きのう(28日)は、山口民医連の職員研修会での講師仕事。
全3回の2回目でした。前回と同じで憲法とものの見方の2本。
始まる前に、宇部協立病院の案内もしていただきました☆
研修会のようす。
みなさんの感想文を終了後すぐにコピーしていただけるのでありがたいです。
以下、憲法講義の感想文をいくつか紹介。
■憲法とは、と最初に聞かれた時、私は「国のきまり」
という簡単な言葉しか浮かびませんでした。憲法とは
人権保障…でも人権とは? 個人が尊重され、自分が自
分として生きること。毎日の生活の中で真剣に考えた
ことがなかったような気がします。1条1条に深い意味
があることを学びました。
■憲法の見方がまったく変わりました。条文を並列的に
とらえていた。あまり章立をみていなかった。条文の
理解も不十分。13条は幸福追求権のみ知っていた。第
3章の大切さ、その意味がはじめてわかったような気が
する。「私が私でいられる」=人権。ここから出発する。
■学生時代に学んだ時は「ただの文章」として捉えてし
まっていたことを思い出した。就職し、出産し、様々
な経験を積んできた今、長久先生話を聴きながら、憲
法がどれだけ密接に、自分の生活に関わっているか実
感した。普段から当然と感じることはほとんどが無意
識で、意識するだけでこんなに見方が変わるのかと、
とても勉強になった。「日々ゆれながらも、この立場
にたち戻れるか」「憲法は解釈するものでなく、使う
もの」
■私たちは憲法で守られている。まずきちんと憲法を知
るということが大事。第3章をしっかり理解する。人間
らしさの基準が下がらないよう私たち主権者が成長し
ないといけない。
■憲法が国家を縛るもので、個人を尊重するためのもの
だということがよくわかった。平和は目的ではなく前
提であり土台というのが心に残った。不断の努力とし
て、自分はまず憲法をもっと知る必要があると感じた。