長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人権講座2019―私が私であるために。

岡山県学習協主催
「人権講座2019―私が私であるために」の開催決定。

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≪カリキュラム≫
①5月10日(金)「ロックだぜ-アメリカ独立宣言」
②5月24日(金)「人類の多年にわたる努力の成果-日本国憲法」
③6月 7日(金)「こんな世界を夢みた-世界人権宣言」
④6月21日(金)「人権は発展する-国際人権規約」
⑤7月 5日(金)「ジェンダーからの解放-女性差別撤廃条約」

*時間はすべて、18:30~20:30

ところ:岡山市勤労者福祉センター4階会議室(岡山市北区春日町5-6)
講師:長久啓太(県学習協事務局長)
参加費は1回:1000円(学習協会員600円、学生・障害者200円)
申込みは不要ですが、資料準備のため、参加希望の方はできればご連絡ください。

【主催&お問い合わせ先】岡山県労働者学習協会


この講座では「人権とは?」を繰り返し問いながら、
人権感覚をみがきあうことを目的としています。
たくさんの方の参加をお待ちしています!

川嶋みどりさんと並んじゃった

2月に行った、
日本医労連看護要求実現全国交流集会での講演の概要が
『医療労働』4月号(日本医労連発行)に掲載されました。

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本日、実物が手元に届く。
な、なんと! ぼくの前が川嶋みどりさん。
いや~、恐縮というか、記念になります。

そして、
ぼくナイチンゲール語っちゃってるけど、
大丈夫かしら…(笑)

引き続き対話を継続したいなり。

きのうに引き続き、今日(12日)も、
勤労者通信大学の吉田部長と、労働組合への要請まわり。

岡山高教組、
生協労組おかやま、
県医労連、
人権連、
岡山市職労、
岡山県労会議、
県労おかやま、
自治労連岡山県本部、
と行きました。

昨日同様、全体的に積極的な受けとめ。
それぞれの状況や問題意識にかみあわせて、
こちらの「使えるメニュー」を出していくことの大事さ。

近年おそろかになりがちだった
労働組合との対話を、引き続き継続して
行なっていきたいと思いました。

きっかけをつくっていただいた
労働者教育協会に感謝です。
呼びかけがなければ、
たぶん今年もあまり動かなかった(苦笑)。

勤労者通信大学の要請に

今日(11日)は、勤労者通信大学の吉田部長が
岡山にこられて、県内を要請まわり。

倉敷市職労、
倉敷医療生協労組、
笠岡市職労、
岡山医療生協労組、
林精研労組、
の5つまわりました。

全体的に好反応!
入門コース中心に押し出し。
じっくり要請すればいい話になりやすいですね。

明日も吉田さんと
岡山市内をくるくるまわります。

さらに前進。842時間。

きのう、障害福祉サービスの
重度訪問介護の支給時間変更が自治体から届く。

先月までは595時間だったが、
今月からはひと月842時間まで認められた(2人体制が時間増)。

大きな前進!
さらに介護負担の分散化ができる。

ケアプランを立ててくれたケアマネさんに感謝。
おむつ使わないのはわがままなんじゃないですか事件以来、
自治体との交渉(?)もスムーズみたい。

しかし、
重度訪問をしてくれるヘルパーさんをみつけるのが次の課題。
時間があっても人がいない、というのが現状である。

メーデー学習会で感じたこと

今日(10日)のお昼は、
倉敷医療生協労組のメーデー学習会。
玉島歯科診療所のみなさんのところでした。

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お昼休み中の30分、しゃべる時間は実質20分で、
かなり省略バージョンで。労組の役割中心に。

「わかりやすかった」という感想もあるけど、
「声を出しても変わらない」という“あきらめ”をもつ人も。
学びによって「変わってきた」ことを認識するのと、
じっさいに自分が動いての成功体験が必要だと感じる。

以下、感想文です。

■ゆとりのある生活を送れるよう、声を発して
みたいと思いましたた。

■不満があっても受け入れていました。団体交渉
ができるということにハッとさせられました。

■職種的に、あまりゆとりが取りにくい仕事なので、
どうにかならないものかと思いました。

■今まで聞いた労働組合やメーデーの説明の中でも
一番親しみやすい内容でわかりやすかった。自分
たちが自分のしたいことについて意識をもって、
おかしいと思ったことをそのままにしないように
しようと思いました。

■分かりやすかったです。若い職員から賃金が
低いなどとグチをよく聞くので、職場の不満を
どこに向ければよいのか分かってくれたらいいな
と思います。

■労働組合にユニオンショップで加入している。
たたかう矛先を考えながら労働者の権利を整えて
ゆきたい。

■「自分の自由な時間を守るため」という考え方
で行動すると分かりやすかった。“残業”というのは
日本がかかえる大きな問題だと思う。

■「ゆとり」ということの本来の意味や意義がよく
わかりました。自分の生活を見直すと、子育て
真っ最中なので、ゆとりがあるとは言えませんが、
自分自身で職場に訴えるとともに時間も工夫して
生活したいと思います。

■今の職場環境にそれほど不満を抱かずに働くこ
とができているのは、過去の先輩方が労働者の
権利についてたたかい、勝ち取った成果である、
ということをよく理解できました。自分らしい
暮らしをしていくためにも、労働組合に関して
無関心にならないようにしていこうと思いました。

■平日、休日のゆとり、お金のゆとり、全部が
バランスよくゆとりがないといけないけど、それが
難しいんじゃないかという考えがある時点で、
まだまだ改善すべきことはあるのだろうなと思い
ます。声をあげたことが現実になるのが一番いい
と思います。

■自分の時間をちゃんと持つために声をあげて
いかないといけないと思うが、何回も要求しても
変わらなければ、自分の働く場所はここではない
と思うしかないと感じる。今の働き方で、夜勤が
22:30ごろ終わり、次の日が朝8:30から
働くというのが、人間らしいのか? と何年働いて
いても思う。勤務を組むのも上の人間で、上が
変わらないと、何も変わらないと、感じてしまう。

■今は自分1人の時間で自由に使えているが、これが
家族を持つとなると今のままでは全然時間にゆとりを
持つことができないと思った。

■話を聞けば、あたり前のことだが、若い職員を
ふくめて労働組合のそもそもを学習できたのは
よかった。

働き方改革関連法についてざっくりと

昨夜(8日)は、
全医労岡山地区協議会の執行委員会で前段学習会。

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「働き方改革関連法」について、
4月から施行になる部分の概略解説。

労働時間上限規制(大企業)、使用者の労働時間把握、
インターバル規制努力義務、
有休取得5日義務、高プロ、フレックスタイム3か月化。

質疑では職場の状況だしあい議論。
インターバル規制や有休5日義務化が
やはり関心が高いようです。
まあ、まともな労働組合がある職場では、
残業の上限規制うんぬんよりは、そちらのほうがやはり。

根本は労働組合の力で法律以上の条件を!

絶望している暇はない

統一地方選挙の前半、結果がでましたね。

岡山では県議選で3から2議席に後退。
岡山市議選挙は5議席維持、という結果。

全国的にも厳しい結果となったところが
多いようです。

とくに大阪は、という感じ。

今朝、ツイッターで、
日本の左派は深刻な課題をつきつけられている、
絶望している暇はない、
という言葉を目にしました。

今の自分の気持ちにピッタリかな。

生協労連パート部会幹事会の学習会

土曜日(6日)は、
サクッと期日前投票をすませたあと、名古屋に移動。

生協労連パート部会幹事会の学習会。
10人と少数精鋭の参加で、なんと13時から18時まで、
5時間みっちりの学習会。講師は私ひとり(笑)。

①労働組合のそもそも
②女性の人権とジェンダー
③チラシ・ニュースづくりの基礎と技術

という3つの講義と討論。
詰め込みすぎでしたが、みなさん熱心に学ばれていました。
さすが幹部のみなさん。

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写真はプロの仕事を参考にということで、
新聞の全面広告(ニュースづくりの技術講義)。

終了後は懇親会で美味しい料理とお酒。
ホテル部屋のテレビでサッカーみて、
よしSONGSの井上陽水まで見ようと思ってたら、
いつの間にか寝落ち…。おつかれ、自分。

お花見に行きました。いよいよ春ですな。

きのう(4日)は、
岡山の後楽園にお花見に行ってきました。

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桜は7分咲きほどでした。
あたたかな陽気のなか、
相方ご希望の焼き肉弁当をパクパクと!
(4人のうち相方だけビールごくごく)

いよいよ春です。

お出かけシーズン到来!

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石川での講演の感想文紹介

相方のことや介護のことをメインにお話した
石川民医連看護介護研究交流集会(3/3)の感想文が届きました。
そのままご紹介します。

■ALSの文献は、これまでにも読んだことはあっ
たがこれほど活き活きとした文献・講演は初めて。
きいていてとても楽しく面白く、そして行政に疑
問を持つ内容でした。

■看護介護の視点を患者・家族からの話しを通じ
て再度考えさせられたとても良い講演。自分の勉
強不足が身にしみました。民医連と政治的活動に
ついてわかつた。お話を聞いてとてもよくわかり
納得できました。

■利用者さんを切り身としてみず、生活背景を意
識し接していきたいと思う。

■今日の講演を聞いて自分が今まで行ってきたケ
アを振り返りハットすることが多くありました。
大学病院でのお話しでは、口調など何気ないとこ
ろで介助者が上で患者が下などの指摘されており
改めて自分が行っていたことを見直す聞きとなり
ました。無意識だからこそ本人や周りが注意する
ことが大切だとわかりました。また長久さんたち
は自分で調べて自ら可能か問うというアプローチ
をされていましたが本当にすごいと思いました。
そして改めて現在の社会サポートは、不親切でで
きることや使用できるものについて行政側からの
働きかけがないと感じました。「いわれていない
からいいや」と見逃されている方が大勢いるので
は、と思うことができました。ありがとうござい
ました。

■本人の意思を尊重し、生活ができることはとて
も素敵なことだと思います。ただ同じ病状症状を
持った方すべてができるわけではなく(制度や福
祉サービス・福祉用具などの知識不足などから)
すべての方になるのは、難しいことだと思いました。

■スカイリフト使ってみたいです。

■あらためて笑って死ねる病院読んでみます。

■民医連の考え、川の上流下流のお話でよくわか
りました。自分ももっと上流の問題解決に目を向
けるべきだと思いました。

■人権について考えさせられました。

■夫婦とは、もし自分ならその人が望む生活をし
ている患者さんは、どれくらいいるだろう。現実
的には、お金も時間もクリアしないと。そんな中
いいお話し聞けた。私も自分らしく生きたい。

■患者さんに応じて苦痛・不安を汲み取る看護師
目指したいと思える講演でした。

■長久さんは、仕事・介護されていてすばらしい。
介護をされているからこそ感じていることは、私
もその通りと思えることありました。当たり前、
仕方ないと思わず考えていきたいです。

■私も父を介護しながら仕事していました。スト
レスが半端なく長久さんのパワーにびっくりです。
現実の経験した人でないと介護の辛さは理解でき
ないと思います。経験者の話をたくさん聞いて皆
が少しでも心に留まることがあるといいと思います。

■介護のことから社会現状まで、とても分かりやす
かった。

■私も仕事で在宅ALSの患者様の訪問に行ったっこ
とあります。私は、決められた時間支援で済みます
が、家族の介護する負担を考えると本当に大変です。
家族が崩壊していくのも見ました。今回参加するま
で義務みたいに思っていたがやはり参加すると学び
があり来てよかった。

■自分の職場は、集団で問う力があるか、入居者様
のためにするか、しないかは私たち次第だと思った。

■奥様を相方と呼ぶことに感動です。

■SDHについても学んでいきたい。

■病気になったり障害を持つと引きこもってしまう
方が多いと思うのですが、旅行に行ったり、エイド
を改善しようという取り組まれた姿に感動しました。

■「人権の視点で支える」ことができればトイレに
行ける。当たり前なんだけど施設では在宅以上に支
える手がない。忘れてはいけないのについつい効率
を考えてしまう。効率というよりも他の人の平等か?
柳沢医師・松浦医師の感想もすごく輝きました。

■ALSの奥様を支えるために多職種の方があまりに
も多く関わっていることに驚きました。長い在宅生
活を続けていくためには、レスパイトの重要性を改
めて感じました。

■病棟にいると、その場のみの対応となりつつある
なと改めて感じました。講演の中で「溺れないよう
に」との言葉が特に気づかされました。

■看護師のため口・人を人として見ていない。他の
病院のこととは、思えません。石川民医連も今ここ
でもう一度綱領を振り返り次の世代に繋げていかね
ばと思います。

■民医連の存在意義・目指すものをわかりやすく学
ぶ機会だったと思います。民医連は、理想が高すぎ
ると職場で言われるがそのたび現実の対応も大切だ
が理想・理念がないとどんどん悪くなる。といつも
答えるようにしていることは、間違っていないと改
めて確信できたお話でした。全て申請主義の中での
利用者、患者の権利擁護ために、情報提供の大切さ
を改めて考えさせられました。

■民医連新聞に目を通すことがなく読んでいればよ
かったと思った。

■つい最近、民医連新聞でおむつの所を読んだとこ
ろでした。あの記事は本当にショックでした。上流
下流のお話は、よく分かりました。

■自分は入居者様の楽しみをしっかり把握している
のか考えさせられました。

■夫婦愛を感じました。

■民医連新聞読んでいたのでうれしかった。民医連
の人ですか?と思うほど民医連ポリシーがにじみ出
ている方で本人さん、相方さんの関係のすばらしさ
を感じることができました。“介護の分散”の考え方
がいいと思いました。

■看護をしていない看護師。突き刺さりました。

■民医連新聞の「ひめは今日も旅に出る」をいつも
読んで短いエッセイの中に一杯民医連の伝えたいこ
とが書いてある。きり抜きにしてとってあります。
そねさん以上に長久さんの話は、分かりやすく民医
連の看護の視点を相方のケースをとうして話しても
らえた事、良かったです。

■好きな旅をあきらめず、いろいろな工夫をされて
いてすごいですね。

■とても学びになった。また何回でもお話し聞きた
いと思いました。

■お二人の生きる姿に感動し多くの患者さんも勇気
づけられると思いました。改めて民医連の理念や存
在意義について職員ではない方から教えていただい
た感じです。人間の尊厳を大切にし、これからも医
療に関わっていかなければと思いました。

■病気で障害者となって初めて「使えない制度」「使
えるのに知らなかった制度」を知った事が印象的で
した。もっとたくさん学習していきたい。また自分
らしく生きるために必要な制度を使えるよう行政に
働きかけていかなければならないと思った。

■何気なく読んでいましたが今回、実際の話を聞け
大変良かったです。

■旅行中の体調不良時は、どうしているのか知りた
いです。言葉遣いに気を付けます。再度勉強しない
といけないと思いました。

■ALSと診断されてからも“自分らしく生きていくこ
と”をあきらめず、続けていく事は、私には想像でき
ないほど大変だと思う。経験者した方でしかわから
ない。社会、介護への思いをこれからも伝えていっ
てほしい。

■ALS、私は初めて聞いたのですが、40代で介護さ
れるということはどうなんだろうかと色々考えまし
た。移乗する機械があること初めて知りました。こ
れからも旅行に行ってほしい。