3日の夜は、もみの木保育園の職員学習会5回目。
「ものの見方
というテーマで45分しゃべり
ここの職員さんは、自分の意
キャッチボールすることに慣れてます。若
政治的な話も大丈夫。
やっぱりトレーニング機会
いつも楽しい学習会になっています。
あと4回やります。
以下、講義のおおまかな概要です。
一。対象を「つながりの(連関)」のなかで把握する
1。弁証法というものの見方の大事な心得のひとつ
―バラバラに考えない、つながりをみる
◇どんなものも、つながりのなかで存在する、ということ
◇たとえば、生物多様性。(『Newton』2010年6月号より)
◇『いっぽんの鉛筆のむこうに』(谷川俊太郎文ほか、福音館書店)
◇「わたし」(谷川俊太郎ぶん、長新太え)
2。個々の姿、部分だけをみてしまう傾向―人間の認識過程でつねに陥る危険
◇私たちの目の前に見えるのは、「現象」「結果」「瞬間」としての姿
◇専門化、細分化してきた学問・技術
◇科学や技術も、幅広い・歴史的視野が必要
◇「結果を出すこと」(利益をあげること)のみが追求される傾向など
◇ゆとり・余裕がないと、そういう見方に陥りやすい
3。弁証法的でない見方は、支配階級の利益と結びついている
◇消費税率、日本は低い??
◇政治は政治、経済は経済、文化は文化。うちの職場はうちの職場。
密接に関わっているが、バラバラに考えてしまう傾向。
◇時間を奪うこと=「ゆとり」を奪うこと。
考える、集まることを困難にする。
◇「変革の立場にたつ」ことが、私たちのものの見方を磨くうえでは
欠かせない。
二。全体(森)をみるうえで大切なポイント
1。そういう癖をつける
◇「この背景にあるのは・・・」「なにが原因か・・・」「つながりを意識する」
◇大切なものは目に見えにくい・・・という自覚
◇視野を広げる。世界を広げる。広い、という自覚。
2。成り立ち、歴史、背景をみる―本質に近づくステップ。
◇成り立ちや過去を知ることは、現在をもっとよく理解するため
3。集団で認識する―認識を深める努力のもっとも大事な方法
◇ひとりの認識には限界がある
◇みんなで協力しあいながら「木も森もみる」
―議論や話しあい。情報共有。