長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

広島民医連の幹部養成基礎講座6回目

火曜日(27日)は、午前中事務所で仕事のち広島へ。
広島民医連の幹部養成基礎講座6回目でした。
事前課題たくさん出しましたが、
それに相応する変化が生まれていると思います。

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まず事前文献として、『ザ・コーチ』(谷口貴彦)を
指定し読んできてもらい交流しました。
目標の達人になることは、成長の達人になること。
概念や関係性の整理ができる良書です。
当たり前ですがそれぞれの受けとめ、職場状況があり、
面白い交流になっていました。

さらにこれまで5回の講座を受けて自分自身の変化や
職場で実践していることを書いてきてもらい交流。
このなかでも『ザ・コーチ』の内容を入れ込んでもらいました。

さらに、私から
「育ちあう職場づくりと役職者の役割」の30分問題提起。
教育という営みの難しさ、育つ主体は相手、
多様な機会と環境が大事、育てる側の構え、
育ちあう職場の前提は民主主義、など基本的なことを。

休憩後は、これも事前課題にしていた
「新入職員に民医連を語ることを仮定したプレゼントレーニング」
をやってみました。持ち時間3分。
それぞれの切り口語り口が独特で感動的でした。
事例や自分の経験を語るのはその人にしかできないし、
それが民医連の理念と重なることで聴く人にグッと届く言葉になりますね。

盛りだくさんの内容でしたが、さすが幹部候補のみなさん
刺激たっぷりの学びあいと交流が素敵な時間をつくりだしていました。

12月がいよいよ最終7回目。楽しみです。
 

紅葉、研修会、懇親会と密度こい京都の1日。

26日(月)は、先週につづいての京都。
ちょい早く来て、紅葉で有名らしい東福寺へ。

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まさに見頃で素晴らしかったけど、
いかんせん、人、人、人、人、人。人間いっぱい。
人混み疲れるタイプなんで、20分で通天橋をくるっとまわり終了。

 

昼食を食べ、午後は、3回目の京都民医連役責者研修。

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この日は100人超え。
相方の親友で旅も一緒によく行くのTさんが前から2列目で
ちょいやりにくさを感じつつ(笑)。

立ちどまり問う力、人権、認識進化への努力、
矛盾を原動力に、社会認識をどうつくるか、など。
2時間半のなかにグループ対話4回入れる構成にも慣れてきました。

終了後に参加者の歯科技工士さんが相方のエッセイを
「毎回これだけは読んでます」と挨拶にきていただき嬉し。


終了後、Tさんがセットしてくれた懇親会。
やっぱりソトノミはいいなあ。

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韓国スタディーツアーのK夫妻や、
子どもの権利条約を研究してきたFさん、
さらにTさん同僚のIさんも交えて。
話題豊富なみなさんであれやこれや話しているうちに
あっという間に電車の時間に。

密度こい京都の1日でした。

最終講義「社会を変えて、職場も変える」

92期岡山労働学校もいよいよ最終講義。
第9講義「社会を変えて、職場も変える」

職場を変えるためには、職場だけの活動では不十分。
社会や政治のありようが、
職場のあり方に影響をあたえているからです。
大きな視野で職場問題を考えます。

11月29(木)18時半~。単発参加OK。詳細チラシ。

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女性9条の会・ひろしまで講演

土曜日(24日)の午後は、今年10回目
「女性9条の会・ひろしま 12周年のつどい」での講演。の広島。
66名の参加だったそう。

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会の前半は山上さんの歌と韓国話。
さすがのユーモアと韓国民主化の教訓話。

「安倍改憲で24条はどうなる」の講演では、
明治150年をざっくりふりかえりつつ、
憲法24条の意味を考えました。
ジェンダー話も入れつつ、
最後は人権感覚をみがきあおうと呼びかけ。

終了後、有志でお茶をしながら
講演の感想やらなんやら語り合いました。
楽しい時間になりました。

「誘うために、信頼をまず」

報告遅くなりましたが、
先週木曜日(22日)は、92期岡山労働学校の第8講義。
「仲間とつながる、広げる」がテーマでした。

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残念ながらこのテーマを難しさを実感するように、
今期最少人数の参加8名。うーん、ですね。
都合があわない人が多かったのもありますが。

ともに「変えよう」とする仲間を広げることが
いちばん大事だけれど、一番難しい課題でもあります。

仲間をどうとらえるか、
誘うときに何が壁やハードルになっているか、
実際に「活動」に誘うトレーニングをしてみよう、
などなど。

以下、感想文です。

■仲間を広げることの大変さや難しさ、日頃
考えることがないので、勉強になりました。

■誘うために、信頼をまず取ることを学びま
した。話を聞いて、相手の願いに問いかけて
あげられるようになりたいです。

■やっぱり仲間は大切で。その仲間を広げる
のは大変で。でもその大変が楽しくなったら
オルガナイザーのプロになれるな。なりたい
かも。久しぶりに「スイミー」いいなと思った。

■相手を誘うときには、相手との信頼関係と
ともに、相手の状況をきくことが大事だなあ
と思った。そのためには、自分にも余裕がない
といけないなあーとも思った。いろいろな
経験をもっとしたいと思う今日この頃。

『21世紀のいま、マルクスをどう学ぶか』(学習の友社)

『21世紀のいま、マルクスをどう学ぶか』
(山田敬男/牧野広義/萩原伸次郎 編著、学習の友社、2018年12月)

マルクスの思想や理論を現代日本に
どう生かしていくのかが、多面的に語られている内容です。
全11話。1800円+税。

じつは私も第1話「マルクスの生き方を考える」を書いてます。
ご笑覧ください。

ご注文は学習協まで。

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〔Ⅰ マルクスの生き方と思想〕
第1話 マルクスの生き方を考える(長久啓太)
第2話 個人の尊重とマルクス(牧野広義)
第3話 未来を先取りする労働組合(赤堀正成)

〔Ⅱ 資本主義の分析と批判〕
第4話 マルクスの経済危機分析とわたしたち(萩原伸次郎)
第5話 『資本論』の視点で、AIやICT革命をどう見るか(友寄英隆)
第6話 資本主義批判としての疎外・物象化論(岩佐茂)
第7話 「資本主義の限界」と変革の展望(東洋志)

〔Ⅲ 社会変革と未来社会〕
第8話 
労働者階級の成長・発展とマルクス・エンゲルス(妹尾典彦)
第9話 日常生活と政治意識(長澤高明)
第10話 マルクスが資本主義の先に見た社会(石川康宏)
第11話 マルクスの視点から日本の変革主体と労働運動を考える
    (山田敬男)

ひめは今日も旅に出る(16)

「民医連新聞」の相方エッセイ16回目です。
前回、ひめが体調をくずし、
と書いたので各方面のみなさまにご心配をおかけしました。
元気です。もう17回目の原稿も書けてます!

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第8講義は「仲間とつながる、広げる」

92期岡山労働学校第8講義は
「仲間とつながる、広げる」です。

職場や社会をひとりでは変えられません。
仲間を広げ、その仲間の力をつなげる必要があります。
でもこれがいちばん難しい。
だからこそ、トレーニングが必要です。
次の1歩の力に。

11月22日(木)18時半~。
単発参加OKです。詳細はチラシをご覧下さい。

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京都民医連での研修2回目。

きのう(20日)の午後は、
京都民医連の役責者研修2回目(ぜんぶで4回)。
この日は約80名参加。
テーマは4回すべて「ものの見方・考え方~民医連職員として」。

2時間半、みなさん集中力高かったような。
会場と人数の関係で、初めて電子ボードを使うなど。

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立ちどまり、問う力。
人権とは。
認識深化の努力。
矛盾が原動力。
社会認識と人権感覚。
などなど。
グループ交流をあいだに何回も入れながら。

帰りがけ、
相方のエッセイを楽しみに読んでいるという
訪問看護の所長さんと名刺交換。

来月曜日、3回目でまた京都きます。

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労働者教育協会の理事会でアイデアわく

日曜日(18日)は、
労働者教育協会の理事会に午後から参加。

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午後からですので、
すでに各種あいさつや議案の提案は終わっており、
ひたすら討論をきく。

各地の学習運動を地道にがんばっている人の発言は
いろいろと刺激になる。
来年、久しぶりに『学習の友』の拡大運動など
しかけてみようとアイデアがいろいろわいてきた。

楽しく運動したい。考えるのって楽しい。

「順応しないようにしたい」

ちょっと遅くなりましたが、先週の木曜日(15日)の
92期岡山労働学校第7講義の報告です。

この日のテーマは「人権感覚をみがくために」。
参加はちょっと減って11名参加。

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「人権とは」「人権を具体的に言っていこう」の
ワークをまず行いましたが、これに参加者は苦戦。
ある程度問題意識の高い人のなかでこうですから、
ほんとうにたいへんです。憲法学習が足りてません。

さらに、
具体的に人権が侵害されている事例を出しあってもらい、
「おかしい」と言うために人権感覚を育てあう場が必要と
強調しました。


何人かの感想文をご紹介。

■学習したときは「そうだ!」と思い意識は高まる
けど、日常生活になると、意識が薄れていく…。
まさに「人権感覚は、つねに磨き続ける努力がない
と脆い」だと。人権感覚が薄れているなと思いました。
それと憲法が生活に結びついていないことも改めて
気づきました。学習しなきゃだめだ!!

■自分が人権を知らなければ、大切な人も、自分自身
も守れないと思いました。ILOの有休条約について
とても興味をもちました。

■憲法の学習が不足しているのを実感した。有休を
なるべく使わないようにしている自分も人権感覚が
鈍っているなあと思った。順応しないようにしたい。

■自分がどんな人権を持っているのか知らないと、
まあそんなもんかと流されると聞いて、なるほど。
憲法を勉強しなくては、と思いました。