きのう(19日)午後は、ソワニエ看護専門学校へ。
17年目の「ものの見方・考え方」の授業開始です(全15回)。
これから毎週通います。
1回目は、軽い自己紹介と、「絵本『わたし』を読む」。
1年生、入学したばかりで、おとなしい感じですが、
徐々に関係性もつくられていくのでしょう。
今年もしっかりがんばります。
授業のなかで、わたし自身の「顔・属性」について説明していて、
「昨年相方が亡くなり、夫という顔は表面的にはなくなったけれど、
人間には記憶があったり、その人との生きた時間は残るので、
夫という属性は、『ある』という感覚」
「たぶんずっとなくならないのだろう」という話をしました。
説明をしていて、あらためて自分で考えたことでした。
いくつか、学生さんの感想を紹介します。
■授業を受けて、自分からの視点や、客観的な視点があって、とてもおもしろいと思いました。次回も、いろんなおもしろい話が聞きたいです。
■「人間は他者なしでは、新しい自分にはなれない」のところで、本当にそうだと思った。自分がまちがっていることをしたら、教えてくれるのは周りの人だと思うから。
■とても深いな…と思いました。私もどれが自分なんだろう? と悩んでいましたが、今回の授業を通して、すべてが自分なんだと受けとめていいのだと、教えてくださいました。ふだん考えていることが、授業を通して深く学べて、とてもよかったです。
■私は母の顔も持っています。「ただ『ひとつの属性』だけに監禁されるとしんどくなる」のところは、とても共感できました。看護師を目指す理由は様々あり、きっかけも様々ですが、母という属性に監禁されたくないという気持ちもあったように感じました(思い出しました)。それでも私の大部分はやはり母なのだと改めて思いました。とても考えさせられる授業でした。