長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

『労働組合たんけん隊』を使っての学習会依頼

生協労組おかやまから、
拙著『労働組合たんけん隊』(学習の友社)を使っての
学習会依頼がある。
中央執行委員会での4回講座になりそう。

本も35冊の注文を頂く。

新年早々ありがとうございます!
お力になれるようガンバリマス!

倉敷で労働学校交流会2018。

7日・8日は、倉敷で労働学校交流会2018。
労働学校を開いている6県から参加がありました。

f:id:benkaku:20180109095841j:plain

私は1時間の問題提起の役目。
労働学校をなぜひらくのか、労働学校という形態について、
具体的活動の技術交流の大切さ、など。

その後、18年ぶりに労働学校を開催した
ちば労働学校の経験報告をききました。

それを受け、それぞれの活動や問題意識を交流しました。
夜は楽しく懇親会も。

各地の労働学校は受講生の減少がつづいています。
運動の柔軟で抜本的見直しが必要だと感じます。

以下、問題提起のレジュメです。


一。労働学校をなぜひらくのか?
 
1。労働者が労働者らしくなる。労働組合が労働組合らしく。
   職場や社会を変える力に。
  ◇労働者としての自覚。連帯という生き方。現状を問う力。
   敵を見誤らない力。
  ◇自分の立ち位置への自覚。そのためにどんな学びが大事か。
   *そもそも論。社会科学、基礎理論学習。
    憲法学習。人権感覚をみがく。
   *部分・表面の情報にふれるだけでは、この認識への到達は
    むずかしい。現象から本質へ。下流から上流へ。
    ものの見方をみがく学び。弁証法を日常活動にも活かす。
   *歴史的な視野で「いま」を見る力。自分(たち)の生き方を
    歴史的にとらえる。
  ◇自らの生活や人生を仲間とともにプロデュースしていく力を育てる

    「学習活動は、あらゆる教育活動の中心に位置づけられ、人間
    をできごとのなすがままに動かされる客体から、自分たち自身
    の歴史を創造する主体へと変えていくものである」
                   (ユネスコ「学習権宣言」)

 2。学習運動(学習協)の立場から
  ◇労働運動との共同・協力の架け橋。活動家育成の場所として
   信任・信頼される。
  ◇学習運動・労働学校の担い手づくり
   *「聴く」学習なので入りやすい。学習運動の入口になる役割。
    「楽しいよ」と言える。
  ◇労働学校から『学習の友』読者・会員・勤労者通信大学につなげたい

 3。労働組合の立場から
  ◇圧倒的に足りない「組合活動の担い手」。とくに若い世代の活動家養成。
   *自らの組合の学習方針、年間計画での取り組みもあるが。それだけは
    不十分。
  ◇学習活動家になってほしいというよりは、労働組合の担い手になって
   ほしい。
  ◇しかし具体的に「誰を行かせたいか」となると、困難。一般的な呼び
   かけで来ることはまずほとんどない。1人ひとりをオルグする必要。
   そこまで手がまわらない。

 4。受講生の立場から
  ◇学びたい要求をもっている人は一定存在する。
   *自分を成長させたい。社会のしくみを知りたい。
  ◇労働学校に行くと、楽しいし勉強になる。
  ◇知りたいが増える。友だちができる。異職種・異文化交流も楽しい。

二。なぜ労働学校という形態にこだわるのか
 
1。学校ということ
  ◇一定の期間、連続的に行い、系統的・多面的に学びを深める場
   (とくに基礎的理論)。
  ◇職場・職種をこえた交流ができる貴重な機会。異質なものとの
   出会いとその効能。
  ◇「集まること」の長所を生かした学習形態。討論の重視。
   交流もとことん。
  ◇人間らしさにこだわり、人間らしさを育てあう場

 2。学びの質と量の関係
  ◇労働組合の行う「労働学校」「講座」「セミナー」との差別化
   *連続学習。多種多様な人が集まる。基礎理論は学習協では
    ないとできない。
  ◇学びの量・交流の量は、質的変化を生み出す
   *長久個人の経験では、最低8回以上はカリキュラムが必要
   (交流ふくめ)

 3。形態からくる困難について
  ◇毎週「通う」という物理的困難。多忙化。財政的基盤がないため
   受講料も一定。
  ◇初めての人には「壁」が高いという側面も
   (気心知れた仲間内での学習ではない)

三。労働学校の具体的活動―総合力が問われる。技術交流が大事。

 
【曜日や時間帯の設定、会場の確保】
  ◇平日夜か。土曜日などにするか。スタート時間は。終了時間は。
   連続的に使える会場の確保。会場費の高低。駐車場はアクセスは。
   きれいか。学びやすい環境か。
 【カリキュラムの設定と講師選定】
  ◇カリキュラムは生命線。何回のカリキュラムか。系統性重視か、
   単発型か。テキストの有無。おもしろそうか。労働学校でしか
   できない学びか。どのようにカリキュラムを決めるか。講師の
   確保と選定。講師との内容打ち合わせ。講師の力量はとても大事。
 【開催時のタイムスケジュールや運営の工夫】
  ◇講義時間は何分か。討論時間は何分か。受講生が参画できる
   工夫はあるか。ニュースは発行されているか。どのようなニュースか。
   開始前や終了後の交流などは。岡山労働学校では開始前や休憩時に
   音楽をかけている。グループ討論はどのようにすすめているか。
   グループ分けは固定か、毎回違うか、主催者が決めているか。
   感想文用紙はどのようなものか。感想を受講生と共有しているか
   (ニュースなどで)。
 【受講生どうしの交流がすすむ仕掛けや工夫】
  ◇交流の時間や機会をどうつくっているか。岡山では1回目は交流
   メインにしている。グループ討論の進め方は。コンパや学習旅行
   やフィールドワークは。終了後の夕食交流会などは。岡山では
   講義前の15分間、受講生によるワンポイント講座をしている。
 【募集・宣伝活動】
  ◇開校のどのくらい前にチラシができて宣伝活動に入っているか。
   チラシは誰がつくっているか。洗練されたものになっているか。
   チラシの配布先は。労働組合への要請活動は。ネットでの宣伝
   は(とくにSNS)。1対1の対話がどれだけできているか。
   募集を推進するための会議をしているか。対象者名簿はあるか。
   協力者を広げられているか。
 【運営委員会(学校の主体者)の確保と成長、集団づくり】
  ◇募集でも労働学校の運営活動でも核になるのが運営委員会
  (チューター団)。運営委員のリクルート方法は。成長をどのよ
   うに保障しているか。会議の頻度は。運営委員会の団結を強め
   られているか。つねに入れ替わりがあるなかで継続的に確保す
   るという難しさ。

  ■することは山ほどある。どの活動もレベルアップ必要。しかし
   活動「技術」の交流機会が少ない。カリキュラム問題でも相当
   な議論と交流が必要。知識重視の問い直しも課題。学習運動の
   全国的な連携の弱さがある。労働者教育協会のイニシアチブも必要。

さいごに:運動を組織する側の喜びややりがい
     ◇人が変わることに出くわす。その手助けに関われる。
      自分も変化する。
     ◇さまざまな力がつく。働きかける側は、働きかけられる側
      以上に学ぶ。

昨年は少なめの82冊でした。

昨年11月中旬以降に読んだ本。
結局年間82冊でした。例年より減ってます。
家で本を読む時間が激減したことによります。
今年は100冊を目標にがんばります。


『アベノミクスによろしく』
     (明石順平、インターナショナル新書、2017年10月)

f:id:benkaku:20180104152025j:plain

安倍政権の経済政策を公式データをもとに検証。
異次元の金融緩和がもたらす破滅の道をわかりやすく。
ほかにも「アベノミクスの効果」とされる経済指標を検証。
2つほど小さな間違いがあったのは残念。


『すぐできる! 伝わる文章の書き方』(赤羽博之、JMAM、2013年)

f:id:benkaku:20180104152108j:plain

例が豊富でわかりやすい。
こういう基本原則を知っておくだけでだいぶ違う。
①短く書く②同じ言葉は省く③言葉を丁寧に選ぶ
④より具体的に書く⑤リズムと流れを考える
⑥言葉を入れ換える⑦書いた文章を読み返す。


『十津川警部 高山本線の秘密』(西村京太郎、小学館、2017年4月)

f:id:benkaku:20180104152010j:plain

うーん。日本の戦争のおろかしさへの西村京太郎の思いはわかるが、
現実感が低い話だった。高山本線もまったく展開に関係なし。
西村京太郎の思いはわかるが。


『神様のカルテ0』(夏川草介、小学館文庫、2017年11月)

f:id:benkaku:20180104152039j:plain

シリーズで3巻がすでに出ているが、その前史ともいえる物語。
主人公・一止の医学生時代、研修医時代の話も読ませる内容。
とてもよい。松本は今年も何回か行っている場所なので、親近感もわく。


『ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?』
            (笹山直人、光文社新書、2017年11月)

f:id:benkaku:20180104152054j:plain

とてもまとまった内容。
とくに「人事権を再考せよ」のところが勉強になった。
労働者の地位の変動や処遇にかんする
使用者の決定権限が大きすぎる問題。
これでは労働者はもの言う道具にすぎなくなる。


『サフラジェットー英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト』
                   (中村久司、大月書店、2017年10月)

f:id:benkaku:20180104152214j:plain

イギリス女性参政権運動の歴史とリーダーたちの人間像にせまる。
初めて女性参政権を求めた国会請願が1832年。
獲得できたのが1918年。85年半かけての苦闘。


『仕事の人類学~労働中心主義の向こうへ』
          (中谷文美・宇田川妙子編、世界思想社、2016年)

f:id:benkaku:20180104152229j:plain

昨年、労働学校で講師をしていただいた岡山大学の中谷先生の編著本。
1年以上放置していましたが、やっと読みました。
文化人類学の視角から、「働くこと」とさまざまな組み合わせを考察。


『主権なき平和国家~地位協定の国際比較からみる日本の姿』
           (伊勢崎賢治・布施祐仁、集英社、2017年10月)

f:id:benkaku:20180104152122j:plain

平和ゼミの学習会にむけての予習。
米軍基地問題を考えるうえで、地位協定のことははずせない。
まさにタイトルにあるように日本の主権が問われる。
あまりの属国ぶりを変えたい。


『8時間働けばふつうに暮らせる社会をー働くルールの国際比較2』
                (筒井晴彦、学習の友社、2017年11月)

f:id:benkaku:20180104152154j:plain

筒井さんの誠実な人柄と
労働者・労働組合への愛がにじみ出てくる内容。
働き方をめぐる国際ルールの到達点と近年の動向を紹介。
日本の遅れが際立ちます。


『労働者階級の反乱ー地べたから見た英国EU離脱』
         (ブレイディみかこ、光文社新書、2017年10月)

f:id:benkaku:20180104151955j:plain

おもしろかった。
とくに労働者階級出身者たちへのインタビューが秀逸。
友人だからこそ率直なところが引き出せ、
離脱に投票した人たちの考えにふれられる。
英国を理解できる良書。


『市民政治の育てかたー新潟が吹かせたデモクラシーの風』
             (佐々木寛、大月書店、2017年11月)

f:id:benkaku:20180104152137j:plain

おもしろくて一気読み。
2016年参議院選挙・新潟知事選挙に勝利した
新潟の市民運動ネットワークの中心にいた
政治学者の「運動の技法」が随所に。
政党関係者はとくに読んでほしい。

2018年、いざ、始動!

1月1日は、ゆったり始動し、
夜はラジオで
ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート2018を楽しむ。
毎年相方とこのコンサート中継を聴くのが元旦の習わしです。

今年はイヌドシらしいですが、ネコドシはにゃいのかと、
にゃんずたちはややふて腐れておりました。

f:id:benkaku:20180104145836j:plain

 

お正月は美味しいものをたらふく食べ、年賀状を書き、
ラジオを楽しみ、池波正太郎と池井戸潤を再読。
男はつらいよもDVD観賞。

f:id:benkaku:20180104145922j:plain

f:id:benkaku:20180104145938j:plain


頭をゆるりと休めることができました。
ワンオペ介護の疲れも…。

今日は午後から半日お仕事。

2018年、いざ、始動!

長野民医連奨学生合宿で働き方について語る

昨年さいごのお仕事のご報告です。
なんと昨年7回目の長野での講師仕事。
2017年度長野民医連奨学生(医学生)合宿でのお役目でした。
会場が松本でなく長野市内なので移動時間5時間…!

雪景色を見ながらの移動でした☆

f:id:benkaku:20180104144430j:plain

日本3大車窓・姨捨駅ふきんから長野市内方面を眺望。

f:id:benkaku:20180104144540j:plain

松本まではそれほどでもなかったけど、
長野に近づくと真っ白な世界。特急しなのの車窓から。

f:id:benkaku:20180104144652j:plain

写真のような企画で、私は日本の労働者の働き方から
医師の働き方、働くことのそもそもなど、あれやこれやと。

長野中央病院の現役医師の方からは、自分の働き方やモチベーション、
なぜ民医連を選んだかについてお話も。具体的でさすがのお話でした。

f:id:benkaku:20180104144944j:plain

医学生さんのキラキラした輝きとまっすぐな議論。
医学生集団の高まりあいとサポートする職員&現職医師。
ほんとうに素晴らしかったです。

f:id:benkaku:20180104145008j:plain

夕食交流会のようす。とても楽しい時間でした。

f:id:benkaku:20180104145053j:plain

さらに21時からはナイトセッション交流会!
2人の奨学生がこのかんの活動について報告されていました。
いや、ほんと素晴らしいです。頼もしいです。

医学生のみなさんは3時とか5時とかまで交流していたもよう。
おじさんであるワタクシは健全に24時就寝。

翌日(29日)、朝食もりもり食べ、
長野駅で相方から頼まれていたお土産を買い込み、
岡山に帰ってきました。

2017年の最後のお仕事でした、おつかれ、自分。
 

今年のお仕事ほぼおわり。

今日で今年の事務所仕事もおわりです。
明日は今年さいごの講師仕事で長野です。
寒いだろうな~。うう。
医学生さんとの学習会なのでとっても楽しみですが。

では、今年のブログもこれで。
来年は4日から書き始めます。

みなさま
よい年末年始をお過ごしください。

恒例の1年間ふりかえり。

相方との療養生活・介護体験記は、
またどこかできちんとふりかえりたいなり。
とりあえず。

【1月】13日~15日岡山民医連平和ゼミ沖縄フィールドワーク。はじめて伊江島に訪れる行程を組む。相方が難病のALSとなり、1月上旬から病気休職に入る。以後、自宅での療養生活となる。この頃はまだ自力で歩けた。学習会講師7回。読んだ本7冊。映画『この世界の片隅に』『君の名は。』観賞。

 

【2月】7日~15日に「行けるときに行っとこうツアー2017 第1弾inベルリン」旅をゆかいな仲間2人と敢行。相方はすべて車いすでの移動。夜は手づくり料理を満喫。ビールうまし。負の歴史の記憶を残そうとする強烈な意志を感じた街。学びおおき旅に。学習会講師13回。読んだ本2冊。

 

【3月】相方が体調崩し一時リスク高い状況に。以後24時間人工呼吸器装着の生活となる。神経難病のスペシャリスト・難波玲子医師に主治医変更。体調に不安をもちつつ、28日~30日「行っとこうツアー第2弾in沖縄本島」。沖縄では体調良好!学習会講師7回。読んだ本5冊。映画『未来を花束にして』観賞。

 

【4月】岡山県学習協52回総会。専従生活20年目に突入。ソワニエ看護専門学校での12年目の非常勤講師スタート。28日~5月1日「行っとこうツアー第3弾in青森」に。弘前城の満開の桜に大感動。青森のゆかいな友人の案内であちこちと。持つべきものは青森の友人なり。学習会講師12回。読んだ本7冊。

 

【5月】6日、コミュニティー・オーガナイジングの学習会を企画・参加。労働者教育にも導入をと模索しはじめる。91期岡山労働学校「時間を考える教室」スタート。20日~22日「行っとこうツアー第4弾in京都」。2013年韓国スタディーツアーの仲間がつどい楽しい時間に。学習会講師13回。読んだ本12冊。

 

【6月】3~4日学習運動中国ブロック研修会in倉敷。学ぶ楽しさを職場で広げるための技術や工夫を交流。大好評企画に。5月は鳥取の母親大会で、6月も愛媛の母親大会で講演。ジェンダー問題を語る機会が増えていく。学習会講師19回。読んだ本6冊。

 

【7月】8~9日人生初の岩手県へ! 医療研究集会と民青同盟の学習会で講師。14~17日「行っとこうツアー第5弾in函館」。またもやゆかいな仲間たちが函館に集結。美味しいものを求めつづける食い倒れツアーと化す。富山県労連でわくわく講座4回連続企画スタート。学習会講師12回。読んだ本6冊。

 

【8月】3日民医連西日本看護教員研修会で講師。これまでの看護とのかかわり、生活と労働から疾病をとらえる視点について深める機会に。6日中学3年のめいっこと日帰り広島ツアー。原水爆禁止世界大会にも参加。暑い暑い夏。相方はほぼ自宅で過ごす。お盆もゆっくり。学習会講師10回。読んだ本11冊。

 

【9月】来年度新しく開設される勤労者通信大学・入門コースのテキストづくりが大詰め。毎月東京で内容検討を重ねる。月刊誌『学習の友』10月号から「労働組合のむこうに」の連載講座をスタート。書き物仕事が多くなる。学習会講師11回。読んだ本3冊。映画『ダンケルク』鑑賞。

 

【10月】2冊目の著書『労働組合たんけん隊』を出版。7~9日「行っとこうツアー第6弾in富士山」。相方3姉妹そろい旅に。偉大な富士の山を満喫。この頃からテレビドラマ『ドクターX』(大門美知子)にはまり、シリーズを順次観賞していく。私生活でも「いたしません」を連発。学習会講師12回。読んだ本6冊。映画『未来よ こんにちは』観賞。

 

【11月】2~5日「行っとこうツアー第7弾inしまなみ海道」。またまたゆかいな仲間たちが集結。今回も食い倒れ&瀬戸内海の美しい風景を満喫。16日夫婦の結婚を祝う会15周年。学習会講師8回。読んだ本9冊。映画『米軍が最も恐れた男―その名はカメジロー』『ギフト 僕が君に残せるもの』観賞。

 

【12月】2日「書いて伝える・文章教室」が大好評。いつでもこの学習会できます。怒涛の出張つづきでひと月の移動距離5000㌔以上!? 12月にしては寒い日々が続き、相方自宅にてほぼ過ごす。今月も長野民医連に講師仕事2回で、今年は計7回も長野に。感謝。学習会講師11回。読んだ本6冊。

あともう少し! 美味しいお酒がまっている。

週末のクリスマス気分も一気に消えうせ、
今週はしっかり働きます。

年末はさまざまな実務もあり、たいへん。

28日は今年最後の講師仕事で、
しかも初めて話をする内容なので試行錯誤。

しかし!


これが過ぎればゆったりの年末年始になるはず。
美味しいものと美味しいお酒がまっています。

あともう少し。

日米地位協定の従属性を中心に

きのう(21日)午後は、
岡山県民医連の第5回平和ゼミナール6回目
来月の沖縄フィールドワークの事前学習2回目で、
米軍基地問題を私が講義しました。

日米地位協定の従属性にスポットをあて、
その矛盾が沖縄に集中していること、
日本の主権の問題として基地問題をとらえようと。
沖縄の現状とたたかいも紹介。

事前課題で読んできてもらった
『知ってはいけない』(矢部宏治、講談社現代新書)の内容ふくめ、
ゼミ生には衝撃の内容だったようです。
だからこそ、日米支配層にとっては「知られてはいけない」こと…。

ゼミ生は沖縄フィールドワークへの
問題意識(何を学びたいか)が明確に育ちつつあります。
来月が楽しみです。

f:id:benkaku:20171222113414j:plain

 

手はこんなにたくさんのことができるんだゾー

火曜日(19日)の夜は、
もみの木保育園の月イチ職員学習会7回目。

「ものの見方・考え方(7)~人間と労働」がテーマでした。

人間は労働によって人間らしい力を獲得した。
手の発達と道具・言語。
社会を支える働くひと。
資本主義社会で労働はなぜゆがむのか。
など。

保育士さんだけあって、
子どもの手の発達へのまなざしは
さすがに深い。感想交流も勉強になります。

レジュメの一部。精巧な人間の手は、
こんなにたくさんのことができるんだゾーの一覧。

f:id:benkaku:20171221094814j:plain

 

来年9月に岡山でピースエッグが開催。

月曜日(18日)は、介護休みからの夜会議。
家を空ける時間は、相方の介護をヘルパーさんにまかせます。

さて。
来年9月15~17日に、
山で平和委員会主催のピースエッグが開催されます。
全国から若者が集まる3日間のワークショップです。

その2回目の現地相談会でした。

f:id:benkaku:20171219140842j:plain

私も岡山県平和委員会の常任理事で(会議はほとんど出れていないが)、
顧問的立場での参加。

若いメンバー中心なので、
おっさんはときどきアドバイする程度なり。

「前はこうだった」「とりあえず○○は必要」
という固定観念にとらわれず、
思いっきり自分たちのしたいことを実現してほしい。

若い人たちにはそれができる。

働き方交流会は有意義なものに

日曜日(17日)の午後は、
岡山県労働組合会議(県労連)の青年部企画「働き方交流会」に。

職場をこえての交流、
働き方と労働組合を考える機会になったと思います。

f:id:benkaku:20171219140308j:plain

わたしは全体のコーディネーター&問題提起の役割。
労働学校でいつもやっている偏愛交流もまじえつつ、
参加者どうしの意見交換がたくさんできました。

自分の職場だけの狭い見方から、
交流をつうじて世界を広げる。違いとともに共通点を確認する。
そういうことができるのが、地域センターの意義のひとつ。

ただ、やはり参加組織が課題ではありますが。
うむむ。