長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

看護師、エリノア、世界人権、災害看護、新宿ナ

最近読み終えた本。
ソワニエ読書日記と人権講座の準備本を
読むのでせいいっぱいな感じ。
6月後半は出張が多いので、もっと読めるかな。


『看護師という生き方』(近藤仁美、イースト新書Q、2018年)

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ソワニエ読書日記3冊目。
看護師って、どういう職業?
いまの看護をめぐる状況は?にこたえる入門書。歯
ごたえはないけど、読みやすく、
看護をめぐる知識は幅広く得られる。
著者のユニークな経歴も本書の特色になっている。


『伝記 世界を変えた人々18 エリノア・ルーズベルト
 アメリカ大統領夫人で、世界人権宣言の
      起草に大きな役割を果たした人道主義者』
(デイビッド・ウィナー著・箕浦万里子訳、偕成社、1994年)

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人権講座3回目「世界人権宣言」に向けた予習。
人権のために生涯闘った人。
伝記読むってやっぱおもしろいな。


『世界人権宣言』(岩波ブックレットNO.13、1982年)

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前文と全30条を掲載してのち、
イーデンス・ハンソン氏と武者小路公秀氏の対談、
若干の解説、という内容。
40年近く前のブックレットなので、
対談もなんかぬるい印象でイマイチ。解説はよかった。


『災害看護と心のケア 福島「なごみ」の挑戦』
           (米倉一磨、岩波書店、2019年3月)

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ソワニエ読書日記5冊目。福島の原発事故以後に、
避難地域中心に住民の心のケアの活動、
看護を長期的に行ってきた記録。
支援者側の難しさ苦悩もかなり書かれていて、
災害看護のリアルな教訓になると思う。


『新宿ナイチンゲール』(小原周子、講談社、2018年)

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現役ナースによる小説。
病院をわけあって辞めた派遣看護師。
ネットカフェで暮らしながら、
どれも複雑な事情を抱える患者家族のもとへ派遣されていく。
病院、看護の建前とは違うありようを描く。
感動ものでない、こういう話もありだな。