さきほどまで、ソワニエ看護専門学校の今年度5回目の授業。
今日は「生活とはなにか」がテーマ。
生きるための諸活動=生活ですが、
人間独自の領域も。生活の質を問うのも人間。
また今日は初めての試みをしました。
「きのうのソワニエ下校時から今日の登校時までの
生活を書いてみる」という作業です。
で、書いてもらった紙を、ぼくが名前を言わずに
読みあげていきました。それぞれの生活もようが伺えます。
*学校のなかでのクラスメイの様子はわかるが、生活は見えない。
*同じように、病院にくる患者さんの様子はわかるが、
その患者さんの生活は医療者にはさしあたり見えない。
*1人ひとりの生活の多様さ、尊厳を考えられる力を
身につけよう、という目的。
1人暮らしか、家族との暮らしか、
どこに住んでいるか、バイトをしているか、
子育て中かどうか、趣味、家庭文化、価値観・・・。
ほんとうに学生さんの生活はそれぞれで、
おもしろかったですね。
まずはそこに気づくことが大事かなと思います。
感想文を少しだけ。
■みんなの生活リズムを聞けて新鮮だった。他人の
生活はまさに小宇宙のように未知の世界であり、
無限大の生活パターンがあるのだと思った。
■クラスメートの家での生活をなかなか知る機会は
ないので、何気ない日常ではあるけど、それぞれの
生活の違いがあっておもしろかったです。色々な
生活の形があることを知り、想像できる能力は看護
師にとって必要なことだと思った。
■生活は1人ひとり全然違うので、聞いていておも
しろかった。やっぱり、お子さんがいる人はとても
多忙なんだなとあらためて思った。私自身も母で
あるが、大変なのが私だけではないと分かり、なん
だか少し安心した。私たちが過ごす生活。日々あた
り前のように過ごす日々をちょっと意識してみよう
と思う。
■いろんな人の生活風景は絶対同じことはないので
聞いていておもしろかったです。子どもがいる方は
ハードな生活だったのですごいなあと思いました。
また、今日も昨日とはちがう生活をおくります・・・。
■いろいろな時間の使い方があるんだなあと思いま
した。私の場合はバイトばっかに使っている(時間
を)ので、少しバイトの時間を減らして、自分の
時間や勉強の時間についやそうと思いました。
■皆の生活の一部を聞いてとても面白かった。皆そ
れぞれ生活にも個性があふれていて、楽しかった。
ちゃんと勉強している人が多くて、私も見習わな
ければと思った。