最近読み終えた本。
今は日常生活のなかで本を読む時間がとりにくので、
出張の移動時間に集中して、という感じ。
『憲法が生きる市民社会へ』
(内田樹・石川康宏・冨田宏治、日本機関紙出版センター、2018年5月)
2月に西宮で行われた3者の鼎談の書籍化。
若マル本のように、
石川ワルモノ先生が現状認識・課題の整理を行い、
内田先生が独特の視点から問題点を把握。
この視点の違いと交差が面白いです。
『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人
ードイツに27年住んでわかった定時に帰る仕事術』
(熊谷徹、SB新書、2017年)
オドロキ!という点はなかったけど、
長時間労働について問題意識をもつ人には良い内容。
文化や気質の違いというよりは、
人権感覚とそれにもとづく労働運動の差かと。
『UNITE! そうだ労組、行こう。』
(藤田和恵・寺前誠治編著、学習の友社、2018年5月)
エキタスを取材した藤田さんのルポルタージュと、
『月刊全労連』の連載企画「きらり労働組合」、
さらに労働運動の前線で奮闘している方々の座談会。
知っている方や労組がちらほら登場。運動論的色あいの1冊。
『いつまでも白い羽根』(藤岡陽子、光文社文庫、2013年)
ソワニエ読書日記5冊目。
大学受験に失敗し、モチベーション低く看護学校に入学した主人公。
看護学生3年間の物語。さまざまな出会い。実習での学び。
「その場の常識だとか雰囲気に流されない」看護の姿勢と
それを保つ難しさも。