長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

月間全労連がCO特集

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『月刊 全労連』8月号(学習の友社)をざっと読み終えた。
特集タイトルは、「150万対話実践で運動の活性化へ」だが、
実質はコミュニティー・オーガナイジング特集である。

いまやっている労働組合たんけん隊講座オンラインでも、
ことあるごとにコミュニティー・オーガナイジングの運動論を紹介し、
私の経験や問題意識とともに伝えている。
8月号の実践報告などからも、さらに学んでいきたい。

さっぽろ青年ユニオン、更科ひかりさんの言葉を紹介したい。

「次世代の担い手育成は、どの組織にとっても課題だ。
労働組合の組織率低下が叫ばれて久しいが、全労連に
結集する労働組合のうちどのくらいの組織が、自組織
の若手オルグ・組合員に、実践的な学びとトレーニング
の場を保障できているだろうか。おそらくそうした
問題意識から、全労連もコミュニティー・オーガナイ
ジングの手法を取り入れたワークショップ『ゆにきゃん』
を各地で開催することにしたのだろう。怪しげな横文字
に警戒を覚える人も多いだろう(私もそのひとりだった)。
しかし変革のための組織である労働組合が、変化を
恐れてはならない。安心してトライ&エラーできる場が
あってはじめて、人は成長できる。エラーが許されるの
はトレーニングの場だけである。若手をどんどんトレー
ニングの場『ゆにきゃん』に送り出してほしい」

別論文22ページに「ゆにきゃん」のタイムテーブルが
掲載されている。セルフ語りの練習と関係構築、
戦略作りを丸1日でやる内容になっているようである。
参加者の感想も載っている。
「おおむね好評」とのことらしいので、さらなる改善点もありそうである。

さて、わが学習運動は、こうした労働組合の変化、
危機感を、どれだけ受けとめているだろうか。

学習運動も、変わらなければならない。