長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「『団結せよ』と言う理由がわかった」

先週金曜日(17日)の夜は、
マルつまみ講座の第3回目(最終回)でした。
参加はちょい減って9名。

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「時間は人間発達の場である―『賃金、価格および利潤』をつまむ」
がテーマでした。

自分が労働者という自覚が育ち、階級的立場・団結の意義を
理解するのによいテキストだと思う『賃・価・利』。
労働組合でがんばるみなさんにこそ学んでほしい内容
だと感じますが、残念ながら労働組合からの参加は皆無・・・。
(毎回呼びかけていはいるんですけど)

講義は、いつものように『賃・価・利』とは
どんな著作かから入り、ウェストン部分はすっ飛ばして
6章のマルクスが理論的にガシガシ語っている部分を
解説していきました。

今回あらためてぼくも読み直してみて、
なかなか良くできているし、学びごたえがあるなあと
感じました。そのエッセンスをたくさんの方に
知ってほしいです。


以下、参加者の感想文(一部)です。

「今回のみの参加でしたが、日本社会の働く
仕組みの矛盾がよく理解できました。・・・労働
者が団結して頑張ることの必要性をすごく感じ
ました」

「今までアルバイトに行ったときはお金を稼い
でいると思ってたけど、労働力を売っている
とも言えるのが面白かった。少ない雇う組が
賃金から何からすべて決めてしまうのがずるい
と思った」

「マルクスが労働者に『団結せよ』と言う理由
が今日の世の中のしくみの説明を受けて、分か
った気がします」

「資本主義の階級関係がよくわかりました。
搾取のしくみの学習もわかりやすかったと
思います。3回参加しての刺激を、自己学習
につなげていきたいなあ」

「労働力の再生産したい。労働組合で資本家と
やりあうか、政治を変えるしかないのか。
となると、やっぱり学んで団結しかないなー。
全3回、ありがとうございました」