長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

労働組合の学習活動はの筋トレや体力づくりと同じ

「労働者とは」「労働組合とは」「労働基本権について」
「憲法と労働組合」といったような、学習。
ほんとうに基本的な認識を労働者のなかに
くり返し入れていく労働組合自身の学習活動が、
おとろえていると感じます。危機的に。

労働組合の学習活動は、スポーツ選手が
日々の筋トレや体力づくりをするようなもので、
怠ることのできないものであり、
「時々すればいい」というものではないと思います。

労働組合自身がそうした学習を行わなければ、
誰もそうしたことを労働者に教えてくれません。
だから認識をつくることができません。
認識をつくれなければ、活動の担い手になるはずがありません。
仕事以外の自分の時間を使うんですから。労働組合の活動は。

「目の前の課題でせいいっぱいで、学習まで
手が回らない」という意見や思いもあると思います。
現場のたいへんさは年々増しています。

でも、スポーツ選手が
「目の前の試合の戦術を考えるのに必死で、
筋トレや体力づくりまで手が回らない」となるでしょうか。
そんなことをすれば、「基礎的な力」がなくなり、
そもそも闘いにならないわけです。

労働組合の方針のなかに学習活動の方針が
具体的にないということは、日々の筋力づくり、
体力づくりの方針がない、ということと同じです。
どんどん先細っていってしまいます。

日々怠ることができない活動。
そして基礎的な力の蓄積(担い手を育てる活動)なくして、
どんな活動も前にすすまない。そう痛感します。

そういう認識を学習協と労働組合が
どう共通のものにし、協力しあえるか。
どんな「筋トレ」や「体力づくり」の方法があるのか。
経験を発信し、また話しあっていくしかない、と思います。

がんばります。