長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人間はたいへんだ。

今日(5日)は介護休みの1日。

合間合間に、小児科医の先生の本を読む。
1話1話読み終えるごとに、「ふー」と深呼吸しないと進めない。
涙でる。

病気と子ども、病気と家族、病気と医療者。
人間はたいへん。

にゃんずもたぶん、いろいろあるんだろうけど、
とりあえず幸せそうだ。

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いいテキストができたらいいな。

きのう(4日)は、朝イチの飛行機で羽田空港に。
モノレールでの1枚。

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10時から勤労通信大学入門コース(来年度に新しく開設)の
テキストづくり会議。
ぼくは1章と5章の原稿書きましたが、
全体の文体や内容についての調整・統一がこれからの難題。

うんうんと頭を悩ませました。
いいテキストができたらいいな。

ちょいゆとり出てきました。

91期の労働学校も終わり、
今週からちょい時間にゆとりがある。

今日はおもに週末の学習会レジュメをつくっていたんですけど、
あれこれ考えながら、じっくり準備することができた。

う、うれしい!

ゆとりって、大事ですね~。


明日は東京日帰り出張で、
勤労者通信大学の入門コースのテキスト会議です。
台風の影響が出ませんように・・・。

岡山県母親大会の分科会で「働き方」問題

きのう(2日)午前中は、
第51回岡山県母親大会in笠岡にて
第4分科会「私たちののぞむ『働き方』~ジェンダー平等の視点で」
の助言者。

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「働き方改革」という上からの変革ではなく、
私たち自らが「こう働きたい」「なにが人間らしい働き方か」
ということを議論し、発信していくことが大事。

長時間労働の問題も、非正規労働の差別的待遇の問題も、
ジェンダーの視点で問題を読み解いていく必要あり。
人権感覚をみがこう。発声練習の場をつくろう。

などなど、40分ほどの問題提起。

その後、生協(coop)の委託で働く仲間が実態を報告。
「生協がそんなことを!」とみなさんびっくりされていた
ようです。はい、残念ながら生協は働く人間を
大事にしているとは言えない実態があります。

参加者はそんなに多くなかったですが、
みなさん切実な問題意識をもって参加されていて、
よい交流ができました。

午後の都留民子さんの記念講演聞きたかったですが、
午前中の役目を終えて、岐路につきました。

上半期プチ振り返り

上半期プチ振り返り。

相方の介護で生活は激変。
いろんな人が自宅にサポートに来て
くれるので、負担は分散できています。

ただ、労働時間は大幅減。
若い頃の半分ぐらいじゃないかしら、今年の労働時間。

必然的にできないことはバッサバッサ省略。
組織活動ほとんどできてません。
もっともっと人と直接会って話したいのだけれど。

でも今は何を大事にするか明確なので前向きに。

観た映画わずか3本(例年の3分の1)。
読んだ本39冊(例年の半分)。
学習会講師75回(これは昨年と同レベル)。

相方との行けるときに行っとこうツアーは
ベルリン、沖縄、青森、京都の4回でした。
来月は函館行きます☆


さー、下半期もがんばらねば。

「1人で考えると疲れるけど、仲間がいると楽しい」

28日(水)の夜は、
91期岡山労働学校「時間を考える教室」の最終講義でした。
テーマは「ゆとりある私的時間の創造―時短革命の時代」。

参加は10名。
数字だけみると少ないですけど、
初めて参加の学生さんとか、
ほんとに必死に時間をつくって参加してくださった人とか、
いろんな人の思いがつまった学びの場です。うれしい。

講義は、
ゆとりある私的時間がつくられれば何が変わるのか。
まず変わるのは、私たちの生活ということで、
「生活」についての考察から講義ははじまり・・・。
まとめ的なお話でした。

以下概要です。

一。人間の生活とは何か
 1。上田耕一郎「現代の生活における貧困の克服」(1963年)より
  ◇根源的な価値基準としての人間生活―資本主義社会での2つの転倒
 2。生活の「小宇宙」を図に表してみる試み
  ◇自分らしい生活の配分を「選べる」こと―ゆとりが条件
  ◇生活のあり方は社会のあり方に規定される(積極面と否定面)

二。ゆとりある私的時間の確立―労働時間短縮の社会的効果

 1。文化的生活の条件拡大
  ◇生活時間、私的時間の拡大によってつくられる文化的享受、文化的創造
  ◇人間関係の広がりと深まり
 2。寛容精神の社会的水準があがる
  ◇心のゆとり。待てること。ゆるすこと。話しあうこと。想像できること。
 3。子育てのしやすさ。高齢化社会における尊厳の確立。
  ◇17時に仕事が終わる社会。正規の仕事との両立。
   子育てによる離職なし。
  ◇「働くこと」=価値が高い、という考え方の転換。高齢者の尊厳。
 4。社会変革の条件としての時間短縮
  ◇集まれる自由な時間、体力、気力。議論ができる。
   民主主義に不可欠なゆとり時間。
 5。人間の浪費を終わらせる
  ◇働きすぎての健康リスクを減らす。時短で人間の可能性拡大。
 6。自然の時間との調和―24時間型社会からの転換
  ◇夜は寝る。ゆっくりする。それができる時間のゆとり。
  ◇24時間「売り買い」型社会からの脱皮は、消費至上主義からの
   脱皮にも。
 7。企業のあり方にも変化
  ◇私的時間を大事にするということは、職場での時間を大事に
   することにもつながる。
 8。知的批判・精神の育ち。
  ◇学ぶことのできる時間。「おかしい」と思える力。新しい発想。

三。「おかしい」「ノー」を言える私に。そのためには。
 
1。人権感覚をみがく
  ◇人権とは―私が私でいられること(の自由や権利)
  ◇人間は1人ひとり違うからこそ、「同じ価値」を確認することが大事
   ―それが人権。
  ◇「個人の尊重」「個人の尊厳」というときの「個人」とはなんだろうか
 2。民主主義のトレーニングを
  ◇育ちあう場の前提条件は、民主主義(表現の自由が前提。参画と尊重)
  ◇自分の言葉をもって、議論や意思決定に参画すること。
   1人ひとりが尊重されること。
  ◇しかし、組織のなかにはさまざまな「力」が働いている
   (そしてそれはなくせない)
  ◇「~しあう」関係性(積み重ねにより培われる)
  ◇民主主義の危機だからこそ、草の根から民主主義的空間・
   人間関係の構築を。
 3。生活は人権!余暇は人権!
  ―自分らしい人生を、時間の主人公になろう。その1歩を。


感想文を紹介します。

■2か月におよぶ労働学校、ありがとうございました。
学習することの大切さ、労働組合専従になってしみじみ
感じます。自分のことだけじゃない、すべての人が
平和で幸せな生活が遅れるようにこれからも学習して
それを活かす活動をしていきます!

■ゆとりのある生活、素敵です。ゆとりがあれば、考え
ること、学ぶこと、行動することができ、自分とゆっ
くり向き合えることができる。そして生活も、心も豊
かになれる。まずは“ゆとりある生活”を意識してみる
ことを心掛けたいです。今回、労働学校楽しかったです。
ありがとうございました。

■心のゆとりをつくるには、時間とお金のゆとりも必要。
お金のゆとりができても、心のゆとりが無ければ人間
らしい生活もできない。生活するにはお金が必要ですが、
自分で自分の人間らしさを殺したくはないです。

■今、効率が優先される社会のなかで、人がすりへらさ
れているのを感じます。今日の長久さんのお話を聞いて、
この世の中で大切なのは、すべて「ゆとり」から始まる
のだと気づけました。人と集まって、人との違いを共有
して一致点をみつける。民主主義を実現するための
エネルギーをためるためにゆとりをもつことが良いこと
なのだと思える社会をつくたいなと思いました。

■ゆとりのある時間をつくることで生活が変わる。生活
が変わることで心にゆとりが生まれる。心にゆとりが
できると人に対しても思いやれる気持ちがうまれる。
そうなれたことで幸せになれる。いろんな意味でゆとり
は必要。時間を考える教室、全部受けてみたかった。
ありがとうございました。

■最終回、聞けなかったのがとても残念でしたが、みん
なの感想からも、いろいろ学ばされました。初めての
労働学校、“時間”というテーマでしたが、ほんと、最高
でした! ちょっと成長したかな? いっぱいいっぱい
考えました。1人で考えると疲れるけど、仲間がいると
楽しいですね。ありがとうございました。

■最後のまとめ、本当に良かったです。普段、時間を
意識して生きているつもりはないけど、時間に動か
されて生きていると感じるようになった。ゆとりを
もって活動します、生きていきます。

「1人の認識では物事が見えきれない」

火曜日(27日)の夜は、
もみの木保育園の月イチ職員学習会。
ものの見方・考え方の2回目。

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事実から出発することはそう簡単ではない。
考える力があるから間違いやすい。
認識深化の集団的努力必要。
部分で一般化してしまったり、先入観や経験がじゃましたり。
保育もそうですが、社会認識も。よい感想交流できました。


以下、講義の概要。

一。「ありのままに見る」ことの難しさ
 
1。事実とは
  ◇あるとき、あるところに「起こった」もしくは
   「あった」ことがらのこと。
  ◇正しい認識をしようと思えば、事実の確認は出発点として欠かせない
  ◇しかし、事実もやはり「部分」的認識から始まる。
   認識を深めていく努力が大事。
 2。事実を手がかりに認識を深めること(これを唯物論という)が、
  じつは難しい
  ◇認識の誤りは、客観的事実の反映が主観の側の判断でゆがめられるから。
  ◇認識の過程で生まれる「決めつけ・先入観・思い込み・偏見・見落とし」
  ◇自己成就(じょうじゅ)予言
  ◇そのほうがラクだから・・・(つまり誰でも陥る危険がある)
 3。事実から出発するものの見方を、哲学では「唯物論」という
  ◇哲学における2つの世界観
  ◇存在(物質的諸関係)が、意識を規定する(反作用はありながらも)
   という視点

二。社会認識をどのようにつくるか
 
1。私たちの社会認識はどのようにつくられるか
  ◇自分で直接得た認識と、他者(人、メディア、本など)から
   得られる認識。
  ◇考える時間分量
   ―「自分の生活や仕事のことが圧倒的」「社会や政治のことは少し」
  ◇社会認識―知る努力、そのための時間をつくる努力が欠かせない
 2。事実をありのままに見る大切さと難しさ
  ◇事実と違うことも、人間は言えるし、想像できる。
   事実を隠すこともできる。
  ■「ポスト真実」の時代に
   ―主体的に情報取りにいく力、メディアリテラシーが必要。
  ◇事実を集め検証することはたいへん。学習。調査。討論。労力がかかる。
 3。集団の認識で、事実のたばを集め、認識を深めていく。
  ◇ひとりひとりの認識には限界がある―狭い認識を正し、広げ、深める
  ◇会議・ディスカッション・情報共有の場を大事に。そうした場を
   たくさんつくる。
  ◇本や雑誌や新聞(まともな)を読むこと―社会や政治に強くなる
  ◇ネット、SNSも活用を。「部分情報」という前提に注意しつつ、
   事実を集めるのに適す。
 4。社会へのたしかな認識を―社会の担い手として育ちあう場を
  ◇社会のしくみを知る。動き方を知る。つまり社会科学が大事な
   役割を果たす。
  ◇知ること学ぶことと同時に、トレーニングの必要性
  ◇日常の変化は目立ちにくい。視野のスケールを変えてみる(歴史を学ぶ)。

以上。


感想文をいくつか紹介。

■認識の誤りって怖い。自分の身のまわりの認識
誤りが生活や仕事に影響するのも大変だけど、
自分の社会への認識誤りが知らないうちにあぶ
ない方向へ社会が進んでいても気づけないことに
つながるのが怖いと思いました。自分の意見を
外に出す。相手のことも聞いていく。大切にした
いです。

■日常を積み重ねることのみになると、“疲れた
もの言わぬ労働者”になる。それを今回の学習で
視野を広げさせて頂いたことがありがたかった
です。新聞をとりたいと思います。

■認識のむずかしさをあらためて思いました。
1人の認識では物事が見えきれない。社会全体
が見えないなあと思いました。他者が伝える認
識が正しいかをキチンと判断できる考える力を
身につけないといけないなあと感じました。

■自分の認識だけで行動してしまうと、間違った
方向にいってしまうことが多いということ。話
しあって、他人の意見も聞き、認識を深めてい
けたらいいなと思いました。今の時代、ネット
やテレビで本当に正しい情報なのか、間違った
情報なのか、判断することが難しいなと思いま
した。正しい情報を判断する力も必要なことを
学びました。

時間を考えることは、人生や生活を考えること。

91期岡山労働学校「時間を考える教室」も今日最終講義。
第5講義以外の講師を担当し、
講義を通じて自分自身の時間に対する考え方が
さらに豊かに広がったと思う。
参加者のみなさんの感想や討論も、とても学ぶこと多かったです。

時間を考えることは、自分の人生や生活において、
何を大事にするかを考えることにつながります。
労働者教育でも、労働時間論をさらに強めていきたいです。


■「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんで
きめなくてはならない・・・。だから時間をぬすまれ
ないように守ることだって、じぶんでやらなくては
いけない」
(ミヒャエル・エンデ『モモ』岩波少年文庫)

■「じつは、何も考えずに他律的な時間に流されて、
行動を他とあわせていくことは案外簡単なことです
が、あり余るほどの自由時間やバカンスを自分の力
で充実したものにしていくためには、自律的な生活
のリズムづくり、創造的な発想、仲間を組織して楽
しみをつくり出す力などの、すぐれて人間的な能力
が求められるのです」
(増山均『アニマシオンが子どもを育てる』旬報社)

■「労働時間を短縮すること。それは労働組合や労
働者のたたかいなしには進みません。自由時間が増
えれば、『仕事以外のことにも価値がある』ことに
気づく機会にもなります。長時間労働が恒常化する
と、そのことに気づくことさえできなくなります。
仕事は人生そのものではありません。それぞれが生
活のなかで大切にしているほかの何かと組み合わせ
る要素のひとつです。自由な時間はたんなる『遊び』
の時間でもなく、自分が自分であることを確認し、
生活を楽しみ、社会や地域のなかで人とつながって
生きることの意味を創造する時間でもあります。労
働時間を短くすることによって、私たちはそのこと
の意味を実感として感じることができるのです」
(長久啓太「生活のゆとりと人間らしさ」、『学習の友』2016年2月号)

この夏は難しい理論書を読もう

最近読み終えた本。
ここ1か月ぐらいです。理論書がないね・・・。
この夏は難しい本よもっと。


『身体へのまなざしーほんとうの看護学のために』
         (阿保順子、すぴか書房、2015年)

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ケアする人間とケアされる人間。身体の相互浸透。
ではその身体とは何か? 臨床の実践知もふまえての考察。
清拭の手の力のエピソードが印象深い。


『ココ・シャネルという生き方』(山口路子、新人物文庫、2009年)

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シャネル入門書のよう。読みやすい。
彼女への評価はさまざまだろうけど、
世間の常識に迎合しない生き方は強い。

「あたしは誰のものでもないのよ、と言える
喜びはすばらしい。あたしの主人はあたし」
といえる強さ。


『まんが 人体の不思議』(茨木保、ちくま新書、2017年5月)

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「小宇宙」ともいうべき複雑で神秘にみちた人体。
そのしくみと働きについて漫画で描いた入門書。
産科医である著者はユーモアたっぷり。
生物進化や医学史も織りまぜつつ、
ほほお!という発見の面白さが貫かれている良書。


『余暇という希望』(薗田碩哉、叢文社、2012年)

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「暇こそは、無為であるが故に人を未知の可
能性に向かって開く舞台となり得るのだし、
また無益であるが故に何ものにも束縛されな
い人間的な自由の糧となり得る。暇という時
間こそ人間の生きる支え、あるいは生命の原
動力なのだ」


『精神科ナースになったわけ』(水谷緑、イースト・プレス、2017年4月)

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漫画。精神科病院に勤めている看護師の視点から、
患者の状態や内面をていねいに描く。
精神疾患の患者さん、ケアする側の姿勢など、
なるほどと感じた。とてもよい。ソワニエ授業で紹介した。

 

 

『「人間の尊厳」を考えるための練習問題』
      (岸邦和、幻冬舎ルネッサンス新書、2015年)

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間違いも散見されるが、「尊厳」という難しい
概念を考えるための材料にはなるかな。
「お互いを人間として認めあう」
「人として扱う」「人間らしさ」…。
人間への洞察がいずれにせよ必要なのね。


『アキラとあきら』(池井戸潤、徳間文庫、2017年5月)

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まあ面白かったですけど、ちょっと経営者視点が
強かったので、池井戸作品のいつもの胸アツ的な
興奮はあんまりなかったような。
700ページこえるなかなかの分量でした。


『18時に帰るー「世界一子どもが幸せな国」オランダの
           家族から学ぶ幸せになる働き方』
       (1more Baby応援団、プレジデント社、2017年6月)

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オランダよい。日本と違いすぎてめまいがしますけど。
労働時間も自分で決められる。
何が幸せか、価値を置くかの選択ができる社会。


『“生きる”を支える看護ー西淀病院発・希望の医療』
 (矢吹紀人著・淀川勤労者厚生協会編、日本機関紙出版センター、2017年7月)

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10のエピソードはどれも温かくじんとくる。
困難を前にして前向きな葛藤ができる力。
どんな人間観で患者に寄り添うのか。
理念のたしかさとチーム力を感じた。

「歴史を学んで憲法の重みを感じた」

日曜日(25日)の午後は、
民主青年同盟岡山県委員会の連続学習会で、
憲法学習の2回目。

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今回は「日本国憲法誕生の背景ー歴史を学ぶ」というテーマで、
明治維新以後の日本の戦争の歴史と加害の具体的内容、
憲法の言葉に込められた意味と決意について80分しゃべりまくり。

感想の一部紹介します。

■歴史を知ることが憲法を知ること、自分が
今何をすべきかにつながると思いました。い
ろいろありすぎて濃すぎて消化不良ですがも
う一度復習します。

■戦争の歴史を学ぶことで、日本国憲法の価値
を改めて感じることができた。

■日本国憲法ができるまでの歴史を学んで憲
法の重みを感じた。戦争をしていた頃は人を
人としてみないことがあたりまえで人間が人
間じゃなくなってある様が気持ち悪く感じた。

■今日の話を聞いて、国の隠し事の多さに驚
きました。国民に、人間の命を軽くみる教育
をして、人間を道具として使うのがとても恐
ろしいことだと感じました。また、「数は個
を消してしまう」という長久さんの言葉が印
象的でした。自分自身を見てほしい思いがあ
るので、私も相手を個人として見ていくこと
を心に決めました。

労働組合の活動をつないでいくのは大変

青森から帰ってきた土曜日(24日)の夜は、
岡山県医労連に加盟している、
ももたろう会労組の定期大会でした。

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「4回」ということからわかるように、
まだまだ若い労働組合です。

大会前の事前学習で
労働組合の基本をあれこれ40分ほど。

感想交流でよい交流もできました。
組合を中心に担ってきた人たちが辞められ、
新しい執行部は四苦八苦。
労働組合の活動をつないでいくってほんと難しいです。

青森県民医連の青年憲法ゼミナールへ

そして先週金曜日(23日)は、午後から
青森県民医連第1回青年憲法ゼミナールでの講師仕事でした。

朝イチで岡山空港から羽田へ。
そして羽田から青森空港へ。11時15分着。
バスで青森駅へ移動。会場はそこから徒歩10分。

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8月のねぶた祭に向け、ねぶたが管理されている倉庫が近くに。

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会場の会議室からは、陸奥湾がきれいに見渡せました。
海の向こうは函館ですな。

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青森県民医連で初めての試みとなる「青年憲法ゼミナール」。
青年委員会が主体となって準備・運営されていました。
すばらしい。

この日は3回目のカリキュラムで、
講義は、「憲法の人間観」をテーマにあれやこれやお話しました。
個人の尊重や個人の尊厳について深まりました。

終了後の懇親会も楽しく交流できました。
楽しい人が多いです。
青森民医連のポテンシャルすごい。

この日は青森市内で泊まり、
土曜日はゆっくり始動し、お昼の便で岡山に帰りました。