長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

ケアのある職場づくりでハラスメントをなくそう

昨夜(9日)は、94期岡山労働学校の第5講義
「なくそう!職場におけるハラスメント」でした。
お休みの方がやや多くて22名の参加。

講義では一般的なハラスメントの説明と日本のハラスメントの
課題を最初に少しふれたあと、「怖い職場」はなぜつくられるのか、
ケアしあえる職場をつくるための原理編と実践編でお話しました。

何人かの感想を紹介します。

■いろいろと気付きのある回でした。誰にも頼らず自立する
ことが大切なのではなく、相互依存の存在である。ケアとは
ためらいである。ケアの実践は、つねに学び直す。これらの
ことを考えつつ、「怖い職場」を作らないようにしなければ
と思いました。

 ■以前、他の職場で、パワハラにあっている人の話を聞きま
したが、その時は何もできず…。誰かに相談したり、もっと
自分も行動できるようになりたいです。

■アクティブ・バイスタンダーって初めて知った。ハラスメントが
おこっている時にどーできるか。これから訓練だー。

■自分の想像力や能力に対して謙虚でなければならないというのと、
つねに関係構築の努力をし続けるというのをがんばりたい。
大事なことだと思った。言葉を選びすぎたり、考えすぎても
伝えきれないこともあるので、ためらいすぎず、伝えていって
もいいのかなと思った。「連帯の本質のひとつは、相手への
関心」が心に残った。上司が連帯しているつもりなだけで、
下は気をつかっていることもある。コミュニケーションとりつづけたい。

■➀ケアの欠如が加害の本質!②ケアのあるコミュニケーション=まず
相手のニーズを知る、つまり聞く。+先週のマイクロアグレッションで、
自分がしばらく悩んでいる人間関係が説明できる~と思った。スッキリ!
「ためらい」←私はコレ自体が相手を思いやっていること=ケアだと思う。

■「加害者は、わざとやっていない」という所が、印象に残りました。
私の周囲にいる人も、「正義」でやっている節があるので、
なかなか言動の改善が難しいなと思っています。ただ、周囲の
パフォーマンスの低下がみられる現状もあるので、問題を具体的に示し、
繰り返さないよう明示できる職員集団になれるよう組合で力を合わせて、
職場を変えていけたらいいな!と思いました。がんばりまーす!