長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

憲法講座はじまる!感動広がった1回目

昨夜は全5回のオンライン「憲法講座~信託と希求を背負って~」の
1回目金曜回でした(まだ申込み間に合います!)。
リアルタイムで約30名が参加。
感想交流では口々に学んだことの感動を伝えあう、
余韻残る素敵な時間でした。

きのうのテーマは「こめられた希求-日本国憲法の制定過程」でした。
日本国憲法の背負っているもの(戦争と人権侵害の歴史)、
憲法の制定過程はどのようなものだったのか、
ベアテ・シロタさんのたたかい、
9条の「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」が
日本の国会議員によって挿入されたことやその意味について。

最後は、この憲法のバトンを受け取って
リレーランナーとして生きる人を広げよう、という話を。
レジュメには入れてなった奥平康弘さんの
「日本国憲法は世代を超えた共同プロジェクト」の言葉も(写真)、

多くのみなさんの心をつかんだようです。お2人の方の感想を紹介します。


■戦争の歴史からできた憲法であることを忘れては
いけないなと痛感しました。そしてその戦争は、
日本という国が加害者であったということも忘れて
はいけないと…伝えていかなければいけないと改めて
考えています。加害者であった国、その国で戦争の
渦に巻き込まれた国民。その結果できた憲法。もう
2度と人権を侵害させない決意。でもそれは信託され
ているもの。気を抜けばまた、侵害される。戦争を
2度としないと国際平和を希求した憲法。でも戦争
する国への変貌を狙う勢力が虎視眈々と狙っている。
まだまだ…完成していない「憲法は未完のプロジェクト」
の憲法。私たちがこの憲法の持っている力と魅力を
最大限生かし、プロジェクトとして継続していかな
ければいけないと感じました。

■今日も素敵な講座、ありがとうございました。
日本国憲法に親近感を感じました。日本国憲法が
できる前の恐ろしい歴史、そこから生まれてきた
ことや憲法をつくるのに携わった人たちの苦労や
熱い思いを聞いてとても感動しました。(いつの
時代も…日本政府のダメさ具合も腹立たしいです。)
ベアテ・シロタさんが素敵すぎます!!!!本当に、
彼女がいたからこそ、今、日本で女性の人権がある
と感じます。(まだまだ足りないところもありますが…)
憲法ができる前の日本人女性の人権が無さ過ぎて、
恐ろしくて悔しくなってきます。その状況を見て、
肌で感じていたシロタさんが、熱い思いで日本人女性
のために頑張ってくれたのは本当に感謝でいっぱい
になりました。レジュメに「先人たちからのバトンを
受け取り、実践するランナーを広げよう」とありまし
たが、本当にその通りで…「日本国憲法があるから
大丈夫」と思うのではなくて、憲法を学んで、理解して、
行動したり、国に守らせようと声を上げたりして、、、
そういう人をどんどん増やして、憲法を活かした社会
にしていくのが、今生きている我々がすべきことだと
感じました。また、そういう社会を子どもたちに手渡
していきたいです。