長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「学ぶための『入門の壁』があるように感じます」

19日、長野から移動し、18時から富山県労連にて講師仕事。
全労連わくわく講座を4回のオープン講座として開催。
4回とも長野民医連での講師のあと富山に寄るという流れ。

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この日は1回目で、労働組合のそもそも。
講義の後グループワーク。20数名の参加。
みなさん活発に交流されていました。

にしても県労連の事務所が広い!!
びっくりしました。

そしてあと3回、富山に通います。


参加者の感想文を少し紹介します。

■とても分かりやすかったです。最低賃金が1500円に
なってやっと年収300万になるということ、現実は
1000円もかなわない。最低賃金がもっと上がれば
現在世の中で起きているいろいろな問題が良い方向に
行くのではないかと思います(貧困、少子化等)。
おかしいことをおかしいと気づける力、それを声に出し
ていくためにも、学習することはとても大切で、今日、
参加できたことは本当に良かったと思いました。

■「労働組合とは」何回も聞いてますが、何回聞いても
おもしろいと思います。いろいろな方の説明を聞いて
いますが、聞くたびに初心にもどり頑張ろうと思います。
ついつい執行委員会に出てこない人が多くなると私は
ボランティアで労働組合の仕事をしているのかと思って
しまいます。私は誰のために、何のために行動している
のかを「わくわく講座」で再確認しています。

■人間らしい生活のためにあるのが労働組合と答えられる
ことが素晴らしいと思いました。ゆとりを多く持つため
にも、会社側と闘える労働組合になりたいと思います。
団結力を深めるコツが学べて良かったです。組合員の声を
大切にして団体交渉することを大切にしたいと思いました。

■今まで私は、それこそ労働組合というものを「なんと
なく」としか思っていませんでした。今日、いろいろな
方々のお話を聞いて、組合の力といものが大切なんだな
と強く感じました。「おかしい」ことを「おかしい」と
感じて、声に出せるように、自分のなかでトレーニング
をしていきたいと思います。

■おかしいことを感じる感覚がマヒしていると思った。
より働きやすくなるように、生きやすくなるよう、気づ
く力、声をあげる力をつけなければいけないと思った。
「勇気と覚悟は社会的なもの」という言葉が印象的でした。

■「おかしい」ことを「おかしい」と感じる、気づくこと
が大切。そのためには学ぶ。学ばないと気づけない!!
でも学ぶための『入門の壁』があるように感じます。
各組合、単組によって、導入のしかたや学習会のしかたが
異なります。10年以上労働者として働いてきましたが、
今の職場に4年前に入職し少しずつ組合の学習をして、
今になってようやく労働組合の大切さや、活動の内容が
わかりはじめたように思います。「おかしい」ことに
なれて、雇用者にすきなようにやとわれないように、
若い人も組合活動に楽しく参加できるように、学習会+α
のたのしみの工夫を考えていきたいです。