長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「学があることって、楽しい」

昨夜(2日)は94期岡山労働学校の第4講義
「無自覚な偏見に気づく―マイクロアグレッション」でした。

GWの谷間で参加者少し減るかなーと思っていましたが、
27名参加で引き続き活気あふれる時間に。

単発で労働学校に初めて参加したある方が感想交流で、
「(労働学校に)ハマった!また来たい!」って言っていたそうです。
岡山労働学校すごい。

マイクロアグレッションについても、「初めて聞いた」
「身につまされた」「気づく力をつけたい」など、
感想交流も時間足りないぐらい濃厚でしたね。

感想を紹介します。

■「マイクロアグレッション」という言葉を初めて聞きました。
社会の中にいると日々おこなわれていると思ったし、自分も
無意識に言っていると思いました。まず気づくことが大事。
学ぶことが大事だと思いました。職場やいろいろなところで
自分をふり返ろうと思いました。

■まずは気づくことから。心あたりがありすぎてこわく
なりましたが、そこからステップアップすれば良いのだと。
そしてまわりの人にも言える、まわりの人にも話しやすく
なる環境づくりをしていきたいと思います。

■「マイクロアグレッション」という言葉は初めて聞き
ましたが、その意味するところには覚えがあり、ああ、
あの現象のことなのかと腑に落ちました。「だれかを
差別しない可能性なんて、実はほとんど存在しない」
という事実を受け止め、常にものの見方をアップデート
していくことが必要だなと感じました。そしてお互いが
気づき合えるように、共通言語化していきたいと思いました。

■討論で、若い方たちのまっすぐな気持ちに触れられて、
とても感動しました。マイクロアグレッションをして
しまった時、遭遇した時に、やんわり指摘できる自分に
なりたいです(もうやってる☆)。

■自分も無意識のうちに誰かを傷つけているかも…と
怖くなるのではなく、「新しい道具を手に入れて」多様な
人とコミュニケーションをとっていきたい。モヤることを
言われるとき、MAを受けているとき、行為者にどう
伝えるか…。周囲と共有して周囲から働きかけてもらう。

■モヤっとしても指摘することができず沈黙してしまう
ことも多いので、共犯者になると言われてドキッとしました。
共犯者にならないために学びたいと思いました。昔と
比べたらモヤっとすることに名前がついてきて、自分も
周囲も気づけるようになって心が軽くなることも増えたと
思うので、今後もっと人権が大切にされて良くなっていく
のが楽しみです。

■「マイクロアグレッション」(MA)。言葉自体は
初めて耳にするけど、今まで自分が受けてきたし、
無意識にしていたかもしれない身近なものだった。
特にSNSでは「男が〇〇」「女が〇〇」といった
討論がくりひろげられているので、なんだかなあという
気持ちになっていた。職場でも「気遣いができないと…」と
言われたり、「あなたがいると現場が華やかになる」
(女の子だから)(可愛いから)(若いから)という
言葉に(  )の意味がふくまれているなと感じた時、
複雑な気分になります。でもそれに対して、反発したり、
「お言葉ですが」と言うと、その職場ではれもの扱い
されるんじゃないかという不安からその言葉を受け
入れてしまっていることが多いです。それをどうしたら
相手に伝えられるんだろうと考えていました。それが今回、
グループワークの会話の中で、心理的安全性のある職場で
あることが前提で、職場の中で「こういうことを想っている」と
伝えて改善することが大事だと学びました。

■学びがあることって、楽しいと感じました。もっと
みんなが幸せにすごせるには…ということをグループの
みなさんと一緒に本気で考えて意見を言いあって、
聞きあって、認めあうことがとても心地よく、心の洗濯に
なりました。参加できてよかったです。ありがとうございました。