長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

3・8国際女性デー岡山県集会で30分講演

土曜日(11日)は、3・8国際女性デー岡山県集会で
「女性と憲法」をテーマに30分講演。

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集会は、フレンズのみなさんの歌から始まり、
1月にNHKEテレで放送された、
女性と憲法に関する番組を見てからの私の話に。

番組でも取り上げられていた民法の差別規定が、
国連女性差別撤廃委員会から何べんも強い勧告を
受けながら変わらない現状から入り、
尊厳とは、日本社会における24条の独特の任務、
ジェンダーの平等、人権感覚をみがくために、
映画『未来を花束にして』の感想、という流れ。

それにしても!会場が寒かった(+_+)

「いきいき労働組合活動」(レジュメ)

きょう(10日)のお昼は、倉敷医療生協労組の
玉島病院支部でお昼休み学習会。
テーマは「いきいき労働組合活動」でした。以下レジュメです。


はじめに:労働組合活動は、自分の時間や労力をつかう。活動を維持・
     推進するために組合費も必要。「自分の時間」「自分の労力」
     「自分のお金」をともなう活動。「大切なもの」と天秤にか
     けられる宿命にある。だから「納得」と「楽しさ」も必要。

1。労働組合とは
 ◇労働条件というのは、生活の質と働き方に直結(連動)している。
  *いくら賃金をもらうか、働く時間はどれぐらいか、自分の希望
   する日に休めるか。
  *休憩時間、仕事量、残業代、職場環境、配置転換、安全衛生、
   有給休暇、研修機会・・・。
  *職場内の雇用形態とその比重。ハラスメントや差別はないか。
   働き続けたいと思えるか。
  *妊娠・出産・育児にさいして、安心して休暇を取ることができるか。

 ◇労働条件にこだわることは、自分の生活や人生にこだわるということ。
  他人まかせにしない。
 ◇労働条件は交渉で。でも労働者はひとりでは交渉できない。
 ◇雇われ組の先輩たちは、200年前から「みんなで交渉」「みんなで
  団結」をつみ上げ。
  *労働基本権(憲法28条-団結権・団体交渉権・団体行動権)に
   結実。憲法は一方的に労働組合に肩入れ。人権を守る組織として
   不可欠だから。

2。活動に困難はつきもの。困難のない活動などそもそもない。
 ◇簡単にいうと相手が強いから
  *単純にいって使用者のほうが立場が強い。さらに働き方や社会
   保障は政治にも規定されている。政府・財界が相手。「社会的
   力」「政治的力」。金がある。マスコミも影響下に。
 ◇職場の仲間の認識がバラバラ。温度差。
  *学校で教えてくれない労働組合、人権感覚、異議申し立てをする訓練。
  *労働組合への認識があいまいだと、自分の大切な時間や労力をそこに
   割くことにならない。
 ◇集まるための「時間」「体力」「心のゆとり」が少ない。職場の多忙化。
 ◇「活動のための訓練」を私たちはほとんど受けていない
  *みなの前で自分の思いや意見を表明する訓練。・・・機会がない。
  *「この署名お願い」「ダンコー行こうよ」「こういう企画があっ
   て・・・」「役員になってくれないか」。人を組織する(オルガナイ
   ザー)訓練も学校で教わらない。みな初心者。
  *労働組合活動の「技術」も誰も教えてくれない。団体交渉、集会、
   学習活動、ニュースづくり、会議の運営、職場討議のあり方・・・。
   1つひとつが手探りで、継承もたいへん。
 ◇人権感覚は磨かなければ麻痺していく
  *人間は劣悪な環境でも、「慣れる」「順応する」ことができる。
   適応力が高い。人間らしさの「基準」「限度」は、気をつけない
   とスルスル下がっていく。あきらめる。考えない。「折り合い」
   という名の「がまん」。異議申し立てにはエネルギー必要。
  *「しょうがない」「どこもこんなもんだ」「働けているだけで幸せだ」
 ◇活動が紆余曲折・ジグザグするのは必然。
  *でもそのなかで自分たちの力も磨かれ蓄えられる。ぶつかりあい
   のなかで成長。「うまくいかなかった」ことのなかに成長の芽を。
   「うまくいった」ことのなかに次への課題を。
 ◇活動の「たいへんさ」は、人間らしい生活や働き方を求める途上での
  たいへんさ。
  *たいへんだからこそ、集団で活動する。たいへんさの分散。

3。要求をなにより大事にする
 ◇「要求」が生まれる必然性=労働者の立場。雇われる・使われる・
  労働条件決定権なし。
 ◇表出しにくい「思い(言葉)」こそキャッチしようとする姿勢を大事に
  *不満・おかしさを言葉で表現することで、論議の土俵にあがる。
   共通認識になる。
  *聴く姿勢と具体的手立て。安心して思いを出せる場を身近に。
 ◇「おかしい!」と当事者が声をあげることが大事
                ―「学び」と「集団」に支えられて
  ■第1段階・・・「これはおかしい」と気づけること。
  *労働法を知る。先人たちが「これ以下ではダメ」と獲得してきた
   最低限のライン。8時間労働、有給休暇、男女平等、さまざまな
   諸権利・・・。
  *世界のすすんだ「働くルール」を知る。ILO条約。バカンスが
   人権となっているヨーロッパ。同一労働同一賃金。均等待遇。最
   低賃金の水準。
  ■第2段階・・・「おかしい」ことを、自分の言葉で言えること。
  *力関係のなかで「言えない」ことが多い。そうした訓練の機会も
   少ない。
  *要求への確信(正しいことだという認識)と、仲間の存在が決定的。

   「私は子どものころは、勇気は個の中から出てくる、本質的に
   個に根ざしたものだという気がしてきました。でも今は、それ
   は大きな取り違えで、勇気というものは個人のものではなくて、
   もっと社会的なものかもしれないと思うのです。つまり、仲間
   がいるからこそ勇気が出てくるというのがありますよね。そう
   いう意味で運動の大切さを感じます」
   「そうは言っても個人はそんなに強いものじゃないんだよなあ。
   “ひとりひとり”じゃ無理なんだよなあといつも思うのです。1人
   で突出したことをやらなくてはならない、それができない自分
   はダメだと責める。そういうやり方では運動は進まないような
   気がしています」
    (ノーマ・フィールド、『女性のひろば』2012年6月号より)

4。きっかけをたくさん準備。学びの場をつくる。そもそも論を大事に。
  組織者を育てる。
 ◇集まりたくなる場を手間ひまかけてつくる―労働組合の原点、力の源泉。
  *集まる場を身近に。気軽に。「また来たい」「楽しい」「ほっと
   する」場に。
 ◇「きっかけ」「たまたま」(偶然)を周到に、たくさん準備する。
  *きっかけは不純でもよい。思わぬことに出くわす。人との出会い。
 ◇学習活動は労働組合において決定的な役割をもっている
                ―知る機会が圧倒的に少ないから
  *教育はすぐに成果出ず。継続と繰り返し。待つ力。じっくり。
   ねばり強く。
  *そもそも論を大事にする。そもそも労働組合とは、働くとは、
   賃金とは、労働時間とは、社会とは、団結とは、人権とは・・・。
   立ち返る。くりかえしが自信に。
 ◇職場で労働組合の活動を目的意識的にすすめる人(オルガナイザー
  =組織者)をつくる
  *不満やグチを要求へ。人と人を結ぶ。対話を組織する。行動提起。
   動きをつくる人。

5。つながりあいながら「たたかう」
 ◇資本(とくに大企業で組織されている財界)は社会的力を持っている。
 ◇労働者も社会的な力で対抗しなければ、たたかえない(バラバラでは
  勝てない)。
  *地域でつながりあい、産業別(医労連)に結集し、全国的に団結を
   強める。春闘は「いっせいに」要求をあげ、たたかうことに意味が
   ある。
 ◇ただ、最初から全体像やつながりは認識できない。認識を発展させる
  必要。
  *「団結を広げたい」「政治的なたたかいも」という動機で労働組合
   に入る人はほとんどいない。まずは自分(たち)の身近な要求から
   出発。そこから認識を発展させる。

さいごに:自分の経験や思いを軸に、労働組合の大切さや情勢を語ろう。
     熱をもった「わたしの言葉」が必要。

週に2日は介護休みを取るようにしています。

昨年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した相方ですが、
残念ながらゆっくりとですが進行はすすんでいます。

私と、相方のお母さん・妹さんの家族介護が
基本ベースで支えています。
くわえてヘルパー、訪問リハビリなどの社会資源も
活用しつつある状況です。
主治医も信頼できる方に診てもらえているので安心。

私も、今後は週に2日は必ず「介護休み」を
とるようにしていきます。1日の労働時間も短めに。

介護生活初体験ですが、いちばんのポイントは
やはり1人に過重な負担がいかないこと、
主たる介護者の精神的負担をやわらげることだと思います。
たいへんさの軽減と分散をいかにはかるかですね。

まあとりあえず今のところは私も大丈夫ですし、
今月末には先月のベルリンに続き、
「行けるときに行っとこうツアー2017第2弾」を
予定しています。国内で5泊6日です。

4月になったら花見を楽しみたいです。
美味しいものも食べて。

もちろん仕事もしっかりがんばります。
講師依頼も遠慮なくお申し出ください。
可能なかぎりお応えしていきたいと思います☆

まだまだ浸透していない憲法

きょう(8日)のお昼休み時間は、
水島協同病院のとある診察室にて憲法学習会。
おもに看護師さん対象。

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30分のお昼休み学習で、15分講義、15分感想交流に。
しかし、まだまだ憲法は浸透してないなあ、という印象(+_+)

学びの場がもっとたくさん必要です。

あきらめないことは、あきらめることよりずっとたいへん。

先日、映画『未来を花束にして』を観賞しました。

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1912年イギリス、女性参政権を求めた女性たちの苦闘です。
まさに苦闘でした。
こんなにも犠牲を払ってたたかわなければ、
参政権を手に入れることはできなかった女性たち。

自由を求めるたたかいの重さを感じます。
「私が私でいられるため」のたたかいです。

「女なんだから」という枠組みで「がまん」させられることは、
残念ながら今もなくなっていません。

映画のなかで「あきらめずに闘うのよ」という言葉が何度も。
あきらめないことは、あきらめることよりずっとたいへんです。

今日3月8日は国際女性デー。

女性たちの行動に、心から連帯!

「まずは自分が納得して楽しむこと」―労働組合たんけん隊講座

日曜日(5日)は、
10時~16時の“1日集中”「労働組合たんけん隊講座」でした。
岡山県学習協の主催です。
日曜日のこんな丸1日企画に、
19人もの方が参加していただきました。感謝です。

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県学習協の伊原会長のあいさつ、簡単な自己紹介、
講義①「労働組合のそもそも」→グループ感想交流、
講義②「働き方と人権―人権感覚をみがく」→グループ感想交流、
講義③「いきいき組合活動」→グループ感想交流。
という流れ。
さいごに3人の方に代表して今日の講座の感想を発表していただきました。

私の講義はあくまで議論の材料。
グループ討議がやっぱり大事ですし、
違う職場の方の話を聴ける機会でもあり、
話題はつきないようでした。


以下、それぞれの講義の感想文の一部を紹介します。

≪講義①「労働組合のそもそも」の感想≫

■労働組合の必要性がとてもよくわかりました。前の
職場でも、労働組合があれば、良かったと思うことが
あったので。

■労働組合の存在意義や価値について話しあえる場を
職場の分会のなかでも作りたいと思いました。目先の
ことばかりに注目してしまい、そもそもなぜ、労働組
合があって、その労働組合になぜ自分が入って、なぜ
活動しているのかを語り合う時間があってもいいので
はないかと思います。今日のような学習の場にたくさ
んの人に参加してもらいたいが、優先順位がまだまだ
低いのかなあ・・・と。

■ゆとりを確保する仕事ができているだろうか?疑問。
上田耕一郎の「自分の生活を大切にすることなくして、
他人の生活を尊重することはできないし、他人の生活
を犠牲にして自己の生活を人間的に生ききることは
できない」っていうのが、おおーと思った。自分の
生活を大切にできているかな? とふりかえった。

■ワークライフバランスや、労基法のこと、憲法のこ
となど、今日まで漠然としか考えたことがない、理解
してないことが勉強できました。まだまだ分からない
ことばかりなので、もっと勉強したいという意欲に
つながりました。ありがとうございました。

■「自分の生活から労働を考える」ところで改めて自分
の生活、どんな生活ならよいか、そのために労働条件
をどう改善すればよいか、を考えました。自由に使う
時間のゆとり、本当に必要不可欠だと思います。「自
分の休みや時間を使うのはちょっと・・・」。労組の学習
会や企画に誘ってよく言われるのですが、そこをどう
のりこえるか、集まりたいと思う場をどうつくるか考
えたいです。

≪講義②「働き方と人権―人権感覚をみがく」の感想≫

■有給休暇はあるけど日本は全然とれない・・・。1か月
なんてムリ。1週間も続けてはムリなのに。他人の
ことを自分におきかえることって大切だと思います。

■「過去1年に1週間以上の旅行をしなかった」が貧困
指標のひとつであるフランスの衝撃!! 生まれてこの
かたしたこと無い。労働法の内容は先人たちが「これ
以下ではダメ」と獲得した権利で、最低限のライン。
働きすぎ日本を変えていくため、根本の政治を変える
べきだという結論になりました。

■人権感覚、人間らしさの「基準」「限度」が気をつけ
ないとスルスル下がっていくということは、とても感
じます。下を見るのではなく、見習うべきヨーロッパ
の国々のやり方を勉強し、これからの活動のパワーに
していきたいと思います。

■慣れてしまうことへの恐ろしさを感じつつ、おかし
い事はおかしいとい得る社会環境の改革が絶対必要だ
と思う。そのためには1人1人が意見を持ち意識して、
くり返し議論、勉強することが大切だと思う。

■“おかしい”と思わなければ(気がつかなければ)その
環境に慣れてしまう。労組の専従という仕事をしてい
る私。本当であれば、敏感でなければならないが、慣
れてしまっていることのほうが多い気がする。がまん
するほうが「ラク」と思って働いている人が多い。そ
れ自体がおかしいと気づいてもらうために、私ができ
ることは、“おかしい”と言える環境づくりをしなければ
と思った。

≪講義③「いきいき組合活動」の感想≫

■みんなが思いを安心して話せる場をつくることをやっ
ていきたい。人を育てるって大変だけど、めげずに少
しずつがんばろう。たいへんさの分散→みんなで少し
ずつがんばるって、すごくいいと思った。

■いきいき組合活動するためにも、現在労働組合に加入
していない人に加入してもらうため、まず自分が納得し
楽しむことが大切だと感じました。勉強しながら楽し
めるように学んでいきたいと思います。

■「みんな初心者だけど」「継続と繰りかえし」「私の
言葉」「知ること」「伝える力」「気づく力」・・・。
一気にはできないけれど、少しずつでも自分の力につ
なげ、自分だけでなく、広げる力をつける、それがも
っと大きな自分の力につながるようにできたらと思い
ました。

■組合活動をすすめていくなかで、学習することの大切
さを感じました。

■今日は、1日を通して、労働組合というものについて
とても勉強になりました。まだまだ初心者ですので、
みなさんと一緒に勉強しながら、誰でも気軽に立ち寄
れたり、話のできる組合を目指したいと思います。この
ような学習の機会は、いろいろな方と知り合いにもなれ、
仲間が増えて力になります。

胸アツのパート部新人研修会でした。

今日(6日)は午前中、生協労組おかやまパート部会の新人労組員研修。
労働組合の基本のお話でした。
こうした基本の学習を地道に組合員に根づかせること大事です。

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今日参加の方、全員が労働組合に加入は初めてと。

感想交流もしましたが、
みなさん自分の言葉で学びや気づきを語られていて胸アツでした。
うれしい。

労働組合のことを知るきっかけや、
こうした学びの場があれば、
労働者はかならず労働者として成長する力があると思います。
もっとたくさんの場が必要です。

初参加の看護学生さんも。『学習の友』読書会。

先週金曜日(3日)は、『学習の友』読書会。
9名が参加。初参加の看護学生さんも。

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話題は、労組って? 団交って? から始まり、
残業時間の上限規制、残業請求をめぐってのあれこれ、など、
職場の具体的な話も出て、あっというまの90分。

いろんな人が参加していますので、
ほんと読書会っておもしろいです。

次回は4月7日(金)18:30~地方自治会館です。

うっし。

きょう(5日)は、労働組合たんけん隊講座でした。
終了後、1万字原稿の論文もメールで送信。

なんか、山こえたー!って感じです。
次のお仕事に徐々に気持ち切りかえていきます。

うっし。

いつだって限界に挑戦するということ

ここ3か月ぐらい
頭の一部をずっと支配していた書き物仕事。
なんとか目処がつきそうである。

とりあえず、きのうと今日でひたすら
書き、書き、推敲し、パチポチした。


「文章を書くということは、
いつだって『限界に挑戦する』ということ」

「そうじゃないと、ものを書くことなんて、
本当にただの苦役にしかならない」
       (内田樹『街場の文体論』)

という指摘がイタイ。
もっともっと欲張って、限界に挑戦したい。

憲法の心に耳をすます~連載7回目

毎月、山口県の医療生協健文会の機関紙
「健康のひろば」に連載している憲法の話、7回目です。

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 1月末から封切られた映画『未来を花束にして』(英国・
2015年)は、イギリスで女性参政権を求めた女性たちの
物語。舞台は1912年。7歳から工場で働いてきた主人公
の女性は、「わたしにも、他の生き方があるかもしれない」
と自律的な生に目覚め、弾圧のなかでも屈せずに行動してい
きます。イギリスで男女の普通選挙権が実現したのが192
8年でした。

女性大行進に300万人
 
21世紀。今年1月21日に、全米300か所以上で、女
性蔑視の考え方をもつトランプ大統領に抗して、300万人
以上の「女性大行進」が行われました。一人ひとりが思い思
いのプラカードをもって行動に参加。表情はみな晴れやか。
世界は紆余曲折、逆流をともないながらも、前進してきてい
ると感じます。異議申し立てをするにはエネルギーが必要で
す。行動はすぐに成果に結びつかないこともあります。でも
「今のあたりまえ」は、過去のあたりまえではありませんで
した。変えてきたのはこうした人びとの行動です。

男女平等、111位と1位
 
ただ、男女平等指数でわが国は現在111位(世界経済フ
ォーラム発表)。女性にとって息苦しい社会になっています。
安倍政権が叫ぶ「女性の活躍」とは裏腹に、先進国でつくる
G7のなかで50位以下の国は日本しかありません。
 男女平等世界一は、北欧のアイスランドです。1975年、
9割の女性が参加した「女性スト」が有名です。家事も育児
も放棄し、「私たちがいなければ職場も家庭もまわらない」
ことをアピール。5年後には世界で初めての女性大統領が誕
生します。男女の賃金格差は80%台にまで接近。現在国会
議員の48%が女性です。父親の9割が育児休業を取得して
いるそうです。
 日本にも両性の平等や個人の尊厳を定めた憲法があります。
しかしそれは一人ひとりの「不断の努力」(12条)がなけ
れば、絵に描いたもちです。歴史を学びましょう。人権感覚
を研ぎ澄ませましょう。憲法を使える主権者になっていきま
しょう。

リニューアルしたばかり。だからこそ改善点たくさん。

今日(1日)のお昼は、倉敷医療生協労組の
「2016年度お昼休み!ろうどうくみあい入門講座」4回目。
3病院×4回の計12回、すべて終了しました。

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今日はコープリハビリ病院編。
先月リニューアルオープンしたばかりで
カピカサラッサラの病院です。

ということで、レジュメ内容はほとんどせずに、
「リニューアルして働き方どうですか?」
「困っていることは?」
と聴くことを中心にした時間にしました。

そしたらまあ、ほんとにいろいろ具体的な
話がでてきて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
いろいろ諸問題ありますね・・・。労働組合の出番!!