最近読み終えた本。
『いのちの格差を是正するー人権としての医療・介護保障めざす提言』
(全日本民主医療機関連合会、新日本出版社、2014年3月)
経済的な格差、貧困が、いのちの格差に。
全国の民医連事業所による実態・事例調査をもとにした提言。
事例の内容が読んでいて辛い。
健康を自己責任の角度から語っても、
何も生み出さない。
WHO(世界保健機関)は、1986年のオタワ憲章で、
健康づくりに欠かせない、健康の前提条件を8つ示している。
(1)平和 (2)住居 (3)教育 (4)食糧
(5)収入 (6)安定した環境 (7)持続可能な資源 (8)社会的公正と公平
健康の条件の第1が、平和、というのがすごいね。
安倍内閣は、これぜんぶ、掘り崩してます。
病む人が増える。これで医療費が抑制されるわけがない。
『神統記』(ヘシオドス著、廣川洋一訳、岩波文庫、1984年)
ギリシャ神話の原典中の原典。
カオスからガイア(大地)とウラノス(天)が生まれ・・・。
ゼウスが世界の統治者となるまでの神々の物語を語る。
ちょっと読みづらかったので、
最後は声を出し音読で読んでいった(笑)。