3日目(15日)のフィールドワークは伊江島。
平らな島で日本軍の飛行場がつくられたため沖縄戦では激戦地に。
戦後は米軍と伊江の農民との土地をめぐるたたかいがあった場所です。
本部港からフェリーで30分です。
まずは阿波根昌鴻さんがつくったヌチドゥタカラの家に。
謝花悦子さんから講話をうける。
10年ほど前にお話を聞いたときと変わらない、熱いお話でした。
その後、資料館を見学。
伊江島の歴史が生々しい資料から伝わってくる場所です。
つづいて、沖縄戦時、住民などの集団死が起きたアハシャガマへ。
そして伊江島のシンボルの城山(タッチュー)に。
頂上まで急勾配の階段を10分ほど登ると360度の展望が。
風が強かったですが、爽快です。
上の写真の奥、伊江島の西部、約3分の1はいまだに米軍基地です。
パラシュート降下訓練やハリアー戦闘機の離発着訓練が日常的に行われ、
オスプレイの訓練も頻繁に。伊江ベースも昨年建設されました。
負担軽減とは逆行の現実。
最後、バスで米軍の補助飛行場を走る。
戦中、日本軍がつくった飛行場を米軍が接収。
いまは整備されていないので日常的には使われてませんが、米軍の土地。
阿波根さんたちがつくった団結道場もバスから見学。
伊江島からもどり、名護で宮里そばに。そばに。みんなで沖縄そばをツルツル。
そして那覇空港から岡山空港に帰ってきました。
ハードな日程でしたが充実の3日間でした。
ゼミ生のみなさんも、沖縄のさまざまな歴史と顔にふれ、
五感で多くのことを吸収できたと思います。
これをどう次の1歩につなげていくか。
残り3回のゼミが大事です。
(おわり)