長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

連帯とは、思いの共有・響き合い

今夜(23日)は、
生協労組おかやまパート部会の執行委員会でオンライン講師。
会議前半は、県労連の春闘集会に参加された仲間の発言内容をみなで共有。

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生活の切実さ。4人の子どもを育てながら、
生協と某ハンバーガー店でダブルワークの日々。
夫婦で働いても余裕ない暮らし。
子どもは奨学金という名の借金を背負い、アルバイトせざるをえない状況。
習いごともさせられなかった。
コロナ禍のなかでも、配送を担った労働者としての誇り。
そんな仕事に対して賃金が低すぎる憤り。
月に1回ぐらいは外食もしたい、
年に1回ぐらいは旅行もしたい、これはわがままなのでしょうか? と。
最低賃金が低すぎる現実。
家族や組合員さんへのあたたかい思いも語られ、
とても共感できる、心に響く内容でした。
働いても働いても何かを我慢せざるを得ない生活。
労働組合で変える決意が語られました。

その発言を聞いて、仲間のみなさんも、
「子育て期間中は私もダブルワークしていた」
「今回の理事会の回答はやはり不十分だと改めて感じた」
など響き合いが。
連帯とは、思いの共有・響き合いなのだと感じる時間でした。

私からは、「労働組合法を学ぶ」というテーマで30分の講義。
労組法の成り立ち、労組法の目的、労働組合の定義、
不当労働行為について、ストライキ、労働協約など。
みなさん慣れない法律文章にも関わらず、
じぶんのことと引きつけて感想を語られていて素晴らしい。

こちらがいつも学ばされる会議です。