今日も倉敷医療生協労組のお昼休み!入門講座の3回目。
会場は医療生協会館でした。
テーマは「パート労働者の尊厳と現状」。
短い時間でも、感想交流を必ずしています。
今回のテーマはパート労働なので、
職場での置かれている立場や状況をふまえて、
いろいろ意見が出されます。
問題は、この「おかしさ」「息苦しさ」を
「変えよう」というベクトルに向かう力をどう
増やしていくかなんですよね。
「あきらめる」「がまんする」よりも、
「変えるために行動する」はエネルギーが必要です。
声をあげる仲間を広げるのはもっとたいへん。
だから、とりあえず現状の枠のなかで「なんとかしよう」
となってしまうように思います。
非正規労働者が正規よりも「下」であるという感覚は、
労働条件によって固定化され、強固な「常識」になっています。
これを変えていくためには、
処遇改善をそれこそ積み上げていくことしかないと思いますが。
労働組合だからこそできる!
というメッセージをどう伝えていくのか。
戦略が必要ですね。
以下、このテーマでの参加者の感想文をいくつか紹介します。
■パートの差別的な労働力で日本は成り立って
いるのがよくわかる。
■海外でのパート労働者のあり方を初めて知り
ました。少しでも家事・育児を両立しながら、
いい条件で働きたいなと感じました。労働組合
の仲間を増やして交渉していきたい。
■労働組合が大事なことはわかったが、秋の
交渉をみると、「パートが下」というのが
実際だと思った。ずいぶん声を上げていたが、
届いているようではなかった。
■女性の非正規雇用者の年収100万円未満が45%
で1人では生活できない現状を知り、うちの
職場のパートさんも大変な思いをして働いている
なと思った。
■男性の家事協力を得られると、正規労働がで
きる人が増えると思う。職場やパートナーの
理解や協力を求めていきたいと思いました。