最近読んだ本。
『文化と政治を結んで』(不破哲三、新日本出版社、2016年10月)
宮本百合子論、本と私の交流史、文学論、
水上勉さんとの交友、宗教者との懇談、
木下順二さんとの対話、益川敏英さんとの素粒子対談…。
政治家であると同時に
これだけの幅広さをもつことの超人ぶり。誰も真似できん。
『「死の医学」への序章』(柳田邦男、新潮文庫、1990年)
精神科医・西川喜作さんのガン闘病に伴走した著者が、
「死の医学」について考察したもの。
とてもいろいろなことを考えさせられた。
死に直面すると生の質が凝縮されていく。
さっそく西川医師の闘病記となる本も注文した。
『逝かない身体~ALS的日常を生きる』(川口有美子、医学書院、2009年)
著者の母がALS(筋萎縮性側索硬化症)に。
進行も早く、生活が変わり、
母のケアをめぐり日々揺れ動く気持ち。
人工呼吸器への考察が深まった。
10年ほど前の記録なので、社会資源の変化もあるだろう。