長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

秋だ学びだ。

【雑談たんけん隊&憲法講座 募集推進ニュース1号】

組織・運動に役立つ‟雑談論”。11月に4回の日程で開催!

 ◆雑談をテーマにした初の講座
 コロナ禍で雑談の価値が見直され、さまざま論じられています。
労働組合やさまざまな運動団体でも「集まれない」「コミュニ
ケーションが減った」ことにより活動の停滞・難しさを感じたと
語られることが多かったように思います。岡山県学習協ではそう
した問題意識をふまえ、雑談をテーマにした初の講座を11月に
開催します。4回日程を準備していますので、どこかにぜひ
ご参加ください。講師の長久事務局長はこのかん雑談に関する
本を10冊以上読み、準備をすすめています。

◆雑談の本質的機能は「社交」
 臨床心理士の東畑開人さんは、著書『ふつうの相談』(金剛
出版、2023年)のなかで、雑談の本質的機能は「社交」にある
と指摘し、以下のように語られています。「社交とは得体のし
れない他者と平和な関係を築くために試みられるものである。
それゆえに互いの本質には踏み込まず、社会的なコードに従って
表面的な会話を維持することには価値がある。逆に、社交に
応じないことは、それ自体として敵対的な関係を示している
ように響くだろう。私たちは世間話に興じる。クライエントの
ことではなく、世間について語り合うのである。それは2人が
いかなる世間を共有しているのか、していないのかを明らかに
してくれる」(60P)

◆本屋さんには「雑談力」コーナーにたくさんの本が並んでいる
 先日、岡山の書店「丸善」に行くと、「雑談力」というコー
ナーがきちんとあり、たくさんの雑談に関する著作が並んで
いました。それだけ雑談の意味やスキルを学ぶことの需要がある
のだなと実感しました。雑談たんけん隊講座では、こうした本も
参考にしつつ、運動論的な立場での雑談論もお話したいと思います。
ご期待ください。

◆憲法講座(全5回)は12月開講!
 そして12月からは全5回の憲法講座も開催されます。すでに
個人受講は10名の申込み、集団視聴は1か所申込みがあります
(埼玉民医労)。こちらも憲法を知る・理解するだけでなく、
どう活かしていくかという角度での学びになります。
受講生大募集中です!