長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「これが労働学校なんですね」

昨夜(19日)は第1期学びの森の第3講義
「このままでいいのか―資本主義を問う理論と運動」。
講師は関西勤労協講師の楠田マミさんでした。
リアルタイムで50人以上が参加。

グループ感想交流の司会も受講生にふり、
みんなでつくる労働学校という感じになっています。
楠田さんの講義もわかりやすく、さすがでした。
届いた感想2つ紹介します。

■「だって労働者階級なんだもん」という姿勢は大事だな
と思いました。一聴すると、卑屈っぽく聞こえますが、
「資本主義社会」とか「労働者階級」とか「搾取」とか、
ことばが難しくてとっつきにくいので、やわらかいことば
で包みこんで、学習を積み重ねていかねばと思います。
中身は何度かきいたことがあるので理解できました。
企業の内部留保の金額の変遷や、軍需産業の情報など、
あらたに知ることができてよかったです。

■楠田さんの講義はとてもすばらしかったです。いろいろ
な問題に対し行き届いた説明をされていました。資本主義
をこのままにしておいていいのかというテーマでしたが、
それは良くないね、絶対に変えなければいけないよね、
気候危機も深刻になっているのでみんな生きていけなく
なるよね、ということがひしひしと伝わって来ました。
講義のパワーポイントをお借り出来たら私もあちこちで
同じ講義をしてみたいくらいです。資本主義でなぜこうも
矛盾がふくらむのかと言えば、資本主義が「利潤第一主義」
で動いているからというのが根底にあることも改めて
分かりました。いろいろな問題がみなそれでつながっている
のだと分かりました。利潤第一主義にストップをかけたい
ですね。労働者は全世界で団結しなければならないですね。
国連という組織もありますが、世界から戦争・暴力・差別・
貧困をなくすには全世界の労働者が団結する組織も必要
だと講義を聞いていて感じました。労働者階級が敵と味方
に分かれて第一次世界大戦や第二次世界大戦が起こったの
ですから。そして最後に示された「だって労働者階級なん
だもん」というフレーズが良かったです。
 今回もスタートのところの交流と、終わったあとの交流
があって、とても良かったです。グループ討論も良かった
です。これが労働学校なんですね。どうもありがとうござ
いました。