きのう(12日)の午後は、
ソワニエ看護専門学校の今年度12回目の授業。
夏休み前、最後。
ほどほどに勉強して、夏休みにしかできないことをやろう!
と最初に。
ぼくは旅ですけど。
授業は「社会と健康について」。
*自分の身体と健康はつながっているか
*WHOの健康の定義
*『社会と健康』(東京大学出版会)を読んで
*健康の社会的決定要因の視点について
*患者の疾病の背景にあるものに目を向ける。
*生活や労働。木も森もみる。
*ナイチンゲール看護の視点
*「政治とは大規模な医療にほかならない」
*社会へのたしかな認識を
*基本的人権の立場から社会をみる軸をもとう
てな流れでした。
以下、学生さんの感想いくつか。
■人権のことが良くわかった。自分自身でも考え
たいと思った。
■国の政策が直接個人の生活につながってきてい
ることが、話を聞いてとても実感できた。
■健康と社会がつながっているとは普段考えない
ですが、よく考えてみると切っても切れないもの
なんだなと気づきました。
■貧困な状況にある人ほど、他との関わりをもって、
助けてもらえる人をつくることが必要に思うので
すが、難しいのですね…。健康を維持する為には
いろいろ重要なことがありますが、結局は政治が
直接的に関わっていて、「政治、難しいし、自分
にはあまり関係ないことだなー」なんて無関心でい
ると、自分の健康さえ害してしまうんだな、と思い
ました。
■生活習慣は必ずしも個人の責任ではないというこ
とを学びました。
■人の職歴や環境のなかに病気の原因が隠れている
んだろうなーと思う。お金がないから病院に行け
ない!ってのは本当はあってはダメだと思う。
■私の主人も前の職場では1か月に1回しか休みがな
く、体調が悪くても病院にも行けませんでした。
どんどん不健康になり早死にするんじゃないかと
心配していました。心も体もボロボロでした。今は
その会社も辞めて健康に過ごしています。看護師に
なったときに社会的な背景も含めて支援していくこ
とが大事だと思いました。
■今まで貧困については何度も耳にしていたけど
実際にそれほどまでにひどい話だとは思ってなか
ったので驚いた。子どもの貧困と虫歯は関係があ
るときいていたけど本当にその通りなんだと思った。