2014年から倉敷医療生協労組で取り組まれている
労働組合の「そもそも」を学ぶ連続講座。
今年は岡山医療生協労組でも行われることになりました。
4月からです。
月1回、全10回程度になる予定です。
今年に入り、岡山医療生協労組と相談をしてきて、
具体化されました。
なぜ、「そもそも論」が必要なのかといえば、
そうしたことを学ぶ機会が少ないからです。
多くの人が認識をつくっていくプロセスは、
自分の経験と、学校教育、そしてマスコミからの情報でしょう。
しかし労働組合のことは、学校教育やマスコミに
たよっていては、しっかりとした認識に到達しないのが現状です。
「経験をつうじて」というのも難しいです。
まして、労働組合の活動は仕事以外の時間をつかいますので、
貴重な自分の時間、生活時間をあてるわけです。
だからちゃんとした「活動する動機」がないと、
主体的に労働組合に関わろうかというような人はでてきません。
あやふやな認識ではあやふやな行動にしかなりません。
基礎となる認識をつくる。
これが「そもそも」的な講座の目的です。
またこれは、1回学んだら身につくというものでもなく、
野球の「素振り練習」を日常的に行うのと同じように、
「くり返しくり返し」自分のものになるまで
学ぶ必要があります。そうすれば労働組合活動の
基礎的な力がつきます。
といいながらも、あまり気負いすぎず、
倉敷と同じように2~3人でもとにかく継続して
続けていくことを大事にしたいと思います。
【全10回のカリキュラムは以下の予定です】
第1回 労働者って誰のこと?
第2回 労働時間とはなにか
第3回 賃金とはなにか
第4回 人間らしさと労働組合
第5回 日本国憲法と労働組合
第6回 労働者の権利と労働組合の役割
第7回 民主主義と労働組合
第8回 じつはすごい労働組合の歴史
第9回 労働組合のたたかい方
第10回 労働組合が楽しくなる10の方法