長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

マルつまみ講座、全3回。

岡山県学習協では、マルクス生誕200年企画として、
8月に、短期講座「マルつまみ」を開催します。

まだチラシができていませんが、
以下のような内容です。

①8月3日(金)
 「万国の労働者よ、団結せよ!
      ―『共産党宣言』をつまむ」

②8月10日(金)
 「大切なことは変えること
      ―『フォイエルバッハにかんするテーゼ』をつまむ」

③8月17日(金)
 「時間は人間発達の場である
      ―『賃金、価格および利潤』をつまむ」


◇時間はいずれも18時半~20時半。岡山市勤労者福祉センターです。
◇参加費、1回1000円(学習協会員・学生・障害者500円)。

マルクスを学んだことのない人でも、
「その主張をとりあえずつまんでみよう」
「マルクスってどんな人だろう」に応える内容です。

ぜひご参加ください☆

「日本は良い国だが仕事面では終わっていると思う」

火曜日(29日)午後は、
ソワニエ看護専門学校での6回目の授業でした。

「生活と働くこと」というテーマでした。

生活を支えているものはなんだろう。
生活のゆとりについて。
日本で「雇われて働いている」人の現状について。
憲法と働き方。
看護労働者のたたかいの歴史。

という流れ。

毎年感じますが、彼ら彼女らは、
労働法や労働者に必要な基礎知識が欠落しています。
学校で教えられないからです。
ほんと、大変です。

労働組合で交渉することの大切さを伝えしました。


以下、学生さんの感想文の一部を紹介します。


■働かなければ、私たちは生活できない。今、私が
ここで看護師の勉強をしているのも、夢を叶えるた
めというのもあるが、良い病院で働いて、お金を稼
いで生きていく将来のためというのが大きかったり
する。今回、日本の労働状況や、憲法などに触れな
がら「働くこと」について学んだことで、より、自
分の将来を見つめるきっかけになったと思う。

■私は今まで色々なアルバイトをしてきましたが、
労働者の権利や労働基準法についてきちんと考えた
ことがなかったです。これからアルバイトをしたり
将来看護師として働くことになった時、知っておか
ないと困ることになると思うのできちんと勉強して
いこうと思いました。母親も夜勤をしていて、会社
に出る前と帰ってきてからのことを考えると丸1日
寝れないこともあり大変なので私も頑張りたいと思
いました。

■バイトに有休があるのをはじめて知りました。

■シングルマザーの貧困率が高いのがちょっと色々
思うものがあった。

■日本はまだ「たくさん働くこと」がスバラシイと
されている。だれもがもっと自分の時間がほしいと
思っているのに。もっと早くから(学生のうちから)、
人間らしい働き方を教えていかないとこれからも変
わることはないだろうなと思います。

■やはり生活にはお金が必要だと再確認した。今の
自分は勉強とアルバイトで自由な時間が少なくなっ
ている。身体的、精神的にもゆとりを持てるよう、
自由な時間をつくるように心がけたい。

■日本は良い国だが仕事面では終わっていると思う。

■日本でストライキは、10数年前にプロ野球で起
きたことぐらいしか思いつかないぐらい。もっと起
きたほうが労働条件が良くなると思う。

■労働条件の改善は非常にむずかしい交渉だと思う
が、しっかりと組合が成り立っている病院で働きた
いです。

■使用者と労働者の立場が平等にならないといけな
いということがわかった。労働者の権利を守るため
に憲法が存在していることがわかった。

■『いつまでも白い羽根』の先生の感想を聞いて、
看護学校にも色々あるんだなと感じました。ヒロイ
ンの留美は、学校を続けたのですか? 「看護学生に
とって実習より大切なものはなく、また実習より辛
いこともない」と書いてあり、とても共感できまし
た。演習でも大変なのに実習が始まってしまったら
・・・と私はとても不安です。
 岡山の最低賃金が781円と聞いたときビックリ
しました・・・。私のところのバイトは870円です・・・。
東京に比べ低いですねw。卒業したら東京にバイト
しに行こうかと思いましたw。生活の上で消費税や
生活費がとてもかかるんですね! 1人暮らししたい
と思っていましたが・・・やめようか悩みます。子ど
もがいる方は、育児・家事・学校の両立していてと
ても尊敬します!

憲法が、5時に、UNITE!、いつまでも

最近読み終えた本。
今は日常生活のなかで本を読む時間がとりにくので、
出張の移動時間に集中して、という感じ。


『憲法が生きる市民社会へ』
 (内田樹・石川康宏・冨田宏治、日本機関紙出版センター、2018年5月)

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2月に西宮で行われた3者の鼎談の書籍化。
若マル本のように、
石川ワルモノ先生が現状認識・課題の整理を行い、
内田先生が独特の視点から問題点を把握。
この視点の違いと交差が面白いです。


『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人
   ードイツに27年住んでわかった定時に帰る仕事術』
               (熊谷徹、SB新書、2017年)

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オドロキ!という点はなかったけど、
長時間労働について問題意識をもつ人には良い内容。
文化や気質の違いというよりは、
人権感覚とそれにもとづく労働運動の差かと。


『UNITE! そうだ労組、行こう。』
    (藤田和恵・寺前誠治編著、学習の友社、2018年5月)

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エキタスを取材した藤田さんのルポルタージュと、
『月刊全労連』の連載企画「きらり労働組合」、
さらに労働運動の前線で奮闘している方々の座談会。
知っている方や労組がちらほら登場。運動論的色あいの1冊。


『いつまでも白い羽根』(藤岡陽子、光文社文庫、2013年)

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ソワニエ読書日記5冊目。
大学受験に失敗し、モチベーション低く看護学校に入学した主人公。
看護学生3年間の物語。さまざまな出会い。実習での学び。
「その場の常識だとか雰囲気に流されない」看護の姿勢と
それを保つ難しさも。

「行けるときに行っとこうツアー2018 第3弾in山陰」

23日(水)~24日(木)は、
「行けるときに行っとこうツアー2018 第3弾in山陰」でした。
遅くなりましたが、写真を中心に紹介します。

23日は雨の1日。
この日のメインは、米子の南にある「とっとり花回廊」。

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現地で、相方の職場の先輩で退職後境港に
移られたコトクさんと合流。
ランチをしたのち、園内をまわりました。

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雨でも大丈夫なところがたくさんあり、
バリアフリーもばっちりでした。

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色彩豊かなお花と新緑の深さを堪能。

コトクさんに別れをつげ、
しんじ湖ぞいの温泉宿へ。

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美味しい料理に舌鼓。
ゆったりと過ごせました。


そして24日は快晴!!

まずは、松江・イングリッシュガーデン(英国風庭園)に。

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咲き誇る花ばな。緑との調和もすばらしく。
相方の車いすをひいてくれているのは、
妹さんやめいっこさんです。今回は4人旅です。

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午後は、島根県立美術館のレストランでランチ。

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そして日本庭園日本一との評価を受けている、足立美術館に。
初めてでした。繊細な美しさでしたね。

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しめは、大山のふもとでソフトクリーム。
ほんとうに、気持ちのよい快晴で、
春(初夏?)の山陰を満喫~できました!

今年も順調に旅ができていて、感謝です。

次は来月。奈良です。

弘前城を朝さんぽ

26日(土)は、弘前で起床。
あまりの晴天だったので、急いで準備して、
近くの弘前城へ。朝のさんぽを1時間ほど。

桜の季節や雪の季節は来たことがありますが、
新緑は初めてで、これまた素晴らしい雰囲気でした。

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岩木山もきれいに眺めることができました。
朝は人も少なくて、いいですね。

青森の弘前で、労働組合のそもそも話。

25日(金)、羽田経由で青森へ。
この4年間で11回目の青森・・・!
18時から、弘前市内で労働組合の学習会講師でした。

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地域労連・健生病院労組・青森県労連の共催。
労働組合のそもそも話。約50人の参加でした。
平日の夜に、まったく自主的な取り組みでこの人数はすごいです。
おそらくこの数倍の声かけがあったかと。取り組みに敬意です。
若い人もちらほら。
聞くと、職場の先輩に誘われたとか。素晴らしい。

1時間の講義ののち、
グループディスカッション、さらに懇親会。

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全員発言で学習会の感想やら労組活動の悩みやら。
すてきな時間でした。集まれば、力がわいてきますね

以下、さっそく送っていただいた感想文を
そのままご紹介します。


■労働組合とは、自らと仲間の尊厳を育て、取り戻す
活動であると学んだ。常に人権感覚をみがき、「おか
しい」ことを「おかしい」と感じ、声に出さなければ
ならない。労働組合とは、そもそも何なのかというこ
とが、理解できたと思う。

■組合の大切さは改めてよく分かった。新鮮ではある。
「人間らしく生きる」事の大切さ、たたかいの末に得
た権利、忘れないようにしたい。聞いて欲しい人に聞
いてもらえなかった(来なかった?来れなかった?)
のが残念。また声をかけようと思う。最後のディスカ
ッションは、討論というよりは、説明になってしまっ
た気が…。もっと時間を使って討論をしたかった。
(40代、健生労組)

■講演の内容はすごく分かりやすかったです。自分の
事に置きかえることで、労組の働き、労働環境がどれ
だけ大変重要なことであるかが、再確認できました。
新入職員が聞いても分かりやすい話し方、内容だった
と思うので、今後は後輩にも伝えていければと思います。
(20代、ファルマ)

■長久さんの話を聞くのは今回で3回目でした。3回
目でも学ぶことは本当に多いです。ここ最近、「普通」
「常識」という言葉に疑問を持つようになりました。
今日の学習会で、またひとつ解った気がします。
(30代、青森民医労)

■人間らしく生活することの大切さをもっと多くの人に
知ってもらいたい。(30代、健生労組)

■久しぶりの学習会でしたが、労働組合の重要性を再認
識した。もう少し時間がほしかった。
(69歳、年金者組合南支部)

■大変分かりやすかった。勇気をもらった。意見を言
うことで、雇用者側から、何て思われるかという恐さ
もあり、意見を言えない場面がある。これは、どのよ
うに解決すればよいのか…。(30代)

■改めて団体交渉は大切なことだと思った。人間らしく、
私らしく、ゆとりある生き方をするために、労働条件
にこだわり交渉をすること、使用者側を困らせるスト
ライキをかまえることは、労働者に与えられた権利!!
レジメにもあったが「ゆとり」がないために、あきら
めたり、がまんしている人達が多くいるのが現状なの
かなと思う。それと、皆、労働組合のこと、わからな
い方も多いので、大切さを、ぜひ、わかってもらえる
ようにしたいと思う。(40代、健生労組)

■ゆとりのある生活をおくるためには、生活の質を保
つ必要があり、生活の質と労働条件はイコールであり、
労働条件に左右されるので、労働条件の質を上げる必
要がある。上げるためには団体交渉が不可欠であると
改めて感じた。人間らしく生活していくには、団体交
渉で、とことんこだわり、積極的に参加し、うったえ
ていかなければ、自分を守る上で大切だと思った。(20代)

■本日の講演を聞き、労働組合というシステムの基礎
を学ぶことができました。自分達のあたり前の権利を
守り、勝ちとるために頑張っていきたいと思います。
ディスカッションでは、他職場の労働組合の話を聞く
ことができ、感じ入るものがありました。またこうい
う場があれば参加したいと思うことができました。
(20代、ファルマ)

■「おかしい」ことを「おかしい」と感じ、声をあげ
ていくことが大事だと強く思った。労働基本権 ①団
結 ②交渉 ③スト の必要性、大切さを改めて思い
ました。あきらめず行動していきたいと思います。
(50代、健生労組)

■EUとの対比で、日本の労働環境がひどいものだと思
いました。8時間しっかり働いた人が、ほこりを持っ
て家庭を持ち、生活していけるような国に、政治は一
番に取り組むべきだと思いました。今日の話を聞いて、
よくわかりました。(60代)

■おかしいことをおかしいと感じること。声をあげる
ことで、人権感覚をみがいて、流されず、どんどん声
をあげていきたいと思った。(50代、健生労組)

■普段、目の前の利用者のQOLに着目して、日々、頑
張っているつもりでしたが、長久さんの話を聞き、い
かに今の日本の労働者が権利侵害されているかが実感
できました。最低賃金も、実際に計算してみると、い
かに低いかがわかりました。人権感覚を大切にしてい
きたいと思いました。(30代、健生労組)

■また話を聞くことができ、相変わらず分かりやすい
講演に感心しました。組合活動が大変だという思いも
ありますが、それ以前に、組合が大事って思うことを
もっとたくさんの人に思ってもらいたいなと思いまし
た。(30代、健生労組)

■「人権感覚をみがく」これが一番、今、必要だと感
じた。模擬団交もやってみたいと思った。
(40代、健生労組)

■労働組合の必要性、役割、活動が理解できた。自分
の時間、労力、お金を使うのだから理解しないと参加
は難しいことも学んだ。(40代、健生労組)

■ゆとりって大事だと改めて感じた。そして、今の現
場に、ゆとりがない!組合の力を借りて、自分のゆと
りのために、労働条件改善に取り組みたいです!
(30代、健生労組)

■長久さんの話しが聞けるとのことで、非組合員です
が参加させていただきました。労働組合のそもそもが
分からない人が増えていると思うし、そもそもの働く
人の権利が分からないまま管理者になっている人も多
いと思う。“人権感覚はほっとけばさびる”というのが、
とても印象的だった。人権感覚をさびさせないように、
学びを続けていきたい。(30代、健生病院労組)

■組合活動は大切だと思っていても、日々の仕事や家
事で時間をとられ、なかなか活動に参加できないのが
現状です。今回の学習会で、改めて、活動の必要性を
感じました。例えば団交でも…。要求を通すには、人
数が必要だと思っていても、なかなか要求が通らず、
どうせ行っても…。と、マイナスの感情を持ってしま
うこともあるので。また気合いを入れて、自分のため
に、参加していきたいと感じました。(40代、健生労組)

■労働組合とは、何のために、どの様な事をしている
のか、今まで、あまり深く考えた事もありませんでし
た。今回のお話を聞いて、労働組合とは、自分のため
にあるものだと感じました。忙しい仕事、家事、育児
の毎日ですが、労働組合の活動に、今までも少しは参
加していましたが、これからは、もう少し参加してみ
よう、活動してみようという気持になりました。勉強
になりました。ありがとうございました。
(40代、健生労組)

■講義で、前にも感じていた事が気付かされる事が多く、
日々の仕事、生活、家庭でのことが、いっぱいいっぱ
いなのだと思います。しかしながら、今のこの現状が、
人間らしいのかどうかを考えていくためにも、ゆとり
の時間を確保していくためにも、一歩、二歩でも労働
組合の活動に取り組み、改善していければと思いまし
た。(40代、健生労組)

■久々に、人間らしい生活、尊厳という言葉を聞きま
した。私は労働組合活動をしていることで、いろんな
ことを知ったり、集会などにも参加できて良かったと
思っています。でも、仕事をしていると、「あれ、変
だな」と思っても、そのままにしてしまったり、自分
の感覚が鈍ってきているのでは、と思っています。職
場の中で、話し合いがきちんとされていないのはおか
しいと何回か言ったことはありますが、そのままの状
態に慣れてしまうと、「おかしいことがおかしくなく
なる」「会社としての倫理も変化してしまう」気がし
ます。人間は楽な方に流れる性質があると思うので、
やはり、労働組合員として、チェック機能を働かせな
くては、と思い直しています。(50代、健生労組)

■長久さんのお話を聞くたびに、「学び」の大切さを
再認識させられます。自らの努力不足も…。楽しく、
貪欲に…!とても元気が出ました!!ありがとうござ
いました。(40代)

■生活にゆとりがあれば「自分らしく生きる」条件が
広がるというのには、なるほどなと思った。
(40代、健生労組)

相方のお仕事方面、ひと区切り。

いろいろ報告することはありますが、
まずはきのう(27日)のことから。

相方の職場であった岡山県民医連の総会があり、
方と最後のごあいさつにうかがいました。
総会終了後、参加者が帰るところを見送る、という形でした。

「久しぶり~」「元気そうで安心した」
「民医連新聞のコラム話題になってるよ」など
かな言葉をたくさんいただきました。

相方も気持ちにひと区切りついたよう(正式な退職は7月)。
約20年のお勤めでした。
この職場にたくさん育てられ、大切な友人もたくさんでき、
ほんとうに恵まれていたなと感じます。感謝です。

その後、
国際ホテルでちょっとリッチなランチを。
よい休日でした。

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旅は無事に楽しめました。明日は青森。

きのう今日(23日~24日)、
「行けるときに行っとこうツアー2018 第3弾in山陰」に
無事に行ってきました。

時間がないので、報告はまた後日ということで。

明日は青森の弘前で講師仕事です。
ふい~。

専従者として、集団・組織づくりの工夫も紹介

きのう(21日)は、早起きからの岡山空港。
日帰り東京出張でした。

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午前中は民青新聞の編集局+民青中央の役員のみなさんと学習会。
私の自己紹介、専従者として気をつけていること、
学びの姿勢、集団・組織づくりの工夫(岡山労働学校の実践)、
ファシリテーション、CO、レイバーノーツも簡単に紹介。

話をうけて、グループディスカッションを40分ほど。
私の経験やら問題意識を紹介しただけですが、
みなさんの活発な意見交換に、たくさんの刺激をもらいました。


午後は、労働者教育協会にて
勤労者通信大学入門コースの教科委員会でした。

そこが知りたい 9条改憲って何?

日曜日(20日)の午後は、
高梁9条の会結成13周年市民のつどい&総会にて記念講演。
「そこが知りたい 9条改憲って何?」というテーマ。

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私の話の前に、総会と、
高梁市在住の戦争体験者のお話がありました。
実家が東京空襲で焼けたというYさん。
他にも、戦時中の生活や人権が侵害されていく
ようすをリアルにお話されました。

ちなみに、高梁9条の会は持続的に活動されていて、
毎月の署名活動やニュースの発行も。
総会には高梁市長や議会議長、教育長からもメッセージがありました。
すごいですね。どうやってお願いしているんでしょ。

私からは、
歴史から学ぶことがいまとても大事になっているとして、
日本の近現代史のなかでの憲法の位置づけ、
アジア太平洋戦での
たくさんの悲しみを背負って9条は生まれたこと、
自衛隊をめぐる歴代政府の解釈と矛盾、
さらにいま狙われている改憲のポイントについて。

熱心なみなさんの姿勢に、
おおいに励まされた1日でした。