長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人間はブレながら生きていく。

昨夜(7日)は高松にて、
香川県学習協の労働学校第4講義での講師仕事。
「ブレない生き方~ものの見方・考え方」がテーマでした。

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若い保育士さんやリハビリの青年も参加。立派。

冒頭から、人間はブレながら生きていくこと、
一直線にまっすぐのほうが危ない、とタイトルの否定から(笑)。
ブレながらも、自分の大事にする価値や
生きていく方向の座標軸をもつことだと。

哲学とは、
ゆとりがないと考えられない、
事実から出発する見方とその難しさ、
「どうせ」を克服する力、
社会認識をみがく、
などなど。

でも、まだまだ一方通行の語りだなーと
思ってしまいます。反省。
対話をしながらの講義にもっとしたいです。

ひめは今日も旅に出る(5)

「民医連新聞」での相方エッセイ5回目です。

編集部の方から、
「回を重ねるごとに、反響も大きくなってきている」
とのご連絡をいただきました。編集部を通じて、
各地の読者のみなさんから感想文も届いております。

引き続き、お読みいただければ幸いです。

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2日間の充実した学びと交流。学習運動のブロック企画。

2日(土)と3日(日)は、
広島にて、学習運動中国ブロック学習交流会。
鳥取をのぞく4県から27名が参加しました。

今回のブロック企画のテーマは、
「『廣島』と『ヒロシマ』~広島の2つの顔について考える」です。

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広島県労学協が、2011年に出版したこの本の主旨を
フィールドワークと講義で学ぼうという中身でした。


2日の1日目はまず、
平和公園内の追悼平和記念館で、
被団協事務局次長の大中伸一さんのお話。

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1945年8月6日の広島への原爆投下と実相、
被爆者とは、核兵器禁止条約まで、コンパクトに
まとめたお話でありました。大中さんは被爆2世の方です。

その後、「軍都廣島と被爆地ヒロシマの戦争遺跡」を
めぐるフィールドワークへ。約2時間の行程。
案内していただいたのは、広島労学協理事の清水章宏さん。
そう、あの清水さんです(わかる人にはわかる)。

*碑巡り・戦争遺跡ガイドは
 広島平和都市記念碑・祈りの像・旧大正屋呉服店・
 原爆の子の像・韓国人原爆犠牲者慰霊碑・納骨堂・原爆ドーム
*広島城に移動し
 聖蹟の井戸・歩兵第11連隊の碑・池田勇人銅像・大本営跡・
 護国神社・中国軍管区司令部地下作戦室

とまわりました(清水さんのFBより拝借)。

あまり多くないですが、写真を中心にご紹介。

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広島平和都市記念碑の前。天気は快晴です。ちょっと暑かった。

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原爆の子の像の前で。

さすが清水さんでありまして、
たいへん詳細で視点のたしかなガイドでした。

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平和公園から、広島城まわりへ。
こちらは、歩兵第11連隊の碑。
広島の部隊があった場所。この敷地に2000人もいたのだとか。
近代日本の早い時期に創設された部隊で、
各地を転戦した記録が碑にきざまれておりました。

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大本営跡。1894年の日清戦争のとき、
明治天皇とともに広島に大本営が移設されたのだとか。
ここで天皇が実際に暮らしていたそう。側室も連れて・・・。

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中国軍管区司令部地下作戦室。
ここでは、8月6日の原爆投下前に、
空襲警報がならなかったといわれるが、実際には
どうだったのか、の解説が。清水仮説が語られました。

ということで、写真では全箇所の紹介ができませんでしたが、
とくに広島城のあたりの「軍都であった廣島」の顔を
学ぶフィールドワークは、貴重で学ぶことの多いものでした。


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このあと、宿泊場所に移動し、
清水さんから、
「軍都廣島 軍隊が生活の中にあった時代と現代」という
テーマでの特別講演。
軍隊というものが、いかに都市のありようや人々の生活に
影響を及ぼすのかが、とてもよくわかりました。

また現在の、ありがとう自衛隊キャンペーンや、
自衛隊誘致、さまざまな動きは、
軍隊が生活の中にある世界への復帰ともいえると、
警鐘をならされたことが印象的でした。

清水さんの荷物から次々と飛び出してくる
「実際がわかるグッズ」に、参加者はびっくりの連続。
まさに清水さんにしか語れない内容の講演でした。
ありがとうございました。

1日目の企画は以上でおわり、
夕食、お風呂、さらに部屋での交流と続き、
22時半頃?には健全におひらきでした。

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翌朝。お宿からの眺め。この日も快晴!

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9時より、広島県労学協理事の橋本和正さんより、
「日本軍マレー半島華僑虐殺」のお話。
広島の歩兵第11連隊の小隊長としてマレー上陸作戦、
そしてマレー半島での華僑虐殺に関わった橋本忠氏が、
和正さんの叔父にあたる方だったそうです。
その後、BC級戦犯裁判で、死刑の判決が出、処刑されたそうです。

おじさんの経歴、華僑虐殺とは何だったのか、
BC級戦犯裁判のこと、
2012年に和正さんがマレーシアの戦跡をめぐり、中国系住民と
交流したことなどが語られました。

広島の部隊が起こした事、また身近なおじという存在が
その当事者だったこと。侵略の歴史と向きあうこと。
橋本さんの貴重なお話に、参加者は聞き入りました。

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さらにさらに、2日目の後半は、
高村よしあつさんによる「1時間でわかる弁証法」の講義。

弁証法とは何か、
弁証法は目の前の情勢やたたかいを分析する最良の道具であること、
現代日本の階級闘争について、
個人の尊厳をめぐるたたかいにふれ、弁証法的にとらえる
ものの見方の大事さを語られました。

ヘーゲル研究を蓄積されてきた高村さんならではの、
弁証法に対する強い確信と意義が参加者に伝わりました。
その後の質疑でも、活発に意見交換がされました。

ということで、
2日間の充実の学びと交流でした。
岡山からの参加者は5名と少なかったですが、
移動中よい交流もできました。

準備に尽力された地元広島のみなさん、
ほんとうにありがとうございました。

来年のブロック企画は、同じ時期に、
山口県で開催の予定です。

浜林正夫さんの著書からたくさん学びました。

一橋大学名誉教授の浜林正夫さんが亡くなられたと。
92歳。

浜林さんは学習運動にも
深く関われてこられた学者さんで、
私が『学習の友』に初めて原稿を書いた(1997年)のが、
浜林さんの『民主主義の世紀』(学習の友社)の
紹介だったので、とても思い出深い。

とくにイギリスの労働運動史や思想史の第一人者で、
たくさんのことを学ばせていただいた。
生講義は、たぶん2回ぐらい聞いたことがある。

学習の友社の本でいえば、
『物語・労働者階級の誕生』『人権の歴史と日本国憲法』
『社会を科学する』などが、とてもわかりやすく、
かつ深い学びができる好著だと思う。

新日本出版社の
『イギリス民主主義思想史』も3年ほど前に読み、感銘を受けた1冊。

ぼくみたいに、
浜林先生の著書から学んだ人は日本中でたくさんいると思う。

先生、本当にありがとうございました。

そもそも話のみがき上げ。

きのう(4日)は、
生協労組おかやまのパート部会新人研修。
午前と午後の2ラウンド。

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いつもの労働組合そもそも話ですが、
こうやって頻度高く「そもそも話」をさせてもらっていることで、
講義内容をみがく機会にもなるわけで。

参加者のみなさん感想なども聞きながら、
さらなるみがき上げを誓うのでありました。

マルつまみ講座、全3回。

岡山県学習協では、マルクス生誕200年企画として、
8月に、短期講座「マルつまみ」を開催します。

まだチラシができていませんが、
以下のような内容です。

①8月3日(金)
 「万国の労働者よ、団結せよ!
      ―『共産党宣言』をつまむ」

②8月10日(金)
 「大切なことは変えること
      ―『フォイエルバッハにかんするテーゼ』をつまむ」

③8月17日(金)
 「時間は人間発達の場である
      ―『賃金、価格および利潤』をつまむ」


◇時間はいずれも18時半~20時半。岡山市勤労者福祉センターです。
◇参加費、1回1000円(学習協会員・学生・障害者500円)。

マルクスを学んだことのない人でも、
「その主張をとりあえずつまんでみよう」
「マルクスってどんな人だろう」に応える内容です。

ぜひご参加ください☆

「日本は良い国だが仕事面では終わっていると思う」

火曜日(29日)午後は、
ソワニエ看護専門学校での6回目の授業でした。

「生活と働くこと」というテーマでした。

生活を支えているものはなんだろう。
生活のゆとりについて。
日本で「雇われて働いている」人の現状について。
憲法と働き方。
看護労働者のたたかいの歴史。

という流れ。

毎年感じますが、彼ら彼女らは、
労働法や労働者に必要な基礎知識が欠落しています。
学校で教えられないからです。
ほんと、大変です。

労働組合で交渉することの大切さを伝えしました。


以下、学生さんの感想文の一部を紹介します。


■働かなければ、私たちは生活できない。今、私が
ここで看護師の勉強をしているのも、夢を叶えるた
めというのもあるが、良い病院で働いて、お金を稼
いで生きていく将来のためというのが大きかったり
する。今回、日本の労働状況や、憲法などに触れな
がら「働くこと」について学んだことで、より、自
分の将来を見つめるきっかけになったと思う。

■私は今まで色々なアルバイトをしてきましたが、
労働者の権利や労働基準法についてきちんと考えた
ことがなかったです。これからアルバイトをしたり
将来看護師として働くことになった時、知っておか
ないと困ることになると思うのできちんと勉強して
いこうと思いました。母親も夜勤をしていて、会社
に出る前と帰ってきてからのことを考えると丸1日
寝れないこともあり大変なので私も頑張りたいと思
いました。

■バイトに有休があるのをはじめて知りました。

■シングルマザーの貧困率が高いのがちょっと色々
思うものがあった。

■日本はまだ「たくさん働くこと」がスバラシイと
されている。だれもがもっと自分の時間がほしいと
思っているのに。もっと早くから(学生のうちから)、
人間らしい働き方を教えていかないとこれからも変
わることはないだろうなと思います。

■やはり生活にはお金が必要だと再確認した。今の
自分は勉強とアルバイトで自由な時間が少なくなっ
ている。身体的、精神的にもゆとりを持てるよう、
自由な時間をつくるように心がけたい。

■日本は良い国だが仕事面では終わっていると思う。

■日本でストライキは、10数年前にプロ野球で起
きたことぐらいしか思いつかないぐらい。もっと起
きたほうが労働条件が良くなると思う。

■労働条件の改善は非常にむずかしい交渉だと思う
が、しっかりと組合が成り立っている病院で働きた
いです。

■使用者と労働者の立場が平等にならないといけな
いということがわかった。労働者の権利を守るため
に憲法が存在していることがわかった。

■『いつまでも白い羽根』の先生の感想を聞いて、
看護学校にも色々あるんだなと感じました。ヒロイ
ンの留美は、学校を続けたのですか? 「看護学生に
とって実習より大切なものはなく、また実習より辛
いこともない」と書いてあり、とても共感できまし
た。演習でも大変なのに実習が始まってしまったら
・・・と私はとても不安です。
 岡山の最低賃金が781円と聞いたときビックリ
しました・・・。私のところのバイトは870円です・・・。
東京に比べ低いですねw。卒業したら東京にバイト
しに行こうかと思いましたw。生活の上で消費税や
生活費がとてもかかるんですね! 1人暮らししたい
と思っていましたが・・・やめようか悩みます。子ど
もがいる方は、育児・家事・学校の両立していてと
ても尊敬します!

憲法が、5時に、UNITE!、いつまでも

最近読み終えた本。
今は日常生活のなかで本を読む時間がとりにくので、
出張の移動時間に集中して、という感じ。


『憲法が生きる市民社会へ』
 (内田樹・石川康宏・冨田宏治、日本機関紙出版センター、2018年5月)

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2月に西宮で行われた3者の鼎談の書籍化。
若マル本のように、
石川ワルモノ先生が現状認識・課題の整理を行い、
内田先生が独特の視点から問題点を把握。
この視点の違いと交差が面白いです。


『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人
   ードイツに27年住んでわかった定時に帰る仕事術』
               (熊谷徹、SB新書、2017年)

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オドロキ!という点はなかったけど、
長時間労働について問題意識をもつ人には良い内容。
文化や気質の違いというよりは、
人権感覚とそれにもとづく労働運動の差かと。


『UNITE! そうだ労組、行こう。』
    (藤田和恵・寺前誠治編著、学習の友社、2018年5月)

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エキタスを取材した藤田さんのルポルタージュと、
『月刊全労連』の連載企画「きらり労働組合」、
さらに労働運動の前線で奮闘している方々の座談会。
知っている方や労組がちらほら登場。運動論的色あいの1冊。


『いつまでも白い羽根』(藤岡陽子、光文社文庫、2013年)

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ソワニエ読書日記5冊目。
大学受験に失敗し、モチベーション低く看護学校に入学した主人公。
看護学生3年間の物語。さまざまな出会い。実習での学び。
「その場の常識だとか雰囲気に流されない」看護の姿勢と
それを保つ難しさも。

「行けるときに行っとこうツアー2018 第3弾in山陰」

23日(水)~24日(木)は、
「行けるときに行っとこうツアー2018 第3弾in山陰」でした。
遅くなりましたが、写真を中心に紹介します。

23日は雨の1日。
この日のメインは、米子の南にある「とっとり花回廊」。

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現地で、相方の職場の先輩で退職後境港に
移られたコトクさんと合流。
ランチをしたのち、園内をまわりました。

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雨でも大丈夫なところがたくさんあり、
バリアフリーもばっちりでした。

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色彩豊かなお花と新緑の深さを堪能。

コトクさんに別れをつげ、
しんじ湖ぞいの温泉宿へ。

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美味しい料理に舌鼓。
ゆったりと過ごせました。


そして24日は快晴!!

まずは、松江・イングリッシュガーデン(英国風庭園)に。

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咲き誇る花ばな。緑との調和もすばらしく。
相方の車いすをひいてくれているのは、
妹さんやめいっこさんです。今回は4人旅です。

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午後は、島根県立美術館のレストランでランチ。

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そして日本庭園日本一との評価を受けている、足立美術館に。
初めてでした。繊細な美しさでしたね。

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しめは、大山のふもとでソフトクリーム。
ほんとうに、気持ちのよい快晴で、
春(初夏?)の山陰を満喫~できました!

今年も順調に旅ができていて、感謝です。

次は来月。奈良です。

弘前城を朝さんぽ

26日(土)は、弘前で起床。
あまりの晴天だったので、急いで準備して、
近くの弘前城へ。朝のさんぽを1時間ほど。

桜の季節や雪の季節は来たことがありますが、
新緑は初めてで、これまた素晴らしい雰囲気でした。

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岩木山もきれいに眺めることができました。
朝は人も少なくて、いいですね。

青森の弘前で、労働組合のそもそも話。

25日(金)、羽田経由で青森へ。
この4年間で11回目の青森・・・!
18時から、弘前市内で労働組合の学習会講師でした。

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地域労連・健生病院労組・青森県労連の共催。
労働組合のそもそも話。約50人の参加でした。
平日の夜に、まったく自主的な取り組みでこの人数はすごいです。
おそらくこの数倍の声かけがあったかと。取り組みに敬意です。
若い人もちらほら。
聞くと、職場の先輩に誘われたとか。素晴らしい。

1時間の講義ののち、
グループディスカッション、さらに懇親会。

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全員発言で学習会の感想やら労組活動の悩みやら。
すてきな時間でした。集まれば、力がわいてきますね

以下、さっそく送っていただいた感想文を
そのままご紹介します。


■労働組合とは、自らと仲間の尊厳を育て、取り戻す
活動であると学んだ。常に人権感覚をみがき、「おか
しい」ことを「おかしい」と感じ、声に出さなければ
ならない。労働組合とは、そもそも何なのかというこ
とが、理解できたと思う。

■組合の大切さは改めてよく分かった。新鮮ではある。
「人間らしく生きる」事の大切さ、たたかいの末に得
た権利、忘れないようにしたい。聞いて欲しい人に聞
いてもらえなかった(来なかった?来れなかった?)
のが残念。また声をかけようと思う。最後のディスカ
ッションは、討論というよりは、説明になってしまっ
た気が…。もっと時間を使って討論をしたかった。
(40代、健生労組)

■講演の内容はすごく分かりやすかったです。自分の
事に置きかえることで、労組の働き、労働環境がどれ
だけ大変重要なことであるかが、再確認できました。
新入職員が聞いても分かりやすい話し方、内容だった
と思うので、今後は後輩にも伝えていければと思います。
(20代、ファルマ)

■長久さんの話を聞くのは今回で3回目でした。3回
目でも学ぶことは本当に多いです。ここ最近、「普通」
「常識」という言葉に疑問を持つようになりました。
今日の学習会で、またひとつ解った気がします。
(30代、青森民医労)

■人間らしく生活することの大切さをもっと多くの人に
知ってもらいたい。(30代、健生労組)

■久しぶりの学習会でしたが、労働組合の重要性を再認
識した。もう少し時間がほしかった。
(69歳、年金者組合南支部)

■大変分かりやすかった。勇気をもらった。意見を言
うことで、雇用者側から、何て思われるかという恐さ
もあり、意見を言えない場面がある。これは、どのよ
うに解決すればよいのか…。(30代)

■改めて団体交渉は大切なことだと思った。人間らしく、
私らしく、ゆとりある生き方をするために、労働条件
にこだわり交渉をすること、使用者側を困らせるスト
ライキをかまえることは、労働者に与えられた権利!!
レジメにもあったが「ゆとり」がないために、あきら
めたり、がまんしている人達が多くいるのが現状なの
かなと思う。それと、皆、労働組合のこと、わからな
い方も多いので、大切さを、ぜひ、わかってもらえる
ようにしたいと思う。(40代、健生労組)

■ゆとりのある生活をおくるためには、生活の質を保
つ必要があり、生活の質と労働条件はイコールであり、
労働条件に左右されるので、労働条件の質を上げる必
要がある。上げるためには団体交渉が不可欠であると
改めて感じた。人間らしく生活していくには、団体交
渉で、とことんこだわり、積極的に参加し、うったえ
ていかなければ、自分を守る上で大切だと思った。(20代)

■本日の講演を聞き、労働組合というシステムの基礎
を学ぶことができました。自分達のあたり前の権利を
守り、勝ちとるために頑張っていきたいと思います。
ディスカッションでは、他職場の労働組合の話を聞く
ことができ、感じ入るものがありました。またこうい
う場があれば参加したいと思うことができました。
(20代、ファルマ)

■「おかしい」ことを「おかしい」と感じ、声をあげ
ていくことが大事だと強く思った。労働基本権 ①団
結 ②交渉 ③スト の必要性、大切さを改めて思い
ました。あきらめず行動していきたいと思います。
(50代、健生労組)

■EUとの対比で、日本の労働環境がひどいものだと思
いました。8時間しっかり働いた人が、ほこりを持っ
て家庭を持ち、生活していけるような国に、政治は一
番に取り組むべきだと思いました。今日の話を聞いて、
よくわかりました。(60代)

■おかしいことをおかしいと感じること。声をあげる
ことで、人権感覚をみがいて、流されず、どんどん声
をあげていきたいと思った。(50代、健生労組)

■普段、目の前の利用者のQOLに着目して、日々、頑
張っているつもりでしたが、長久さんの話を聞き、い
かに今の日本の労働者が権利侵害されているかが実感
できました。最低賃金も、実際に計算してみると、い
かに低いかがわかりました。人権感覚を大切にしてい
きたいと思いました。(30代、健生労組)

■また話を聞くことができ、相変わらず分かりやすい
講演に感心しました。組合活動が大変だという思いも
ありますが、それ以前に、組合が大事って思うことを
もっとたくさんの人に思ってもらいたいなと思いまし
た。(30代、健生労組)

■「人権感覚をみがく」これが一番、今、必要だと感
じた。模擬団交もやってみたいと思った。
(40代、健生労組)

■労働組合の必要性、役割、活動が理解できた。自分
の時間、労力、お金を使うのだから理解しないと参加
は難しいことも学んだ。(40代、健生労組)

■ゆとりって大事だと改めて感じた。そして、今の現
場に、ゆとりがない!組合の力を借りて、自分のゆと
りのために、労働条件改善に取り組みたいです!
(30代、健生労組)

■長久さんの話しが聞けるとのことで、非組合員です
が参加させていただきました。労働組合のそもそもが
分からない人が増えていると思うし、そもそもの働く
人の権利が分からないまま管理者になっている人も多
いと思う。“人権感覚はほっとけばさびる”というのが、
とても印象的だった。人権感覚をさびさせないように、
学びを続けていきたい。(30代、健生病院労組)

■組合活動は大切だと思っていても、日々の仕事や家
事で時間をとられ、なかなか活動に参加できないのが
現状です。今回の学習会で、改めて、活動の必要性を
感じました。例えば団交でも…。要求を通すには、人
数が必要だと思っていても、なかなか要求が通らず、
どうせ行っても…。と、マイナスの感情を持ってしま
うこともあるので。また気合いを入れて、自分のため
に、参加していきたいと感じました。(40代、健生労組)

■労働組合とは、何のために、どの様な事をしている
のか、今まで、あまり深く考えた事もありませんでし
た。今回のお話を聞いて、労働組合とは、自分のため
にあるものだと感じました。忙しい仕事、家事、育児
の毎日ですが、労働組合の活動に、今までも少しは参
加していましたが、これからは、もう少し参加してみ
よう、活動してみようという気持になりました。勉強
になりました。ありがとうございました。
(40代、健生労組)

■講義で、前にも感じていた事が気付かされる事が多く、
日々の仕事、生活、家庭でのことが、いっぱいいっぱ
いなのだと思います。しかしながら、今のこの現状が、
人間らしいのかどうかを考えていくためにも、ゆとり
の時間を確保していくためにも、一歩、二歩でも労働
組合の活動に取り組み、改善していければと思いまし
た。(40代、健生労組)

■久々に、人間らしい生活、尊厳という言葉を聞きま
した。私は労働組合活動をしていることで、いろんな
ことを知ったり、集会などにも参加できて良かったと
思っています。でも、仕事をしていると、「あれ、変
だな」と思っても、そのままにしてしまったり、自分
の感覚が鈍ってきているのでは、と思っています。職
場の中で、話し合いがきちんとされていないのはおか
しいと何回か言ったことはありますが、そのままの状
態に慣れてしまうと、「おかしいことがおかしくなく
なる」「会社としての倫理も変化してしまう」気がし
ます。人間は楽な方に流れる性質があると思うので、
やはり、労働組合員として、チェック機能を働かせな
くては、と思い直しています。(50代、健生労組)

■長久さんのお話を聞くたびに、「学び」の大切さを
再認識させられます。自らの努力不足も…。楽しく、
貪欲に…!とても元気が出ました!!ありがとうござ
いました。(40代)

■生活にゆとりがあれば「自分らしく生きる」条件が
広がるというのには、なるほどなと思った。
(40代、健生労組)