長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

2月は髙田郁さんメイン

最近読み終えた本。

髙田郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズ特別巻を読み終えて、
「あきない世傳」をずんずんと進んでいます。
いま6巻の途中(全13巻+特別巻上下)。どんどん面白くなっています。
2月に読んだ24冊中、16冊が髙田郁(笑)。以下、読んだ本のメモです。

『花だより みをつくし料理帖 特別巻』(髙田郁、ハルキ文庫、2018年)
シリーズ完結から4年…。種市、小野寺数馬、野江、そして澪。
それぞれの道と様子が語られる。にんまり、しんみり、
そして「美味しいもの」の力。ああ、本当にこれで最後か…。
またいつか、最初から読もう。

『あきない世傅 金と銀 源流篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2016年)
読みはじめました!シリーズ1巻目。呉服商に奉公に出た「幸」が主人公。
まあ、NHKBSのドラマ見ているので
大筋の流れはわかっているのが残念であるが…。ゆっくり楽しみます。

『あきない世傅 金と銀 二  早瀬篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2016年)
シリーズ2巻目。五鈴屋の「ご寮さん」となった幸。
4代目徳兵衛は救いようのない店主であり夫だが、
幸は商いを学ぶ機会を得ていく。しかし徳兵衛がある日突然…。
まあドラマで知っていたからハラハラせず。

『あきない世傅 金と銀 三 奔流篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2017年)
シリーズ3巻目。次男の惣次の妻となり、商いの知恵を発揮しはじめる幸。
しかし惣次の新しい挑戦が思わぬ落とし穴に…。
まあ、これもテレビドラマで知っていた展開。
商いの大事なキモは、運動にも共通することだすな。

『あきない世傅 金と銀 四 貫流篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2017年)
シリーズ4巻目。いよいよテレビドラマ以降の展開に入る。
やっぱりストーリーがわかっていないほうが楽しいですなあ。次いこ、次。

『あきない世傅 金と銀 五 転流篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2018年)
シリーズ5巻目にして、いよいよ幸のセンスが冴えわたる。
なんでテレビドラマはあんな中途半端な終わり方をしたのか…。
こんなに面白さが増しているのに…。
悲痛で辛い出来事もあったが、商いへの挑戦は続く。

『家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平』
(上野千鶴子、岩波現代文庫、2009年)
1990年の出版というのが驚く…(現代文庫で再版)。
たしかに様々な議論や批判を受けそうな内容だったけど、
いくつもの新鮮な理論的視点をもらったし、
上野さんの研究者としての態度や姿勢は本当に刺激になった。