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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

優先順位が高ければ時間をこじ開ける

メモ

きのうの鳥取医療生協の役職者研修会にて。
忘れないためのメモ。

どんなに忙しくても1人ひとりのスタッフとの個人面談、
顔をあわせての話し合いを欠かさないという役職者さんがいた。
短時間でも必ず定期的にとるという。
会場全体に驚きの反応があった。現場にはゆとりがない。
「すごいね」「よくできるね」という感じだろうか。

「職員間のコミュニケーションは大切なこと」という
一般的理解ではなく、その人にとっては職場づくりの
いわば「戦略」(という言葉を使うかどうかは別にして)になっている。
だから優先順位が高く、時間をつくるしこじ開けているのだろう。

人を育てることも同じである。
「なぜ人を育てるのか」の意味づけが明確ならば、
問題意識と議論が生まれ、時間づくりの手立て、
具体的な戦略や方針が立てられる。そして実践が生まれる。
総括や方針の練り直しも、その目的が明確であるほど、
真剣なものになる。

また今回の研修は、役職者という共通項で集っているので、
職場ごとの「戦略」は原則どおりにはいかない。
「飲ミニケーションがいちばん大事だ」という意見もあり、
それはまあ一般的にはうなづける
方向性(それもやや疑問であるが)であっても、
職場のスタッフさんの人数や人間関係、
職場文化によって具体的な方法は違ってくるだろう。

教育やコミュニケーションは、「一般原則」をおさえつつ、
個別具体的に考える必要がある。
職場のあり様やスタッフの面々はそれぞれ違うからである。
そこが難しさでもあり、私が軽々しく「こうしたほうが」と
言えないゆえんである。
私はそれぞれの職場を知らないしスタッフさんを具体的に
知らないから、具体的なアドバイスはできないのである。

でも個別にまかせておくと、
こうした分野はだいたい自己流になってしまう。
自分の経験に頼ってやってしまう。
「コミュニケーション」「人を育てる」などの方法は、
学校では教えてくれないからである。

だから一般原則の学びと、職場をこえた議論の場をつくり、
多様な引き出し・オプションを持ってもらうことが大切になってくる。
昨日のような研修会の必要性を、そんなことからも感じた。