長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

岡山市職労の定期大会を傍聴

今日(29日)午後は、
岡山市職員労働組合の定期大会に傍聴参加(本売りも)。
以前から、時間がゆるせばこうした定期大会傍聴をしています。
なにより現場のみなさんの声や定期大会の雰囲気を肌感覚で知りたいから。
どれだけ現場に寄り添える学習運動ができるか、
そのための時間は惜しまないようにしたいです。

最初に会話した人は、ぼくが19歳で岡山労働学校に受講したときに
同じ受講生だったTさん。久しぶりにお話できました。
もうすぐ還暦だとか。時が経つのは早いです…ね。

これまた、20年以上前に、岡山市の西大寺で開催した労働学校の
受講生だった方と久しぶりにお会いしました。
いまは支部の書記長をされているとか。
ちなみに、岡山市職労の現委員長のOさんは同じく西大寺での
労働学校を受講されていた方で、
「あの労働学校がなかったら、いまの自分はない」とよく聞きました。
イチ受講生で参加された方がいま、県労連最大単組の委員長に。

まだまだイイ話は続きますョ。

今年、勤通大の入門コースを集団視聴していただいている岡山市職労。
副委員長、書記長、書記さん、そして、公民館にお勤めのYさんは、
同じく公民館出身の書記長に誘われての受講。
これまで3回学習会を行なっていたのですっかり顔なじみに。
今日はひめ本を買っていただきました。うれしい繋がりを実感です。

岡山市職労の青年部長のDさんも、
以前、岡山県学習協の会報「明日の考察」に登場していただいた、
行政職の貴重なホープ。今日の大会でもしっかり役割を果たされていました。

そして、今日の定期大会参加者の6割ぐらいは女性。
岡山市職労の特徴のひとつだなと思います。女性部の活動も素晴らしい。

ただもったいないと思ったのは、やはり定期大会のあり方。
参加して話を聞く、というものも、大事な共有ですが、
多くの代議員がひと言もしゃべらずに帰っていくのは、
もったいないなあと思います。
みんな現場のリアルを知っているし、自分の思いを持っているのに。

岡山市でも、職員の3分の1は非正規雇用(会計年度任用職員)。
コロナ禍で職場の矛盾も鬱積しています。
労働組合が、当事者をエンパワーメントし、資源をパワーに変換すれば、
現実を変えることができます。その可能性を感じた傍聴でもありました。

そして一番、痛感したのは、知らない人ばっかり!ということ。
まだまだ学習運動の広がりはつくりだせます。