長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

バタバタのなかに、キラリ。

きのう(29日)も1日バタバタ。
早朝から仕事して、10時半~12時までオンラインで会議。
13時半から岡山医療生協平和環境委員会で
「ヒロシマ・ナガサキ 被爆の実相」の30分ミニ講義。

15時からはソワニエ看護専門学校で今年度14回目の授業。
「ALSのこと、介護のこと」というテーマで相方の話をさせていただきました。
夜は岡山市職労の執行委員会で『学習の友』を使った15分学習会。
終わってすぐに寝ました(笑)。

相方が病気になってから、ソワニエの授業では毎年相方の
話をさせてもらっていて、きのうも見送りシーンの話から入り、
ALSのこと、病気の進行、大学病院での経験、病気の受けとめ、
相方が妥協しなかったこと、介護生活のこと、旅のことなど、
丁寧に、思い出しながら話をしました。

『ひめは今日も旅に出る』の宣伝もしたら、終了後3人の学生さんが
「読みたいです」と購入☆ 嬉しいです。何人かの学生さんの感想を紹介します。

■病気だからと好きなことや、やりたいことを諦めず
生きていた相方さんは、「病気だからできない」などの
風潮に流されず自分らしくてすごいと思いました。
まわりの方々もその意志を尊重して支えていたことが
素晴らしいと思いました。

■長久先生のひめの話を聞いて、私の将来の看護師像と
照らし合わせて熟考させられた。

■長久先生が介護をしていた4年10カ月は「とても良い
時間だった」と言われていたのがすごいと思った。この
世の中、介護疲れで殺してしまう方もいるくらいなのに…。
私も将来、親の介護をする日がくるかもしれない。
先生の言葉を胸にきざんでおこうと思った。

■闘病中だからって何もできないわけじゃない。体が
動かなくたって、言葉を話せなくても、1人の人間であり、
できることはあると思います。私も看護師になった際、
実習の際に闘病中の方と出会うかもしれないのでその際に
闘病中だからといって特別扱いではなく、何か一緒に
できることを考えて少しでも、この人でよかったと思って
もらえるようになりたいです。

■私の母はALSといった病気ではないけど、年々腰や
足の痛みが増して歩ける範囲や距離、時間が減っていて、
今回の『行けるときに行っとこうツアー』のことを聞いて、
私の母ともそういった旅行の計画してみたいと思いました。

■今日は貴重なお話をありがとうございました。
そねともこ氏の人としての強さや、決して妥協しない姿勢に
敬意の念にうたれました。言いにくいことを言うのは、
決してわがままではなく、むしろ周りの方に対する優しさ
だったり思いやりであると思う。介護者からしてみると、
相手が遠慮をしていたり何を考えているのか分からない
ほうが辛いものである。そね氏の想いが書かれたエッセイを
ぜひ読んでみたいです。