印象に残っています。

 職場では、「組合なんてなくてもいいじゃないか」「労組って自分たちだけのための組織でしょ」という声もあるんだけれども、そうじゃない。労働組合は、自分たちの要求実現とともに、困っている人、さまざまな苦難を強いられている国民のために、その団結の力を発揮しなければならないんだと教えられ、すごく励まされ、こういうことをもっと多くの人に知ってもらわないといけない、と思いました。

 そうはいっても、働きながら組合の活動することには、さまざまな難しさがあります。思うようにいかないことの方が多いなか、展望がひらける記事、なぜたたかうのか、どうしてこのストライキをするのか、そういう学習がいま求められていると思います。『友』には、そういう疑問や問題意識に応えてくれる記事が載っていると思います。そういう学習会の積み重ねが、団体交渉や、いろいろな活動に生きてくるんです。

 

【M鍋】 私も労働組合関係の特集が好きです。職場につくりたいなーと思って、少しずつ動いていきたいと思っています。それと、九月号の「ありがとう、愛を感じる組合説明会を」の内容がすごく良かったです。読んであたたかい気分になりました。ちょうど、仲間を増やしたいと思っていた時期だったから、「私もこんなふうに誘いたいし、誘われたい」と思いましたし、「思いを伝えて、仲間の思いを聞く」というシンプルだけど大事なメッセージが、とても心に響きました。

 あと、三上満さんの「学ぶって、こんなにすばらしい」の連載が終わってしまって、悲しかったです…。たった1ページだけど、毎月「気づき」をくれるから、大好きだったんです。なんか、『友』を読んでいたら、労働学校の運営委員をしていても、元気でいられるんです。学ぶって、こんなに楽しいんだと。だから、労働学校運営委員としてのやりがいも、『友』を読んでいて増したと思います。

 また、最近注目して読んでいるのが、『友』学習会の様子の各地のリポート記事です。最近『友』仲間を増やしたいなーと思っていたので、「こんな学習会をしてみたい!」「いいなー、うらやましいなー」と思って読んでいます。ぜひ来年はこうした学習会をできたらいいなと思っています。

 

―『友』への要望、こんな記事があれば、というものがあればお願いします。また、どう広げるかについてもご意見を。

 

【M鍋】 長久さんの連載のような、ものの見方・考え方が学べるものがほしいです。広島の「哲学を哲学する」も楽しみに読んでいました。労働学校に参加しはじめた若い人が、読んで「なるほど」と思える入門的な記事、連載が毎月あったらいいなと思います。三上満さんのページみたいな、入りやすく、でも心に残るものをどんどんやってほしいです。

 あと、投書欄の、読者のへ編集部のコメントが、ときどきちょっぴり冷たさを感じることがあって…やさしい感じでコメントをしてほしいです(笑)。それで私も投書を出しづらくて…。

 

【I倉】 4ページぐらいの、読み合わせにちょうどいい記事をどんどん載せてほしいです。クロスワードパズルを当選させてほしい(笑)。400円(当時)でこの情報量だったら、完璧。要望はこれからも続けていってほしいということです。全建労の全国の会議なんかで、「I倉さん、いつも名前見てるよ~」と言われるんです。全国の仲間をつなぐ雑誌でもありますね。

 広げたいという思いはあるんですが、「『学習の友』は難しい」という先入観が職場の人はあるみたいで…。読んだらそんなことないんですけどね。職場では、『友』の記事を要約して機関紙の記事にしています。難しくないし、組合に役だつ情報がたくさんあるんだよ、ということです。もっと内容の押し出し、宣伝も必要かと思います。多くの人は、中身を知るきっかけがないんです。

 

【M鍋】 私も、いろんなテーマで特集があるので、「この特集は、あの人に読んでほしい!」という対象者が浮かんできて、ちょうど家族で二冊とっていて、同じ雑誌を二冊必要ないので、春ぐらいから、毎月1冊は誰かにあげることにしているんです。「読んで感想教えてね」といこともつけくわえて。

 今年に入って、『友』を2回あげた友人が購読することになったんです! その友人は就職がなかなかできなくて、いろいろと悩んでいたので、『友』のここを読んでほしいと、あげたら、読んでくれて、労働学校も受講してくれたんです。読んで魅力さえ知ってもらえれば、400円だし、広がると思います。

11月号は「いのちをささえる」特集で、ちょうど青年運動を一緒にやっている介護士の後輩にプレゼントしました。その後輩も、成長したい、学習したいという思いを強くもっていて、でも何から始めていいのかわからないと、先日相談があったんです。それで、「ああ!『友』があるよ!って」。で、11月号の特集がドンピシャで。その後輩の子も、最近『友』読者になってくれて、仲間が増えたと喜んでいます。

『友』はいろんな悩みや課題にピッタリの記事があって、「今月はどんな記事があるかな…」とすごい楽しみです。学びたい、成長したいと思っている若い人にピッタリの雑誌で、そういう人にどんどんすすめていきたいと思っています。『友』仲間をどんどん広げたいですね。

 

―これから『友』を広げるための、ポイントも明らかになったような気がします。今日はありがとうございました。

 

2009年11月4日、地方自治会館にて)