長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「学習って楽しいです」

昨夜(8日)は、92期岡山労働学校の第6講義。
15名の参加でした。

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テーマは「労働組合で職場を変える」。

まず、「労働組合ってなに?と聞かれたら」を
各自に考えてもらい、グループでベストアンサーを選び、
ホワイトボードに書いてもらいました。

それにもとづきながら、
労働者の権利が守られないのはなぜ?
立場が弱いというのはどういうこと?
そもそも労働組合の定義とは?
などなど、
これだけで30分ぐらい時間かけました。
話もあちこち飛びながら。
このライブ感がとっても面白い。今期の特徴です。

そして、いつも私が説明している、
労働条件が生活の質に直結している、
だから労働条件にこだわろう、交渉しよう、
だから労働組合、という話をしました。

さらに、1995年の『学習の友』の記事で、
私立の保育園で労働組合をつくったルポタージュを紹介。
じっさいに職場を変える労働組合の力と、
労働組合の活動を通じて成長する労働者の姿を実感してもらいました。

最後に、現在労働組合員である人に前に出てきてもらい、
労働組合があって良かったこと、成長できたことを
1人ひとり語ってもらいました。
これもそれぞれの経験にもとづくお話で、説得力があり、
また労働組合の多様な魅力を実感できる時間でした。

みなさんありがとうございました。


以下、いくつか感想文を紹介します。

■看護師さんの労働条件の話が衝撃的でした。
本当に奉仕という言葉で搾取を覆い隠してし
まっていたのだと思います。最近、自分の人生
へのこだわりが薄れてきたので、もういちど
とり戻したいと思いました。ゆとりがほしい!

■生活の質を高める。ゆとりをもつ。1人では
あまり考えられないことかもしれない。一緒に
考える場所が労働組合なのかも。

■学習の友の保育士さんの労働組合を立ち上げた
話を読み、自分と同じくらいの年齢で、仲間と
ともに行動に起こしていってすごいなあと思った。
働く人のためにも、その仕事場が改善されることは
ほんとに大事だなあと思った。自由に選択できる
人生を歩みたい!

■労働組合で働いているのに、「労働組合とは?」
の答えがぱっと出てこなかった自分に、今日の講義
は大変勉強になりました。何度も聞いている話しで
も、毎回なるほどと思ってしまいます。まだまだ
学習が必要だなと感じますが、少しずつ身になって
いるような気もしているので、学習を続けていき
たいと思います。この講義をニュースにして、学習
を深めたいと思います。学習って楽しいです。感動
もありました。今後の活動に活かしたいです。

■看護師の闘争についてもっと知りたいと思った。
久しぶりに組合について考えることができてよかっ
た。労働組合活動の重要性をもっと伝えられる人に
なりたい。