きのう(11日)の夜は、おかやま青年革新懇の企画があり、
16名が参加しました。
3月23~24日に行なわれた青年革新懇の全国交流会in広島の
報告会をかねた学習交流会でした。
最初に、広島の全国交流会に参加した3人が、
どういう集まりだったのか、雨宮かりんさんの講演内容、
全国の若い人との交流のようすを、
それぞれの感想もふくめて報告。
参加していない参加者にも、青年革新懇の存在意義が
伝わったと思います。
岡山県革新懇の運動をずっと取り組まれてきた大先輩
A石さんは、「あんなに集まるとは思わなかった」
「岡山から16人も参加するとは、画期的」という感想を
もったようです。
青年革新懇は、まだまだマイナーな存在。
全国的にも、青年革新懇があるところのほうが少ない状況です。
しかし、この全国交流会をきっかけとして、
青年革新懇の運動が広がるきっかけがつくられたと思います。
私も、おかやま青年革新懇の事務局長となり、
がんばっていくつもりです。
さて、報告会のあとは、
学習交流会「AKB峰岸みなみさん丸刈り謝罪問題について」でした。
講師は、アイドル研究家のマドモアゼル愛子さん。
さすが、さすが、アイドルに関しては
ほんとうに詳しいです。
わたしもいろいろ勉強になりました。
参加されたみなさんも、興味津々に
マドモアゼルさんの問題提起を聞いておられました。
ジェンダーの視点や労働問題、
社会の反映としてのアイドルなど、
社会的視点をおりまぜてのお話で、
とても良かったとおもいます。
問題提起のあとは、
2つのグループにわかれて感想交流をしました。
時間がたりないほどの盛り上がりでした。
しかし、AKBの本人たちは別にして、
まわりの大人たちのヒドサは目に余りますね。
びっくりしました。
AKBは好きという人でも、
やはりこういう問題には目を向けてほしいと思います。
以下、マドモアゼルさんの問題提起の骨子です。
* * * * * * *
はじめに そもそもAKB48とは
事件の経過
・1/30 スキャンダル発覚
・1/31 丸刈り謝罪動画がyoutubeに流れる、
研究生へ降格処分
・さまざまな反応
一般市民
ファン
海外
問題提起
・アイドルに人権はない?
恋愛禁止は人権侵害?
・もうかれば何をしてもいい もうけ主義の弊害があちこちに
AKB商法
異常なセールス記録 総選挙、握手会…
「AKB48はブラック企業」
過酷な労働条件
プロデューサー、運営に対してものが言えない
異常なタテ社会
・炎上商法 話題のためになんでもあり
・アイドル・スターは時代を象徴している
→AKB48は資本主義のもうけを通り越して、
ブラック企業、大量採用・大量退職の社会を象徴する
・みなさんは、どう考えますか??
* * * * * * *
参加者の感想文です。
◆若者に知られているAKBを題材にして、
人権、労働問題、性差について問題提起
していることが分かりやすくてよかった。
敷居が下がることで話がしやすくなったと
思います。
◆人権問題であるとともに、男性目線から
つくられていることからジェンダーの問題でも
あると、討論でわかった。
◆AKB商法とも言われる、CDに投票券や
握手券が入っていて大量に買わせるやり方
を知って、この不況下にAKB48のCDだけが
ミリオンヒット、の謎がとけた気がします。
◆一生懸命歌って踊っている彼女たちがもっと
もっと働きやすい世界になってほしい。
◆今までにない切り口でよかった。グループ
ワークの時間が少なかったのでちょっと残念。
自分の好きな趣味がどういった経済背景を
もつのかを考えてみるのも面白そう。
◆アイドルに限らず、献身的につくす、身を粉に
して努力するが美徳とされている日本社会は
どうにかならないのかと思います。「アイドル
そうかもしれません。
◆いろいろ複雑だと思います。人権無視はもちろん
ですが、それを許す土壌が広く存在するという
のが大問題です。それが政治の世界にも厳然と
あるのでは?
さて、いよいよ本格始動した
おかやま青年革新懇。
つぎは、5月14日(火)に、アイデア出しちゃう会をします!
どんな発展がこれからあるのでしょうか。楽しみです。