長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

栄養素をたくさんまいて耕す、ということでは

今日、「組合員の学習意欲を引き出すには」という
問題意識で2000字書いてほしいと依頼が。

引き出すって、
そこに「在る」場合に引き出す方法が議論の対象となる。
でも社会科学とか労働組合のことを
学びたいって意欲や要求が最初からあるんだろうか?

「学習要求を耕す」のほうがしっくりくると思った。

「なんのためにこれを学ぶのか」のところをはっきりと示す。
とくに労働組合の場合は要求実現との関わりで。

そして学ぶ仲間集団がいて、
学びの場に「楽しさ」の要素がたっぷりあること。
空間の大切さ。カフェ的な。

「あ!」「ええ!」と思う素材を提供できること。
それによって「自分の固定観念が崩れること」を味わう。
自分が少しずつ作り変えられていく感覚。
学ぶ材料(テキストなど)自体がおもしろいこと。

などなど、つまりやることいっぱいあるのね・・・。
そういう一つひとつの具体的な「栄養素」をたくさんまいて耕すこと、
ではないのでしょうか。