長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人権感覚は、訓練し磨きつづけることが大事だなと

昨夜(14日)は、生協労組おかやま倉敷支部の
執行委員会の前段学習会講師に。コープ店舗のなかの
和室の会議室で行われました。

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基本的な「労働者と労働組合のそもそも」のお話。
30分なので、ポイントしぼりながら、
つかんでほしい点を強調しましたが、感想交流を聞いてると、
午前中の新専従教室での学習会の「人権感覚」の議論が
まさにこの場にも、という印象でした。

人権ってむずかしい。目にみえないし。
自分の尊厳や自分の生活・人生はかけがえのないものだという自覚。
だから不当なことには「おかしい」というし、
生活に直結する労働条件にこだわる。
1度きりの人生だから。働きやすい職場をつくりたいから。

でも、人間って環境に「慣らされる」。適応力高いです。
「人間らしさ」のハードルって、どこまでも下がります。
自分が大事、自分の生活が大事という感覚も、
そうでない「ものの見方」に支配されている
環境に置かれると簡単にすり減ります。
あきらめて環境に従順に適応するほうがある意味疲れませんし。

民主主義もそうなんだけど、どれだけ訓練の機会があるか、
磨く場所、自分の感覚のメンテナンスをする場所があるか。
ともにそれを点検しあう仲間がいるかどうか。

繰返し、地道に、集まって、
高まりあいの関係をつくっていくしかない。
学習もいれながら、人権感覚を育てあい、
「それっておかしいです」と自信をもって言える
仲間を増やしていきたいです。

新専従教室の3回目 「人権感覚」を議論しながら

きょう(14日)午前中は、生協労組おかやまへ。
新専従教室の3回目。

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前回に引き続き憲法でしたが、人権とはなにか、
人権感覚をどう育て磨いていくか、職場の仲間のものの見方、
「おかしい」と気づきさらに声をあげる難しさ、
労働組合としてどうそこを取り組んでいくか、
など、掘り下げて討論しました。

討論しながらの学習って、大事ですね。
なかなか一筋縄ではいかない「人権感覚」というものですが、
こうして地道に議論することが必要ですね。

民主青年同盟 高知の学生合宿で講師の誕生日でした。

きのう(13日)は、早朝から高知へ移動。
民青同盟高知の学生合宿2日目での講師でした。
「科学的社会主義とは」というテーマで
3時間かけてダダダと語りました。(討論時間たっぷりあり)

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なんか自己紹介からめっちゃ楽しくて、
おもしろいメンバーが高知そろってるなとヨロコビでした。

科学的社会主義の本格的な学習自体が初めてという
学生さんもいて、講師をするほうもスリリングでした。
でもだいたい分かってくれたようで、嬉し。

9時~14時まで、たっぷりと、ガツガツ学んでいきました。
その後、またとんぼ帰りで岡山に戻り、
42歳の誕生日を相方と居酒屋でイッパイやりながら祝いました。
よい1日でした。


以下、講義最初の部分のレジュメを紹介します。


一。科学的社会主義とは(とりあえずザックリと大枠をおさえる)
 
1。「科学的」「社会主義」とは?
  ◇社会主義ってそもそも?
   *社会主義の思想はいつ生まれたのか。それはなぜか。
   *多くの社会主義思想は、さまざまな学ぶべき点をもちながらも、
    「こういう社会を目指すべき」という「理念」が先行していた。
  ◇マルクス(1818~1883)とエンゲルス(1820~1895)が
   打ち立てた「変革の仕方」
   *資本主義の徹底した、根本的な分析。
    (利潤第一主義となる矛盾の根本を解明)
   *誰が次の社会をつくりだす担い手になるのか、どんな方法や
    道すじとなるのか。
   *未来社会に受けつぐべきものは何か(資本主義の肯定的否定)。
    未来社会の特徴とは。

     「マルクスは、資本主義の矛盾を本当に深く研究しましたが、
     半面、マルクスほど、資本主義のよい面、人類の歴史の上で
     の前進的な役割を詳しく明らかにした人もいないのです」
       (不破哲三『21世紀と「科学の目」』新日本出版社)

     「社会主義・共産主義の日本では、民主主義と自由の成果を
     はじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、受けつが
     れ、いっそう発展させられる」(日本共産党綱領第五章)

 2。科学的社会主義の理論のおおまかな柱
  ◇哲学―どのように社会や人間を見ていくのかの「ものさし」。
   唯物論・弁証法・史的唯物論。
  ◇経済学―資本主義社会の仕組みと運動法則、その歴史の解明。
   マルクスの大著『資本論』。
  ◇階級闘争論(社会変革の理論)―社会変革の方法、道筋、担い手。
   多数者による変革。
  ◇未来社会論―資本主義を乗り越えるための方法。次の社会の特徴とは。

 3。科学的社会主義は、私たちに対する厳しい要求をもつ

     「哲学者たちは、世界をいろいろに解釈してきただけである。
     しかし、大切なことは、それを変えることである」
         (マルクス『フォイエルバッハにかんするテーゼ』)

  ◇変革者になることを私たちに求めている理論
   *「万国の労働者よ、団結せよ!」(『共産党宣言』)
   *環境に順応することも必要だが、そこに問いをもち、変化の
    可能性を考える。そして実践していく。仲間を広げることが
    不可欠(これが一番むずかしい)。
   *やみくもにがんばるのではなく、科学的理論を貪欲に学び、
    知識を豊富化し、それを生かして、自分のまわり、そして
    社会を変革する力を高めていくことを求めている。
   *自分を成長させていくと同時に、まわりの人をも変えていく
    (育ちあう)。変革のためには、「多数の力が集まる」こと
    が不可欠。自己変革よりさらに難しいことを求めている。
   *根底には、それができるという「人間(人類)への信頼」がある。

企業に人権を守らせる 人権感覚を磨き育てる

今夜(12日)は、県労おかやまの常任幹事会での
6回目の学習会です。これから。

「企業(使用者)に人権を守らせる」という
テーマです。これって、すごく大事な、組合活動の
根源にかかわることだと思っています。

以下、レジュメを紹介します。


1。筒井晴彦論文に刺激を受け
 
◇「企業は人権をまもれ! 企業の社会的責任を強化する国際社会」
                    (『学習の友』8月号)
  *企業行動が人権におよぼす悪影響(国家権力なみの強さ。とくに
   多国籍企業)。労使間の基本的人間関係のうえでも、使用者が圧
   倒的に立場が強い。人権侵害が起きやすい領域。
  *国連は2000年代にはいってから、企業に人権尊重をもとめる国際
   文章をあいついで採択。国連「グローバル・コンパクト」、国連
   「保護、尊重および救済:ビジネスと人権のための枠組み」、国
   連「ビジネスと人権にかんする指導原則」(いずれも法的拘束力
   はない)。
  *①企業は人権を尊重する義務がある、②企業は人権侵害に加担し
   てはならない、③国家は人権侵害を救済する義務がある。
  *国連は、ビジネス分野における人権尊重をいっそう強化するため
   に、2015年夏、法的拘束力のある条約づくりをスタート。多国籍
   企業への規制強化の方向。

2。あらためて、人権とはなにか
 
◇人権とは
  *すべての人が生まれながらにもっている、人間らしく・その人ら
   しく生きるための自由および権利。誰にも奪えない固有もの。
  *その核心となる価値観は、「個人の尊重」「個人の尊厳」。
  *そこから導き出される「幸福追求権」。さらにそこから個別の具
   体的人権が派生。

    「尊重されるのは、だれだろう。それは、『わたし』であり、
    『あなた』である」(文部省著作教科書『民主主義』)

 ◇個人とは、人権の主体であるということ
  *私たちは、1人ひとりが、生命・自由・幸福追求、そして生活に
   ついて「自分でプロデュースすることのできる存在」であること。
   封建制社会の人間とは区別される近代市民。
  *人権の主体である「個人」であるということは、自分の生命や
   自由や幸福追求や生活について「奪おうとするもの」「侵害す
   るもの」に対して、それを除去するための努力を行う存在であ
   るということ。「不断の努力」(憲法12条)を担う人、とい
   う意味。

    「人民を絶対的暴政のもとに圧倒せんとする企図を表示する
    にいたるとき、そのような政府を廃棄し、自らの将来の保安
    のために、新たなる保障の組織を創設することは、かれらの
    権利であり、また義務である」(アメリカ独立宣言、1776年)

 ◇「人権目録」としての日本国憲法

    「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年
    にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、
    過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すこ
    とのできない永久の権利として信託されたものである」(97条)

  *13条「個人の尊重」「生命・自由・幸福追求」
    -1人ひとり、かけがえがない
  *14条「法の下に平等」―みんな平等だ。差別はゆるさない。
  *15条「公務員の選定権」―選挙で代表を選ぶ
  *16条「請願権」―お上にもの申せる
  *18条「奴隷的拘束を受けない」―だれの奴隷にもならない
  *19条「思想及び良心の自由」―なにを考えなにを正しいと思うかは自由
  *20条「信教の自由」―なにを信じるのか(信じないのか)も自由
  *21条「集会、結社、言論、出版、その他一切の表現の自由」
   ―伝えあう自由
  *22条「居住」「職業選択の自由」―どこに住むのか、なにを職業とするか
  *23条「学問の自由」―なにを学ぶか
  *24条「両性の本質的平等」
   ―両性は平等であり誰と結婚するかは本人たち次第
  *25条「健康で文化的な生活」―誰もがゆとりのある生活をおくる権利がある
  *26条「教育をひとしく受ける権利」―ひとしく教育を受けられる
  *27条「勤労の権利」―人間らしく働けることの権利
  *28条「団結権・団体交渉権・団体行動権」―労働者の人権をまもる組織
  *前文の平和的生存権(平和は人権の前提条件)

 ◇人権をとらえる難しさ
  *目にみえにくい。数値化などもできない。
  *自分の生活や人生の「質」「あり方」を考え問うこと
    ―そうした訓練や環境が必要

    「人間は、草木とちがって、ただ生きてゆくだけでなく、人間
    らしい生活をしてゆかなければなりません」
               (文部省『あたらしい憲法のはなし』)

   ■マイケル・ムーア監督『世界侵略のススメ』を観て
    ―人権感覚がしみ込んでいる市民

  *歴史を学ばなければ自覚が育ちにくい(歴史のなかで1つひとつ
   勝ち取られてきた人権)
  *人間は劣悪な環境でも、「慣れる」「順応する」ことができる。
   あきらめることで自分の気持ちを保つことも。「しょうがない」
   「こんなもんだ」「なんとかやっていこう」。
  *人権感覚は、つねに磨かないと、もろい。

    「人権の保障を実効的ならしめるには、どうしても、国民1人
    1人が『人権の感覚』ともいうべきものをおのおの身につける
    ことが欠くことのできない前提条件」
        (『人権宣言集』はしがきより、岩波文庫、1957年)

3。人権意識・感覚をどう労働者のものにしていくか―労働組合の役割
 
◇さまざまな「権利」(働くルール)の土台には「人権」がある
  *労働法がある根本理由は、労働者の人権保障。憲法27条2項の
   勤労条件の法定主義。
  *労働条件を交渉できなければ、働き方・職場環境、労働者の生活・
   人生の質は良くならない。労働基本権が不可欠。労働条件を交渉
   できる法的根拠を唯一もつのが労働組合。
  *27条・28条と25条はつながっている。そして根本には個人の尊重・
   尊厳という価値。

 ◇労働組合の活動のうえで、「人権感覚」というのはとても大事
   ―自分の人権、他人の人権
  *労働条件・職場環境において、不当なことへの異議申し立てを
   する原動力。
  *自分の生活や人生を大事にする(尊厳)。だから労働条件にこだ
   わる。他人まかせにしない。
  *8時間労働は労働者にとって人権のかなめ。生活時間の確保。
   余暇も人権。
  *さまざまな差別・ハラスメントを無くしていく
   ―個人の尊厳が踏みにじられない職場に
  *最低賃金の水準や非正規労働者への差別処遇は「憲法違反」
   「人権問題」ととらえられるか。

 ◇学習と実践との両輪で、人権をまもる職場をつくる
  *憲法学習、近現代史学習、じっさいの様々なたたかいのなかで
   人権感覚をみがく。
  *企業・使用者・管理者に人権をまもらせる最大の保障
   ―労働者の団結とたたかい。

岡山市民のつどい2016 平和を考える分科会に

きのう(11日)は
「岡山市民のつどい 2016」(同実行委員会主催)に。

午前中は鳥越さんの講演。

午後は「平和を考える」第4分科会にて共同討論者の役割。
約30名ほどの参加者でした。

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私から憲法について45分でお話。
といっても時間が限られていたので
岡山市平和都市宣言(1985年)にふれつつポイントだけ。

ほかにも、戦争と経済、満州での戦争体験、
岡山の戦争遺跡を保存する活動など、多彩な報告。

その後分散してグループトークに。
1人ひとりに何ができるのか話し合われました。

13時~17時までのたっぷり分科会でした。

参加されたみなさん、おつかれさまでした。

日米地位協定と米軍基地問題を真剣に学び交流

さきほどまで平和委員会有志学習会。
たぶん過去最高の10人参加。
女性6人、男性4人とバランスもよし。若者多し。
必然的に楽しくなりますね。

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でも中身は「日米地位協定と米軍基地問題~高江の現状も知ろう」
ということで真剣でした。
私からの講義80分ほどのち、1時間ほど感想交流。
この問題をどう「自分ごとにするか」、みんなで考えました。

次回は10月29日(土)に、沖縄の非暴力のたたかいの源流、
伊江島・阿波根昌鴻さんのたたかいをテーマに学びます。

新日本婦人の会岡山支部で憲法講座(全3回)開始

今日(9日)午後は、
新日本婦人の会岡山支部での憲法講座の1回目。
全3回の予定です(月1回ペース)。

①「日本の戦争と憲法の成り立ち―歴史から学ぶ」
②「憲法の心に耳をすます―その中身をつかみ活かす」
③「改憲問題と自民党改憲草案―憲法を選びなおすために」

という流れです。私が講師を担当です。

で、今回は日本の戦争の歴史と憲法の制定過程のお話。
約20名の参加でした。

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資料をつくりすぎて、しゃべりすぎました(反省)。
ただ、初めてお会いした若い参加者から、
「すごく勉強になりました。参加費300円ではもったいない」
という嬉しい感想も。

みなさん、情勢が情勢だけに、
学びの姿勢も真剣です。

次回(来月)は憲法の具体的中身に入っていきます。
がんばります。

『学習の友』活用・拡大交流会2016 に参加

きのう(8日)は、午後から東京で会議。

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このような内容でした。

労働者教育協会では、10月~12月までのあいだ、
『学習の友』の活用・拡大月間とし、運動をすすめていきます。
その起点となる交流会で、3年連続、3度目の開催でした。

各地の実践的な報告も出しあいながらの会議でした。
3か月の間、無料で見本誌をもらえる「お試しキャンペーン」も
引き続き行っていきます(ひと組織20部まで)。
ぜひご応募ください。

読まれ、活用されなければ、『友』は広がりません。
岡山でもしっかり取り組んでいきたいと思います。

医療生協さいたま 看護主任研修会で講師仕事

7日(水曜日)は、
医療生協さいたまの看護主任研修会での講師仕事でした。
埼玉で講師をするのはたぶん初めて。

まず東京まで新幹線で移動し、引き続きJRで東浦和駅まで。
東浦和駅から埼玉協同病院まで、
無料のシャトルバスが出ていてアクセスしやすい。

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会場は埼玉協同病院となりの、ふれあい会館でした。

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参加は30名ほど。

講義は「国民の人権と憲法ーソリッドファクツにふれながら」
というテーマで90分。
ソリッドファクツというのは、「たしかな事実」という意味です。

人権とはそもそも、
健康の社会的決定要因、
ものの見方、など。

あっちこっち飛びながらの話でした。
『週刊東洋経済』の「健康格差」特集(7月2日号)も素材にしました。

みなさん真剣に聴いていただいていて、
よかったです。ありがとうございました☆

出張先で趣味に走るの巻

出張報告のまえに・・・

空いている時間を利用し、埼玉の深谷シネマにて映画を2本観賞。
深谷シネマは、古い蔵を改築した素敵なミニシアターでした。

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観賞料金も基本が1,100円とリーズナブル!


で、観た映画は・・・

■『さとにきたらええやん』

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舞台は大阪の釜ヶ崎。いろいろいろいろ考えた映画でした。
こどもたちの背負っているものが重すぎる。
でも、支えてくれる仲間と大人がいれば、こどもたちは育つ。
でも、もっともっとこどもたちには支えが必要。
笑いと涙と苦しさとをたっぷりと含んだ秀作。


■『裸足の季節』

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トルコの田舎。美しく多感な5人姉妹が、
家やジェンダーの束縛のなかで生きながらも、
それぞれの人生を切なく、でもしたたかに生きていく。
時代の制約からは自由になれないが、
時代のあり方そのものを、人の生き方が変えていくのだろう。

埼玉から東京へ。台風こないでね。

今日(7日)は埼玉で講師のお仕事。
明日(8日)は東京で会議のお仕事。

ということで、2日間また岡山を留守に
します。なんか台風接近らしいですけど。

でもこれで泊まりの出張は今月はもうなし。

9月後半はじっくりいろいろ取り組みたいな。

看護学生さん そのままの思いを

きょう(6日)、今年度のソワニエ看護専門学校での
15回目の授業を終えました。これで終わりです。

最近はいつも、最後の授業で徳永進著『ナースtoナース』を紹介して、
看護学生さんを励ますことにしています(笑)。
ほんと、看護学校って勉強とか大変なんですよね。

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以下、学生さんの今日の感想文、全員ではありませんが紹介します。
そのままの思いがたくさん綴られています。
ものの見方・考え方の授業への感想も少しかいまみれます。


■「ナースtoナース」の看護学生の声を読んで、みな本当に
それぞれ違った夢、悩みを抱えながらも看護師を目指して
いるんだなと思いました。私も夢や目標をしっかりともっ
て頑張りたいです。

■私は最近、看護学生としての自覚がわいてきて、不安です
が、とりあえずやれるところまでやろうと思いました。

■自分の人生を1度たちどまって考えるということは、とて
も重要なことだと思った。忙しくて目の前にあることばかり
必死になって、ただこなしていく毎日になってしまうけど、
立ちどまってみる時間を大切にしていきたい。

■先生の授業では、自分の知らない知識を学べました。とく
に私は「労働とは」が勉強になりました。学生を終えても
ずっとずっと続く“労働”。無知な私は全然知らず、とにかく
働かなければ!という思いの方が強かったです。自分に知
識をつけるということは、自分を守ることに繋がりますも
んね。知れてよかったです!ありがとうございました☆

■最後の授業とゆう実感が最初なかったけど、終わるにつれ
て最後かぁってなりました。私は、絵本の授業が一番印象
に残っています。みんなの生活など聞けたときもあったの
で楽しかったです。ありがとうございました。

■先生のお話を聞いて、改めてナイチンゲールという人の
素晴らしさを知りました。私も、なんとなく流されながら
生きるのではなく、信念を持って生きたいと思いました。
看護学生として、人として、常に昨日の自分より少しでも
成長していられるよう、学んでいきたいです。

■看護学生の声、自分がちょうど思っていることと一緒で、
どこの学生も同じことを思っているんだと思った。授業あ
りがとうございました。読んでみたい本がたくさんありました。

■なぜ集団で学ぶのか、その意味を知ることができてよかっ
たです。クラスメートを大切にしたいと思いました。自分を
成長させていくために、しっかり考えを言葉にしていきたいです。

■ナイチンゲールは、看護のために自分の人生をささげたん
ですね。色々な人生があるし、何が1番幸せなのかは人に
よって違うし、ナイチンゲールにとっては苦しくても幸せ
だったのかなと思いました。私は今、看護師を目指して勉
強していますが、実習へ行って心が折れそうになったとき、
自分がなぜ看護師になろうと思ったのかを思い出してがん
ばろうと思います。長久先生の授業は興味深いものが多く、
社会人の私にとってはおもしろい授業でした。今まであり
がとうございました。猫ちゃんと相方さんと仲良く体に気
を付けて、お仕事がんばって下さい。

■<ひとりひとりの認識には限界がある> 私は、いわゆる
「デキる女」ではないし、今まで働いてきてずっと誰かに
支えられ、助けられ、みんなで仕事をしてきました。父を
亡くし、看護師を目指しました。看護師となっても、私は
今まで通り、支えられ、みんなで患者さんのために尽くし
たいです。チームみんなで「患者さんのため、第一に」と
いう同じ目標をもって、働けたらなあと思います。私は、
「一緒にいて、少しでも心が軽くなる(落ちつける)看護
師となりたいです」(緩和ケア希望なので)。先生の授業、
もう少しあったら良いなあ、と思います(ひと息つけます
←良い意味です)。これからもお体大切になさって下さい!
ありがとうございました。

■来週からのはじめての実習を控え、今とても不安でいっぱ
いです。きちんと学べるだろうか、患者さんとどうやって
コミュニケーションをとればいいのか・・・。でも看護学生の
声を見て、誰もが同じように不安を抱えながらそれを乗り
越えて看護師になったのだなあと少しホッとしました。失
敗もすると思うけど、恐れずに前向きに学びたいという気
持ちが出てきました。考えずに生きていくことはとても楽
です。しかし考えなくてもよいことを深く考えてみる、認
識を深めていく作業が人生を豊かにすると思うし、看護師
としても不可欠だと思っています。考えてみる。これから
もしていきたいと思います。

■今日で最後と聞いて、少しさみしくなりました。ものの見
方、確かに重要視してなくて寝てしまったり、違うことを
したりしてました。ごめんなさい。ただ、私の中でとても
印象に残っているのが憲法の話です。知らないことがたく
さんあって恥ずかしかったり、日本の危機を感じたり、日
本人に生まれたので、この授業で憲法の勉強ができてよか
ったと思います。

■「ものの見方」の授業を受けて、社会人を経験して入学
した私は、世の中のこと色々知っているだろうと思ってい
ましたが、知らないことが多すぎて、自分はなんて無知な
のかと思い知らされました。少し立ちどまって「ものの見
方」を考え、豊かな思考をこれからは持ちたいと思う。あ
りがとうございました。

■私は、今まで出会った看護師が大嫌い。だから看護師に
なろうと思った。今、学生になって、看護師は、大変の一言。
にげたい。今は、出会った看護師さんを尊敬している。そう
思えるようになっただけでも、良かったと思ってます。見方
がかわったようです。ありがとうございました。

■ナースtoナースの話を聞いて、私も看護学校に入学して、
看護師に向いてないなって思うことが多々あります。でも、
自分で決めて、この進路や学校を選んだのだから、最後ま
でやり切りたいです。

■看護学生の声を聞いて、どんな不安や悩み、看護師像があ
り、自分と同じくみんな不安に感じていることが分かった
安心した。これから実習にも行きますが、不安と緊張しか
ない。病院がどんなところで、どんな空気感なのか、まだ
何も始まってないのに考えてしまう。ものの見方で知った
ことを生かして生活していきたい。憲法の人間観では、忘
れていたことを覚えなおすことができて勉強になりました。

■「ナースtoナース」の目指す看護師と、看護師向いていな
いと思った時がおもしろかった。夢を大きく持っている人
もいれば、現実の不安に押しつぶされそうな人もいた。私
は正直どんな看護師になりたいか決まっていません。でも
「心のない看護師」にはなりたくないと思います。これか
ら実習に出て、現実をまのあたりにして、理想の看護師像
を作っていきたいと思います。15回の授業ありがとうご
ざいました。「ものの見方」の時間は自分を考えることの
できる時間で、とてもここちよかったです。