長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

相方のことを看護学校でお話しました

今日(3日)はソワニエ看護専門学校の授業があり、
相方のこと、ALSのこと、介護してきて感じたことなど、
パワーポイント使いながら話をしました。
学生さんはみなまっすぐ受けとめてくれ、それぞれに何かを得てくれたようです。
毎年、相方の話はしていこうと思います。以下、何人かの感想を紹介します。

■ALSのこと初めて知りました。難病になってしまった
相方さんの生き方にとても感銘を受けました。看護師のタメ口、
看護がなかったという話を聞いて、そんな人にはなりたくないと
思いました。モンパチのフェス行けなくて残念でしたね。

■スカイリフト、上肢補助具、介護ベッドをホテルに入れるなど、
知らなかった器具や行動を本日知れました。相方さんのことを、
病気の人ではなく、人として接している人がまわりに沢山いて
くれるのだと、話を聞いて感じました。

■病気とのむきあい方に感動しました。患者さんが何を思って
病院に来られているのか、看護師として何ができるのか、
考えさせられました。支援制度を知ることは大事であることを知りました。

■どんな境遇でも「自分らしく生きる」を忘れずに大切に
生きようと思った。「自分らしく」をまっとうした朋子さんは、
とてもすてきだと思いました。また、私は考えることはできるけど、
なかなか行動に移せないので、考え、行動している長久先生は
とてもすごいと思いました。

■先生の相方さんの病気の話を聞けて、すごく感慨深いなと
思いました。ALS患者さんのこといついても知れました。
旅も行きたいときに行って、悔いのない人生を送っていたんだなと
思いました。

■話を聞いて、改めて日本の福祉の貧困ぐあいを感じました。
私の母は老人ホームで介護士をしていますが、夜勤明けで
帰ってきて、ようやく次の日が休みだと思ったら人手不足の
ため「朝パート」に行ったり、人が入ってきても長く続かず
少人数で高齢者を介護しています。見ていて本当に労力と
給料が合っていないと思います。少しでも福祉の体制というか
働く人の環境などが整えば余裕が生まれもっと良い介護や
看護ができるのではないかと思いました。また、私が看護師に
なった時には患者だけではなく、患者の介護をしている人にも
目を向け声かけを行ない、信頼を得て少しでも多く相談を
受けられるようになりたい。また奥さんのエッセイがたくさんの
ALS患者さんの背中を押し続けていて素敵だなと思いました。