長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

相方のお仕事方面、ひと区切り。

いろいろ報告することはありますが、
まずはきのう(27日)のことから。

相方の職場であった岡山県民医連の総会があり、
方と最後のごあいさつにうかがいました。
総会終了後、参加者が帰るところを見送る、という形でした。

「久しぶり~」「元気そうで安心した」
「民医連新聞のコラム話題になってるよ」など
かな言葉をたくさんいただきました。

相方も気持ちにひと区切りついたよう(正式な退職は7月)。
約20年のお勤めでした。
この職場にたくさん育てられ、大切な友人もたくさんでき、
ほんとうに恵まれていたなと感じます。感謝です。

その後、
国際ホテルでちょっとリッチなランチを。
よい休日でした。

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専従者として、集団・組織づくりの工夫も紹介

きのう(21日)は、早起きからの岡山空港。
日帰り東京出張でした。

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午前中は民青新聞の編集局+民青中央の役員のみなさんと学習会。
私の自己紹介、専従者として気をつけていること、
学びの姿勢、集団・組織づくりの工夫(岡山労働学校の実践)、
ファシリテーション、CO、レイバーノーツも簡単に紹介。

話をうけて、グループディスカッションを40分ほど。
私の経験やら問題意識を紹介しただけですが、
みなさんの活発な意見交換に、たくさんの刺激をもらいました。


午後は、労働者教育協会にて
勤労者通信大学入門コースの教科委員会でした。

そこが知りたい 9条改憲って何?

日曜日(20日)の午後は、
高梁9条の会結成13周年市民のつどい&総会にて記念講演。
「そこが知りたい 9条改憲って何?」というテーマ。

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私の話の前に、総会と、
高梁市在住の戦争体験者のお話がありました。
実家が東京空襲で焼けたというYさん。
他にも、戦時中の生活や人権が侵害されていく
ようすをリアルにお話されました。

ちなみに、高梁9条の会は持続的に活動されていて、
毎月の署名活動やニュースの発行も。
総会には高梁市長や議会議長、教育長からもメッセージがありました。
すごいですね。どうやってお願いしているんでしょ。

私からは、
歴史から学ぶことがいまとても大事になっているとして、
日本の近現代史のなかでの憲法の位置づけ、
アジア太平洋戦での
たくさんの悲しみを背負って9条は生まれたこと、
自衛隊をめぐる歴代政府の解釈と矛盾、
さらにいま狙われている改憲のポイントについて。

熱心なみなさんの姿勢に、
おおいに励まされた1日でした。

相変わらずの乱読とソワニエ読書日記

最近読んだ本。
ソワニエの授業が始まり、
そちら関連の本が多くなっています。


『ソウルの市民民主主義~日本の政治を変えるために』
(白石孝編著・朴元淳ほか著、コモンズ、2018年3月)

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韓国が熱い。ソウルが熱い。
そして読むものの胸も熱くなる。そんな本。

韓国でも政治の腐敗が。でも一人ひとりの市民が、
キャンドルを手に広場に集まり、毎週デモをした。
そして生まれた文政権。
朝鮮半島情勢を劇的に動かし続けている
政治を生み出したのは、市民の運動。

その運動の中心になった首都ソウル。
その市長が、これまた感動的にすばらしい政策を
市民とともに作り上げている。そのことを詳細に紹介。
ソウル市長の講演記録もある。

労働者を、「労働者とともに、生活している市民」
としてとらえ、生活まるごとをサポートしていく
自治体のありかた。うらやましくなると同時に、
学びあえる隣国の存在に、
やっぱり気持ちが熱くなる。

日本の運動の根本的リニューアルの
必要を再認識すると同時に、こんな近くに、
モデルになりうる政治運動・市民運動が
力強く育っていることに感謝。韓国から学ぼう!


『資本論 原作マルクス』(講談社まんが学術文庫、2018年4月)

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なんでも漫画にしちゃう日本。
まあ本作には、労働者のための労作である資本論という
視点はまるでないけど。説明も雑。
でも、資本というものが、いかに人間を狂わせる
魔物になるかというのはビビッと伝わる。


『憲法の良識~「国のかたち」を壊さない仕組み』
          (長谷部恭男、朝日新書、2018年4月)

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長谷部さんの憲法観は独特で、なかなか新鮮。
安倍政権の改憲問題は、かなりぶったぎってます。


『医者が妻を看取る~夫婦でがんと闘った3年10ヵ月の記録』
          (小野寺久、中央公論新社、2017年)

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ソワニエ看護専門学校で紹介する今年度1冊目。
消化器がんが専門の医師の妻が大腸がんに。
闘病の記録を詳細に日記に。
おふたりの気高い生き方が随所に。しかし、がんは辛い。
最後は涙でした。


『ディア・ペイシェント』(南杏子、幻冬舎、2018年1月)

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ソワニエ読書日記2冊目。役医師による医療小説。
なにかと病院や医師に無理強いや攻撃を加える
「モンスターペイシェント」が軸。
現在の医療のさまざまな矛盾のなか揺れ動く女性医師を描く。
読みやすく、展開にも無理がなかった。


『いのちをつなぐ~移りし刻を生きた人とともに』
         (川嶋みどり、看護の科学社、2018年1月)

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ソワニエ読書日記3冊目。
自らの死を身近に感じてきた1931年生まれの著者。
ともに生き協同してきた人びとの死と生を看護の視点を軸に語る。
看護の本質を考えながら。「先手のケア」の言葉が印象的。


『マンガ 親が終活をしくじりまして』(寝猫、三五館、2017年)

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ソワニエ読書日記4冊目。
漫画家である著者の母親がお正月に突然死。
その実際にあったドタバタなエピソードをもとに、
コミカルに「終活問題」を漫画で伝えています。

お葬式はてんやわんやで悲しむヒマなし。
残された家族に自分の基本情報をどれだけ
伝えているか。財産管理、延命治療についての考え、
希望の埋葬法。遺産や相続、お墓のこと・・・。
死んだあとの始末まで考えないといけない現代社会は大変。

最後の終わり方がちょっと雑な印象でしたが、
考えさせられることも多く、「いまをどう生きるか」を
問い直す助けにもなる1冊です。


『マルクス「資本論」の方法と大混迷の世界経済』
          (工藤晃、かもがわ出版、2018年5月)

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第1章『資本論』の方法への覚え書き、
第2章大混迷の世界経済―リーマンショック後のトランプ現象の流れ、
第3章多国籍企業の税金逃れ、という内容。
分量少な目。今年92歳になる著者の意欲に脱帽です。

 

「家事労働と働き方」について学習と交流。

昨夜(18日)は、
倉敷医療生協労組で若者中心にしている月イチ有志学習会の3回目。
若い人中心に参加は5名(女性4、男性1)。

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「家事労働と働き方」というテーマであれこれ。

家事労働の私的経験、家事労働を具体的にみてみよう、
ジェンダーがもたらす家事労働負担のゆがみ、
労働時間と生活時間のバランスを調整できること、などなど。

交流も楽しかった。
家事労働は他人からは見えない部分も多く、
興味津々の議論だったみたいです。

以下、参加者の感想です。

■1人暮らしなので、家事労働は少ないのですが、
実家にいる時は母がほとんど家事をしていたなぁ・・・
と思い出しました。今度実家に行ったときは手伝い
をして孝行しようと思います・・・。男性が家事労働
をしたくてもできない職場の風潮もあると思うので、
なくなるような風土が必要だと思います。

■育った家庭環境では、家事、育児全部わが家では
母がしていて、父はまったくしなかったので、
それがあたり前のような状況でした。学習をして
様々考える機会があると、少しずつは変えていける
のかなと思いました。また参加したいです。

■私自身は男性として家事をがんばっていたつもり
でしたが、実際は、女性の側に負担がかかっていた
のだと実感させられました。職場や社会の状況が
変わっていかないと、男性が家事をがんばりやすい
社会になっていかないと感じました。

■わが家では夫が比重が高いので、ぐさぐさきまし
た・・・(笑)。「男性が長時間労働で、女性に負担
がかかる」という社会の構造ができあがっている
ので、男性女性関係なく、定時であがれて、賃金の
格差のない、ゆとりのある働き方に変えていかないと
いけないですね。働き方改革はそれの逆をいってる!

■家事、育児がこんなに大変とは思っていなかった。
ジェンダー規範のところでは、自分の家でもそうな
ので非常に納得した。家庭環境が影響しているため、
家事は女性がするものという考え方を変えていかな
ければ、労働も変わっていかなと思う。

「新しい“わたし”をつくるために」

またまた遅れぎみですが、
火曜日(15日)の午後は、ソワニエ看護専門学校での
今年度4回目の授業でした。

絵本『わたし』を読む、
というテーマで、
さまざまな人間的諸関係・関係性・環境のなかで、
「わたし」は構成され、育ち、また変化していくことを
考えました。

患者をどう捉えるか、という視点でも、
医療者にみせている患者の「顔」はその人の
一面でしかないこと。
生活者という側面、
さまざまな「顔」をもった社会的存在として
患者をとらえること。

「わたし」について、見つめなおし考えるなかで、
「他者への見方」を育てる内容でした。


以下、学生さんの感想文の一部です。


■自分とは、他者がいてなりたっていると知った。

■いろんな視点から自分をみてみると、様々な見
られ方があるんだなと思った。今大事にしたい顔、
つけ加えてみたい顔について、深く考えてみたい
と思いました。

■これからたくさんの「私」を増やしていこうと
思った。

■自分がどういう存在で、どういった人なのかを
見つめ直すいい時間になった。改めてこういう
人になりたいと思えたので、またがんばっていこ
うと思う。

■他人がいるから自分がいて、“成長したい”など
思えるわけで、自分1人で生きようとすれば“成
長”という言葉は存在しないと思う。他人にあり
がとう。

■時々、自分でもどれが本当の自分か分からなく
なる時があったけれど、どれも本当の自分で使い
分けてもいいんだと思った。「わたし」という
絵本から学べることはたくさんあって驚いた。

■絵本は子ども向けのものも多く、そういったも
のは、分かりやすいし、面白いのでたまに読ん
でみるのもいいなと思いました。今大事にした
い顔は「娘」ですが、今までたくさんの迷惑や
心配をかけてきたので、親から見て立派な娘に
なりたいです。絵本の感想文で「何にでもなれ
る」というのがありましたが、とても素敵な言
葉だなと思いました。看護師としての顔がつけ
加えられるよう頑張りたいです。

■今大事にしてみたい顔を考えてみると、すぐに
思いつかなかった。つけ加えてみたい顔はすぐ
思いついた。たぶん将来やりたいことがあるか
らだと思う。もっと家族を大切にしようと思った。

■すごく簡単な内容の本から、看護のこと、自分
のこと、人のこと、まわりの人のことを考える
ことができました。人の感想をきくのおもしろ
いです。

■「○○病」の患者さん。私は看護師。ではなく
て、この人はどんな人でこの病気になるまでど
んなことがあって・・・などのいろんな視点を大
切にしたい。時には看護師。時には友人。時に
は他人。いろんな顔を大切にしたいと思います。

■新しい「わたし」をつくるため、いろんなこと
にチャレンジしたくなりました!

■他者から見ていろんな顔が存在して、私だけが
なれる顔があって、キリがないけどおもしろかった。

■初対面でタメ口だった看護師さんは、相手が例
えば安倍総理だとしてもタメ口だったのだろう
か。きっと敬語だっただろう。「患者」と「看
護師」という立場は変わらないのになぜだろう
か。それは「患者」以外に「総理」という別の
顔を知っているからだろう。それならば、相手
の他の「顔」も知らず、うちとけているわけで
もないのにタメ口なのはおかしいのではないか
と思った。
 「将来つけ加えたい顔」は全く思いつかなかっ
た。もしかするとこれ以上「顔」が増えること
を自分は望んでいないのかもしれないし、また
は今は「母親」や「妻」の顔の比重が大きすぎ
て他の顔を考える余裕がないのかもしれない。
・・・ちょっと旅に出て、何者でもない私に会いに
行きたくなりました。

■「私」とは何か、と考えていくと、結果的に、
家族や友人など自分の周りにいる人達の大切さ
を改めて感じることができたように思う。誰か
との繋がりによって「私」は喜怒哀楽に溢れた
日々を過ごすことができている。だからこそ、
常に自分を取り巻く環境に目を向ける必要があ
ると、感じた。

■今大事にしたい顔をあらためて文字にして書
くことで目標が明確になり、もっと頑張ろうと
思えた。

『変えてはいけない憲法9条』(学習の友社)

『変えてはいけない憲法9条』
(山田敬男・杉井静子・小沢隆一編著、学習の友社、2018年5月)
を読み終える。

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現在の憲法問題をQ&Aでまとめたブックレット。
学習運動に関わる学者・運動家が執筆。

私も、
「若者は憲法問題をどう見てる?対話で大切なことは」
「労働組合がなぜ憲法問題に取り組むのか」
の2つを執筆させていただきました。

現場で活用されることを想定しています。
900円+税。
ご注文は岡山の方は岡山県学習協まで!

お酒を控えよう。

介護は、精神的にも肉体的にも、
こちらにゆとりがなければ、辛い。

相方が難病になり、要介護5・障害者1級、
つまりすべての生活部面で「手助け」が必要。

外部の「手」も最大限借りている。
朝のヘルパーさんによる
モーニングケアは日曜以外の週6日。それぞれ1時間。
9時には家を出る私にかわり、
相方のお母さんやヘルパーさんが日中は夕方まで
隙間なく入ってくれる。

正直、仕事をしているほうがラクではある。
この感じ、子育てでも同じかな、と思っている。
たいへんだ。

介護は生活を支え、その人らしく生きることをサポートする。
尊厳を守るもの。
そこに喜びもあるわけだけれど、
夕方から次の日の9時までは、基本「ワンオペ介護」。
同居している家族がぼくだけだから。

1年半、この生活をしてきて、
社会的サポートがなかったら、とっくに介護離職、
そして精神的に潰れているはずだ。
使える制度は最大限活用するべき。

たくさんの人の「手」をかりて、
無理をせず、楽しく、といきたいところだけれど、
やっぱり介護がしんどい時もある。

もちろん、相方のほうがしんどいのは言うまでもない。
だから、お互いの信頼関係がいちばん大事で、
しんどいことをきちんと表出できるかどうか。
がまんして、それが積み重なるのと大変。

最近、自分の体調のことも考え、
家ではお酒を控えようかなーと思っている。
暑くなり、ビールが美味しくなっているけど。

というわけで、お酒を控える宣言を、ここで(笑)。

青森旅・後半(5月4日~6日)

「行けるときに行っとこうツアー2018 第2弾in青森」の
後半(4日~6日)のようすです。

鯵ヶ沢温泉でむかえた4日目は、早めに始動し、
妹さん、めいっこさんを弘前駅まで。バスで青森空港まで。

前日(3日)に濃霧によるハプニングで、青森上空まで来ながら
大阪に連れて帰られてしまった友人も、朝イチの飛行機で
青森空港に到着し、弘前で無事に合流。
青森に通い続けて10年以上の京都の友人です。

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さっそく4人で、弘前のこぎん刺しのオシャレなお店に。
店員さんとも話がはずみ、昼食のおいしいお蕎麦屋さんを
紹介していただきました。山菜が食べたいという友人のチョイス。

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とても美味しかった! パクパクたいらげました。

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引き続き青森を満喫。風景も温泉も食もピカイチ。
自然の厳しさがこの質を生み出しているのだろうなあと。
数えたらぼくも青森10回目です(ほとんど仕事ですけど)。

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夜は焼肉屋に。こんなに厚いタンは初めて食べました。
肉も美味しい青森!ずるすぎる!
お店の方もフレンドリーで大満足。底知れぬ魅力です。


5日目は、この旅いちばんの好天。お宿からの眺望。

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海風で刻々と変化する海原と空。

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岩木山もくっきり。

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ウェルキャブ車のハイエースでドライブ。気持ちよし。

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5日目は、お宿が自炊のところだったので、
五所川原のショッピングモールで食材やお土産などを購入。

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そしてお宿に行く前に、三内丸山遺跡近くにある、さんない温泉へ。
来る人の9割が地元の人っぽい。
硫黄が超強烈、中の老朽っぷりや手付かずな感じも新入りを寄せ付けない。
こういう雰囲気の温泉がいたるところにある青森。素晴らしい。

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そして、青森市内の、バリアフリーのロッジでゆっくり。

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友人たちの手づくり料理に舌鼓。ありがとう!
仕事や活動の話など、話題はつきず。

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朝食にはアップルパイで。

ゆっくり始動して、青森空港へ。
そこでもお土産を買い込み(笑)、いざ飛行機へ。
JALの方がお手伝いしてくださいます。

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友人たちや様々な人のサポートがあってこそでした。

ALS患者となっての旅は、
面倒くさい準備がそれはそれはたくさん必要です。
バリアフリーのお宿を探すところから、
人口呼吸機の手続き(飛行機)、必要な介護用具、ベッドの高さ、
人のサポートの手配、その他もろもろ。

でも、ALSになっても、
その人らしい生活ができる、旅もできる、
自分の尊厳にこだわる。
それが大事なんだと実践しています。


この日、無事に伊丹空港に着き、
頼んでいた友人の運転で岡山に帰ってきました。
ほんとうに感謝です。

さ~今年もまだまだ行きますよ、旅!

労働力という商品を大切にしよう

土曜日(12日)午前中は、
生協労組おかやまの執行委員会にて学習会。

今月はナシと思っていたら、
水曜日ぐらいに「やっぱり来てー!」と連絡あり。

いそぎ「労働力という商品を大切にしよう」レジュメつくり、
45分ほどわーわーしゃべり、のちグループ感想交流。
労働運動にお仕えするわが身です。

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この日は、
私の大好きなナイチンゲールの誕生日(1820.5.12)。
日本では看護の日になっています。
なので、ナイチンゲールの言葉を2つばかり紹介しました。

「仕事場についていえば、労働者は健康が唯一の
資本であることを忘れてはならない。そして働く
場に清浄な空気を確保する方法を考え出し、それ
を実現するよう互いに理解し合うことが必要であ
る。清浄な空気は健康を保つうえに主要な作用を
及ぼすもののひとつであるからである。これは
≪おそらくは≫『労働組合』いやストライキにも匹
敵する価値あるものであろう」(1893年)


「看護婦に交替で適当な期間に一定の休日を与える
のはよいことである。看護婦や婦長に長期間の年次
休暇を与えるのもよいことである。2週間ぐらいが
ちょうどよいだろうと私は思う。休暇を与えること
は〔病院にとっては〕不便を伴うものであることは
疑いもないが、全体的に考えれば害よりもはるかに
多くの益をもたらすものであると私は考えている」(1858年)