長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

薬屋、縄文、Z世代、釜石、悼む、声の

最近読み終えた本。

『薬屋~』は7月にアニメを見たことから手に取り、
夏季休暇前後で一気に読もうと思っていましたが、
まだ3分の2です(いま15巻まで出ている)。

「架空の中華風帝国、茘(リー)を舞台に、後宮に勤める官女が
王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー、
ファンタジー、ラブコメディ小説」(Wikipediaの説明)

■『薬屋のひとりごと』(日向夏、ヒーロー文庫、2014年)
■『薬屋のひとりごと 2』(日向夏、ヒーロー文庫、2015年)
 ↑テレビでアニメ化されているのは、2巻まで。
■『薬屋のひとりごと 3』(日向夏、ヒーロー文庫、2015年)
■『薬屋のひとりごと 4』(日向夏、ヒーロー文庫、2015年)
■『薬屋のひとりごと 5』(日向夏、ヒーロー文庫、2016年)
■『薬屋のひとりごと 6』(日向夏、ヒーロー文庫、2016年)
■『薬屋のひとりごと 7』(日向夏、ヒーロー文庫、2018年)
■『薬屋のひとりごと 8』(日向夏、ヒーロー文庫、2019年)
■『薬屋のひとりごと 9』(日向夏、ヒーロー文庫、2020年)
■『薬屋のひとりごと 10』(日向夏、ヒーロー文庫、2021年)


■『縄文と生きる』(岡田康博、東奥日報社、2023年)
夏季休暇中に訪れた八戸の是川縄文館で販売していて
面白そうだったので購入。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録までの経過や苦労、
こうした遺跡発掘の実情などを知れて読みごたえあります。
三内丸山遺跡にもう1度行きたくなった。

■『Z世代ナースのほめ方・しかり方・伝え方』
(野津浩嗣、メディカ出版、2024年)
思った以上に参考になる部分多かった!看護分野だけでなく
応用できますね。ほめるもしかるも、技術なんだよね。
いい指導とは、指導対象者に合った指導、はまさに。
過去の自分の経験を基準にしない心構えが大事。

■『釜石の奇跡〜どんな防災教育が子どもの“いのち”を救えるのか?』
(NHKスペシャル取材班、イースト・プレス、2015年)
先日、旅先で「釜石の奇跡」に改めて触れ、本書も購入。
「防災教育とは単に逃げ方を教えることではなく、
『生き方の教育』に他ならない」。何度も胸が熱くなった。

■『悼むひと~元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー』
(遠藤美幸、生きのびるブックス、2023年)
アジア・太平洋戦争中の、ビルマ戦の一戦域「拉猛戦」(らもうせん)。
その戦場体験者との出会いがきっかけで、
戦友会の「お世話係」&「主婦研究者」となった著者。
貴重な記録。良書。客室乗務員としてたたかう労働組合にもいたという、
著者の経歴にも非常に興味あり。

■『声の地層〜災禍と痛みを語ること』
(瀬尾夏美、生きのびるブックス、2023年)
こうした活動をされている人がいるのだなあと感銘を受けた。
先日行った陸前高田を思い浮かべながら読んだ。
「物語」と「あとがたり」で構成されていることも想像力を手助けしてくれる。
素晴らしい継承の書。