長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

学習会講師から医労連定期大会の傍聴へ

きょう(29日)の午前中は、
生協労組おかやまの執行委員会で「日本国憲法と労働組合」という学習会。
30分の講義と15分間のグループ感想交流。

労働組合の活動を根本で保証しているのは憲法。
人間らしさの目録としての基本的人権。
憲法の性格と構造。立憲主義について。
不断の努力の中身、憲法が私たちに求めていること、
労働組合の役割、など。

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みなさん意外に、新鮮な感じで憲法にふれたようす。
つまり、まだまだ憲法は読まれていないということでもあるかと(汗)。
とくに基本的人権について、身体化できていないように思う。
つまり憲法を自分のものさしにできているかどうか。
しかしこれは教育などの問題でもある。
だって教えられていないですからね。
人権のひとつひとつを獲得するために努力してきた
先人たちのたたかいを知れば、もっと深まると思う。

こういうグループ感想交流を必ず入れる学習会スタイル、
ぜひとも定着してほしい。


さて、学習会を終えて、つぎは岡山県医労連の第53回定期大会へ。
組織人員約4000人の組織。
しかし、医療・福祉・介護などで働く県内の労働者の
「分母」を考えれば、もっともっと大きくなってほしい。
今日は本売りと傍聴をかねて。

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県内で近年つくられた医労連加盟の3つの労働組合は、
経営側の攻撃などもあり、どこも活動に苦労しているようす。
なんとかふんばってほしいと思う。
労働組合がなければ、経営者と対等に交渉など不可能であり、
人権・権利より職場の「空気」が優先される。

学習運動には何ができるだろうか。