長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「伸びしろばかり、だと信じて」

今日(26日)午後は、岡山県学習協主催の
「人と人をつなぐ 文章教室オンライン」。
土曜日の午後、
3時間の学習会というハードルを乗り越え(笑)、72名の方が参加。
みなさんの「学びたい熱」が伝播しあう時間になりました。

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活動における言葉の役割、書き言葉の効用、
文章を書く姿勢、伝わる文章のための基本技術。
さらにチラシ・ニュースにおける文章、「灯の言葉」を綴るために、
という流れでしゃべりまくり!
途中「練習問題」をいくつか入れましたが、リアルではないため、
やや中途半端に終わった感あり…。

みなさんの受講動機や学習会の感想をかみしめながら聞きました。
この分野での学びが圧倒的に足りていません。
みなさん自己流、見よう見まねで、発信をがんばっている。
ほんの少しの技術があれば、格段に伝わりやすくなります。
今後も、こうした場をつくっていく必要性を強く感じました。

以下、届いた感想を紹介します。
現場の声にふれられます。ぜひお読みください。
今日は頭がどうしても添削モード。
届いた感想、内容そのままで、文章は最小限の添削を加えています(笑)

■キャッチなチラシとキャッチなニュースを作るぞ! と、わくわくしてきました。これだけ具体的に伺えば、できてないことがたくさんあるので、きっと私にも伸びしろばかりだと信じてみます。

■長久さんが「練習」と繰り返し言っていたことが、印象に残りました。これから、一般の新聞を読む際に、見出しの言葉、書き出しの一文、一文の文字数、小見出し、書き出しから最重要点の押し出しの流れなど、より意識してみていきたいと思いました。みなさんの感想や質問も刺激になりました。ありがとうございました。

■講義で一番印象に残ったのは、自分が発信しなければ「なかったこと」になることです。毎回ニュースを作るのは大変だけど、発信しなければ、自分たちの行動が「なかったこと」になるのが悔しいと思いました。ニュースを作ってもだれも真剣に読んでないだろうと思っていることもニュース作りから足が遠のいていた理由でもあります。みなに読んでもらえるよう、自分たちの活動を「なかったこと」にしないよう、工夫を凝らしたニュース作りをしていきたいと思いました。

■内容が濃く、丁寧なレジュメを本当にありがとうございました。長久さんの書かれるものが好きで、どう書かれているのか知りたくて参加しました。お話の感想でも言いましたように、広告を作る機会が多いですが、「省略」というのはかなり課題になります。特にわたしは冊子の広告を作るので、見出しが長いとそれをさらに短くするという作業で葛藤があります。見出しに言いたいことを思いっきりこめたいという筆者の心理もあると思います。だがしかし!宣伝のときに短くするのではなく、書籍や雑誌になる前にタイトルや見出しをシンプルにキャッチーにしてほしい!!!という主張を合理的に理論的にできるようになる力を、本日は得ました。とはいってもわたくしはアルバイトなのでそんな主張する場面はほとんどないですけどねー ヽ(=´▽`=)ノ こういう学びはどこで発揮するのかわかりませんが、いつか私自身の力になっていくと信じて学び続けていきたいです。Zoomでの講義のススメ方なども勉強になりました。ありがとうございました。

■「相手はあなたの文章を読みたいとおもっていない」というのは、その通りだとおもっています。ニュースも、中身なんてほとんど読まれてない、だから見出しだけでも、というつもりで発行しています。しかしその見出しが今日ダメ出しされていたのと同じで「○○大会〇人参加」といった具合ですので、どこまで届いているか・・・ですね。毎回悩みながらのニュースづくりです。話すのも同様、何が言いたいか話しながら自分でもわからなくなってしまいます。しかし、これは「技術」と力強い言葉をいただきましたので、それを信じて、練習(実践)していきます。

■今回の文章教室も大変楽しかったです、ありがとうございました。長久さんが講義の中で、「見出しを考えるのは好き」と言われていたのには納得。これまで“労働組合たんけん隊”、“60分de名著”、どちらも一見しただけで参加を決めました。今回の人と人をつなぐ文章教室も。毎回感じますが、全国の人と、時を同じくしてつながり様々な意見が聞けて、とっても充実感のある講義、ありがとうございます。そしてどの講義にも通じる、“誰でも最初は初心者、訓練・努力次第で達人!?になれる”という言葉に背中を押され、今後も周りの人とつながり日々過ごしていきたいです。

■本日は文書教室のご講義ありがとうございました。文書を書く上で基本的な考え方を学ぶことが出来ました。学んだことを職場と組合に持ち帰り、多くの人に広めさせていただきます。今回の講義で一番印象的だったのは「私たちが発信しなければ、『なかった』『起きていない』ことになる」ということです。労働組合の活動にも言えることですが、言葉にして発信していかなければ改善につながることはありません。現場にいる私たちが声を上げ続けることの重要性を再確認することが出来ました。今後の講義には労働組合の仲間にも参加を呼び掛けていきたいと思います。本日はお世話になりました。またご縁がありましたらよろしくお願いします。ありがとうございました。

■本日の「文章教室」、たいへん勉強になりました。ありがとうございました。私は労働組合の書記次長で専従です。よくニュース作りをしますが、文章や見出しにはいつも悩まされていましたので、今日学んだことを役立たせたいと思います。講義の中で強く感じた点としては、伝えたい強い思いや「こうしていきたい!」強い思い(気持ち)をもって取り組むことが、いい文章や見出しにつながるのかなという点です。また、「一度書いたらそこからがスタート」という点も、今後の改善点と感じました。様々な技法について、今後トレーニングを重ねてレベルアップしていきたいと思います。本日は、たいへんありがとうございました。

■本日の文章教室、ありがとうございました。感想を書くことは、学んだことを自分の中に定着させるという大切な役割があるという言葉が心にしみました。また、これまで、キャッチーな言葉を生み出せないのは「センス」がないからだと思い込んでいました。長久さんのアドバイスを受け、今後は意識してまわりの「ことば」に目を向けたいと思います。本日の講座を受けて、これまで私が書いていた感想は、思うままに書いていたので、とても読みづらかったのではないかと反省しました。読み手を想像しながら文章を考えるという大切なことを再認識させてもらえたことも収穫です。ありがとうございました。

■今回も大変勉強になりました。今までなんと自己満足、上から目線の組合ビラを書いてきたか、思い知らされました。(冷汗) いかに相手のこころを引き付けるか! もちろん方法論として、レイアウト、構成、短い文章などはとても大事ですが、何を一番伝えたいのか、それを自分の言葉に置き換えて言語化することが重要なのだと思いました。今後も書く習慣づけとトレーニング、新しい言葉を使う努力・探求を続けていきたいと思います。”さくら”のBGMにはじまった本日の文章教室、あっという間のとっても貴重な楽しい3時間でした。ありがとうございました。  

■本日の講義大変ありがとうございました。ダメ出しの実例もあり分かりやすかったです。労組活動の見える化で、ニュースやチラシはとても重要です。私は、作成の際に意識している点が幾つかあります。特に職場では、労組ニュースやチラシは読まれることが少ない、労組に関心がない、を前提とし、いかに読んでもらうかを考えています。労組ニュースは職場の休憩室で多くの書類の中に埋もれています。読み手は医療従事者です。まともな休憩時間も取れないなか、昼食をかきこんでモグモグしながら、目は労組ニュースに誘導できるようにしなければなりません。見出しで惹きつけ文字も大きく、ここだけでも読んで欲しいというところは、吹き出しやカラーで強調します。女性が多い職場なので、挿絵は季節の花にしています。少しでも読み手のストレスを軽減できるように駆使しています。しかし、専従のいない執行部に仕事のあとの労組ニュース作成は負担が大きく、簡潔な内容でも発行を優先になっています。発行するだけまだまし。労組ニュースの構成もパターン化すると、作り手は楽かな? 今後、身近にあるニュースやチラシなどを参考にしていきたいです。

■いろんな意味でドキドキしながら、全く飽きない3時間の受講となりました。ありがとうございました。私は、労働組合の教宣局で、機関紙、ニュース、チラシなどを日常的に作っています。なにを作るにしても、生みの苦しみです。どうしても前回や前年踏襲がベースとなっている現状です。まさに読む側にとっては、毎回似たような読みたくない誌面となっているでしょう。今日のNG例にもでていまいたが、労働組合の「方針」はどこも膨大だと思います。大会前の新聞には方針をほぼ全文掲載します。気持ちでは「これって現場の人たち読むのかな。自分なら絶対読まないな」と思う一方で、教宣としては伝えなければならず悩ましいです。悩みながらも新聞やチラシ作りは案外好きです。せっかくお金もかけて発行するものなら楽しく読んでもらえるよう、講座でいただいたヒントを参考に、踏襲からの脱却のために、先ずは語彙力のない自分改良から始めたいです。本日はありがとうございました。