長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「労働組合が活動してきたことの恩恵だと感じることができた」

昨夜は、94期岡山労働学校の第7講義
「資本主義社会と労働者の連帯—パワーをつくる」でした。

今期最小人数の19名でした。タイトルが硬かったか…。
内容は直前まで考えに考えてつくったもので自信があったのですが…涙。
でも20人ぐらいいると教室の雰囲気はそんなに落ちません。
いよいよ来週が最終回! 何人かの感想を紹介します。

■労働条件にこだわる、他人まかせにしない。自分の
生活や人生にゆとりは欠かせないので、もっとこだわ
ろうと思います!!

■人間は劣悪な環境にも「慣れる」「順応する」こと
ができる。人間らしさの「基準」「限度」は気をつけ
ないとスルスル下がる。今日はこの箇所が心に刺さり
ました。自分自身のこれまでの働き方をふり返ると、
妙に納得がいきました。自分の生活の質をどうして
いきたいか、改めて考える機会になりました。

■自由になる時間もお金ももっとゆとりがほしい!
気づいた違和感に声をあげられるか? 場の空気を
読むよね…。まだまだ練習が必要です。

■「声をあげる人のことを、周りは必ず見ている。
そして何かを受けとる」。おかしいと思う人がいる、
行動にうつしている人がいると知ってもらえるだけ
でも目的の第1歩だと思った。「表現をつうじて、
人は主体的になる。考えが育つ」、今すごく実感
している最中!

■やっぱり丁寧に対話、対話…。となりにいる人に
気持ちを向けて…。話をすることなしに連帯はつく
られないんだと実感。しんどさとか生きづらさを、
考えさせられなくされていることを大事なまわりの
人と話して、つながりを深めたい!

■労働組合に関して、これまでも勉強してきましたが、
今回の講義の冒頭で『未明の砦』の「君たちは労組
などとは無縁に生きてきたつもりだろうが、子どもの
頃から労働運動の恩恵を受けて育ってきたと言っても
過言ではない」という一節を知って、たしかに言わ
なければ気づかないけれど、児童労働など気にせず
教育を受けることができるのもまた、労働組合が活動
してきたことの恩恵だと感じることができた。労働
組合の存在を周りにも知ってもらうために、この一節
をぜひ紹介したいと思いました。