労働組合たんけん隊講座オンラインの第1講義「私がもっているもの、もっていないもの~労働者とは」(5月14日&22日)に寄せられた感想・声をご紹介します。分量あります…!
■大変面白い講座でした。これからも楽しみです。ご紹介の本もぜひ読んでみたいと思います。コロナ禍でどこにも旅行できない分、全国の皆さんと繋がって(旅する気分で)学習できるのが面白いです。
■第1回目から濃い講座内容、ありがとうございました。皆さんの感想も勉強になります(^^♪
■労働力を発揮できない人は役立たず?の商業的優生思想という言葉を初めて聞きました。同じ職場の長時間労働をしている職員とそうでない職員との間で分断が有るように感じる。職場は問題が山積みですが、今日の講義を聞いて元気になりました。私もゼネスト経験したいとおもいました。ありがとうございました。
■貴重な講義ありがとうございました。次回も楽しみにしています。
■労働者の尊厳を守るには、連帯という生き方、そして労働組合が必要は、いいですね。共に頑張りましょう。
■講義ありがとうございました。労働について学べた感が得ることができました。
■ありがとうございました。心に刺さる内容がたくさんありました。
■とても勉強になりました。ありがとうございました。
■とても学ばせていただきました。夏期闘争や組織拡大につなげたいと思います。
■ケア労働の価値が貶められていることが労働になった介護の低賃金になっていると確信になりました。
■いつの間にか労働力をひとまとめに売り払っていないか?気が付かないうちによかれと思って自由人でなく奴隷になっているのではないか、そういう人が多いのではないかと改めて思いました。
■「富の配分は使用者の手にあることに納得、使用者の人格や性格にもかなり影響されるのではないか。やはり労働組合の組織化、交渉力が問われる」「消費税10%のときにゼネストやるべきだったね。。。」「労働組合がバリケードであることに確信を持てた」
■第1回面白かったです。「労働力」を売るという感覚を久々に思い返しました。売るのは自分の「働く力」であって自分自身や人格は売っていない。自分の労働力をいつも自分の所有物、自分自身の商品として取り扱わなければならない。また、資本は労働力の寿命を問題にしない。改めて、連帯する労働組合の大切さを実感しました。
■組合活動に関わり出した若かり時に学んだ資本論を思い返す機会となりました。労働力が再生産出来る働き方、いのちを大事にする働き方を求めていきたいと思いました。その為にも、命と生活、尊厳を守るバリケードとして労働組合の役割は大きいと感じました。
■経営者からすれば“労働力”は維持できるけど、私たち一人一人の“労働力”は日々の生産とメンテナンス(食べること寝ること)が必要です。私たちは働くために生きているのではなく、幸せに生きるために労働力を提供して働いている。命を削っている。安売りはできない。何度も何度も受けた学習ですが、全国との繋がりを感じて鼓舞されました。
■書記長1年目で、組合の見える化を意識して活動していますが、なかなか脱退も多く苦慮してます。しかし今日の学習会で、改めてストライキが出来る組合を目指すべきだし、目指したいと思いました。全国とつながり、元気をもらえました。引き続きよろしくお願いします。
■三の「私がもっているもの」は、「相手がほしいもの」のところで、労働者のもっている労働力は、使用者がほしいもの。みんなが一斉に「売らない」(ストライキ)と言ったら、使用者は困る。使用者が困ることすればパワーバランスを変えられる。文章にしてしまえば当たり前のことですが、言葉として聞くことによって「確かにそうだ!」と凄く納得することができました。1つ聴いていて分からなかったことがありました。P5の「ケア」についてです。静岡の方が感想で言っていましたが、ケアとは「家事」のことを指すのでしょうか。第2回目も期待しています。本日、労組についての講習を受けるのが初めての方が参加し、「凄く分かり易かったので次回も参加します」と言ってくれました。
■先週、長久先生の講義を聞いた役員さんが夏季一時金要求アンケートの討論を行う執行委員会で「私、ストライキがしたいです」と元気よく発言しました。コロナ禍で医療現場どんどん労働条件が厳しくなり、深刻さが増すばかりでどうしようもない状況を変えたいという気持ちと、長久さんの「労組たんけん隊第1講義」の内容がリンクしたのだと、今日のお話を聞いて結び付きました。
■「あすもまた、力と健康との同じ条件のもとで同じ過程を繰り返すことができなければならない」ために労働組合が発揮できることがあるのでは、とあらためて感じました。
■1回目講義のヒットは「違いは目に見えやすい。共通点は学ばないとみえづらい」。私たちの組合でも、正規とパートの雇用の違い、宅配と福祉の業態の違いがあります。その違いが労組内での意見対立を生むことがあります。しかし、「同じ労働者」として連帯して団結するためには、やはり学びが必要。「労働と労働力の違い」という基本も含めた学習を、すべての労働者がしないと私たち自身が弱くなり、傷つけあいます。もうひとつ「労働力の使用は生命力の支出」「唯一の売り物であり、安売りしない」「長持ちさせるメンテナンスが必要」。私自身も「労組専従としての労働力の再生産」が必要です。自分自身を「ダメ人間。組織を後退させた責任は私にある」と思い込み、具体的な戦略をもてないまま焦り、精神的に消耗して、再生産ができていません。私自身の命と健康を大事にしなければ。そのための学びが必要ですね。
■オンラインとは言え、久々に長久先生の講義をリアルに聞けて嬉しかったです。生活の賃金依存率が高いのは社会保障の脆弱な状態が背景にあるあたりは、今のこのコロナ禍でまさに浮き彫りになり、実感したところです。ストライキの話も、2017年に半日ストライキを10数年ぶりに打ちました。タイムカードは押さない、労働力は売らないとき決めたあの日長久先生の著書の一文が、私の頭をよぎりました。講義を受けながら、あの日の辛かった時間を思い出しました。次回も楽しみにしています。
■私がもっているもの、もっていないものという題が面白いなと思いましたが、共通してもっているものといえば労働力なんだなと思いました。労働者として労働力を売ることについて、残業をすることは、人間らしい生活のためのくつろぐ時間をけずることだということ。毎日元気に労働力を持って出勤するために、労働力エネルギーを満タンにするメンテナンスが必要だと「力尽きレシピ」のという本を紹介いただきましたが、とてもわかりやすい例えでよくわかりました。ストライキの意味と力についてもあらためて認識できました。労働者と使用者の圧倒的な立場の違いについて使用者にとって労働者の命は“ひとつではない”AがだめならBがいる。という言葉にあらわされていると、昨年、東京女子医大病院の看護師が夏のボーナスが出ないといわれ何百人もやめるといった時、経営者が「またやとえばいい」といったことを思い出しました。労働者よ、団結せよ! です。
■「私がもっているもの」って、資格とか得意なこととか、かと思ったら実際に持っている物でした。ですが、自分の労働力を売り込むためにはそのような資格等が大切だと思います。昔、仕事をさがしている時、車の免許がないことで、いくつかの面接で落とされました。労働力+αがないとなかなか良い賃金を得られない、そして仕事を得ても、自分の健康と命を削って働かなければならない、生きるこという事は本当に大変だと改めて思いました。
■分かっているように思っていても、講義の中で改めて考えが深まったことがいろいろあった。労働力の中には「精神的エネルギー」も含まれているということで、使用者は仕事の中でも労働者の生活の中でも、働く人のこころを守らなければいけないということを、もっと自覚すべきだと思った。労働時間が長く内容もハードだと、まず身体を休める時間もないし、自分を“再生産”するには「くつろぐ」時間が一定ないと頭も心も休まらずストレスがたまっていくというのは、自分自身が実感したことでもある。社会保障が貧弱だから生活における賃金依存率が高いというのは、すごくはっとした。まさに“自己責任”だと思う。そういうところが、商業的優生思想につながっていくのだと思った。今、パートで週4日働いている私は、使用者の目から見たら「“1人前”ではなく、“4/5人間”?」と考えたりした。イタリアのゼネラルストライキに感動した。他の労組員の人にも、「ストライキとはそもそもどういうものなのか?」ということを知ってほしいと思った。ヨーロッパは、イタリアに他のヨーロッパ諸国も連帯していてすごい。分断ばかりが目についてしまうことが多いが、こういうことを知ると元気がでる。今回のオンラインも、全国からたくさんの人が参加していて、連帯ですね。
■私たちは、あまりまえに働いて賃金をもらっているが、労働力の安売り…。考えさせられました。毎日、エネルギーを大切に使っていきたいと思いました。使用者がほしいもの、労働力をみんなが一斉に「売らない」ストライキなど、パワーバランスが大切なんだなあーと思いました。家でのくつろぐ時間をつくり、長く働けるようにがんばりたいと思います。
■初めての「労働組合たんけん隊講座オンライン」に参加しました。沖縄県労連も、この講座に注目しています。とても勉強になりました。労働者の尊厳を守るには、連帯という生き方、そして労働組合が必要という点が、とても心にひびきました。
■今回は講座に参加させていただき、ありがとうございました。「自分の労働力を大事にしないといけない」と思いました。健康で働きつづけるために、労働力の安売りをせず、再生産できる働き方をしていかないといけないです。次回も楽しみにしています。
■1時間あっという間に終わりました。労働者とは、お金をもらうために、労働力を売っていると言われ、安売りになってはいけないため労働組合の活動があると思います。資本主義で富の再分配が滞ること、労働者をザツにあつかわないように、1人1人大切な労働者をやめさせないように、使用者には人件費を十分に労働者に払ってほしいと思った。人が少なくて仕事が忙しいと生活もままならないと思いました。
■“労働力を売る”という話、納得しました。そのために自身のエネルギーを再生させるということに責任も感じました。だからこそ一生懸命労働力を売りつつ、再生する時間を確保できるよう労働組合の働きを通して闘っていくことも必要だと思いました。これからの講座も楽しみです。
■労働組合活動を学習するってどんなんだろう? と思っていたが、今日意味がわかった。労使関係も、労働力を売っていると考えたことがなかったので、新鮮。きちんと働かないと健康をも売っていることになる。組織の中にとどまらず、社会全体においても、労働をきちんと認められ、評価されるべきものなのだと改めて感じました。全国各地の方が参加されてて、新鮮だった。学生時代に、もっと自分の意見を言える環境を作ったり学ぶべきだと思った。「何かおかしい」と思いながら生きてるような気がする。気づいたときには、言う気を失ってる状態。コロナ禍でも、浮き彫りになったのではないかと思う。今日は、よい学びになりました。ありがとうございました。
■マルクスの「資本論」が多く引用されていたが、昔の著書にもかかわらず、現在の社会でも、本質を捉えていると感じた。資本論を学び深めることと、現在の情勢や社会のあり方などを分析し、労働者のたたかいをさらに発展させていくことが大切だと思った。
■私がもっているものは、相手がほしいもの。生産手段を持つ使用者(資本家)と、労働力を持つ労働者のパワーバランスが理解できた。
■労働とは、労働力とは、賃金とは。今までいく度となく学習する機会がありましたが、今日の講義はたいへんわかりやすかった。特にマルクス等のむずかしい言葉とリンクし、資本論の内容も理解しやすかった。専業主婦の労働(ケア)が、賃金として換算されることが多々あるが、今日の講義で労働の再生産のうえで必要であるという観点から理解することができた。労働組合の役割が良くわかった(人に説明できるレベルに理解できた)。
■私は「給料は働いた報奨」「働くもの食うべからず」が前提の世界に生きていると思っていました。しかし今回の講義の蓋を開けてみれば、初っ端から今まで感じていた労働の概念を覆され驚きました。私たちは労働によって自分の価値を示しているのではなく、労働力という元々価値あるものを労働という形で発揮しており、その確保のために使用者から賃金等々の労働条件を調えられているのだということがわかりました。だれもがみな自分が持っているエネルギー(=命)を切り売りしているのだから、自分の生活・命や労働力の質を守り、ひいては患者さんの健康を守るための労働条件を組合員みんなで団結して勝ち取っていかねばならないと感じました。
■お忙しい中でご講演していただきありがとうございました。 以前に講演に参加していまして、今回は改めて「労働」に対しての考え方を学べてとても面白かったです。なかでも、イタリアのゼネラルストライキ、イタリアの労働者はスゴいですね。当時は働き出して間もない頃だったので、あの記事はとても印象的でした。 その頃と比べてみると、労働条件やハラスメントに対する扱いなど、ここ15年程で良い点も悪い点もかなり変化していると感じています。このような講演にネット環境下ではありますが、誰でも参加できる環境はとても良く、そして羨ましく思いました。 また機会があれば是非参加したいと思っていますので、よろしくお願いします。
■労働力を売る等、労働、労働者とはどういう事か分かりやすかったです。組合の存在意義にも繋がる話で、今度も参加したいです思います。
■労働者の生活、命を守るために活動しているとあらためて認識することができた。 これからの講義を通じて組合とは何か、組合の活動する意味を自分なりに見つけていければと思います。
■講座お疲れ様でした。 今まで働くのが当たり前で働いたから給料がもらえる。と考えていたので、労働について考えたことはなかったです。今回のお話を聞いて、前組合長が、時間外の未請求は自分を安売りしている、といっていた意味が、すとんと入ってきました。 生活の図もみながらの説明では、時間外労働が発生する事によって、くつろぎ時間や睡眠が削られることによって、精神的・身体的エネルギーの回復がままならなくなること。それ自体が労働力安売り、命の安売りである。とてもよくわかりました。 ストライキについては、少数の組合員で看護の現場で行なうにはむずかしい(生命に関わる患者がいる、ストライキ中は、組合員以外に負担が行く、忙しくなる、組合員と非組合員の人間関係が悪くなる可能性があるなど考えてしまう)ですが、社会に訴える活動として重要であり効果的であるということは理解できました。 とても参考になる講義で、楽しく講義を受けることができました。 組合の勧誘や組合ってなにと聞かれたときに、長久先生の言葉を借り、わかりやすく説明して行きたいと思います!次の講義も楽しみにしています。講義ありがとうございました。