長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

12回のオンライン連続講座、大成功で終わる。

7月31日(土)は、
労働組合たんけん隊講座オンラインの第6講座(土曜回)でした。
この日は70数名の参加。

f:id:benkaku:20210803105246j:plain

全6講座×2回=全12回のオンライン学習会を無事に終えることができ、
ほっとしています。
全国32都道府県から参加されたみなさんが、
口々に語るオンライン講座の感想が、最高のご褒美に。

感謝です!

以下、感想文をご紹介します。

■とても学びになりました。ありがとうございました。今後の労組活動にどんどん活かしていきます。

 

■お疲れさまでした。長久さんの手書きの絵が見れず残念です笑(PPTでの進化した表現も素晴らしいです!)今回もそうですが、なぜか毎回?、労働組合のすべてを話してもらっているような気になります。今後とも、よろしくお願いいたします。

 

■6回、充実の講座ありがとうございました。全国の皆さん、労働組合のキホンと、現在直面している問題の関係の話、もとめられていると痛感。それぞれの組合の活動のお話、とても力づけられました。

 

■各職場に、たくさん活動家がひつようですよね。そうですよねえ、と強く感じました。活動家育成もたたかいです。あれもたたかい、これもたたかい。うう、頑張ります。

 

■最後のページの「上流」と「下流」のたとえは、特に興味深かったです。「下流」の大変さに直面して忙しくなっていて、その要因の「上流」に目がいかなかったり、要因がわかってもあきらめたりしていては、状況は変わらず、むしろ悪化するだけ。「下流」での仕事も、一人ひとりが連携できない職場や連帯できない組合では、改善されていかないなと理解しました。6回の連続講座、オンラインでしたが本当の学校のようで、ふだん会わないはずのみなさんと「同窓生」になれて、連帯感を持つことができました。2か月半、長久さん、そしてみなさん、ありがとうございました。

 

■6回にわたる講座、ありがとうございました。労働組合ってすごいんだというのが率直な感想です。いままでは自分の活動は「点」でしたが、この学習を通じて、横の繋がり、縦の繋がり、(そして奥行きとも言えると思いますが)労働活動の歴史という繋がりを実感することができました。とても視野が広がりました。労働組合や活動については、知識が乏しく、今回の学習だけではまだ体系的に整理できません・・・。自分自身が自信をもって皆に伝えていけるようになりたいです。繰り返し、継続的な学習ができたらいいなと思います。有難うございました。

 

■あっという間の6回講座でした。7回目はないのかと寂しくなります。参加して本当に良かったです。長久さん大変ありがとうございました。人は一人では生きられない存在。恣意的に思い込まされている自己責任論に打ち勝つための活動が大事だし、組合はその実践の場なのですね。ここで学習したことを周りに広げていきたいと思います。また学習の機会がありましたらこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

■ありがとうございました、がんばる力になりそうです。

 

■今回、1回~6回のうち、5回は学習しました。ですが、なかなか頭に残っていることがなく、毎回「あ、そうだった…」という感じで、学習は何度聞いても学んだ感はあるのですが、身についていないのが正直な感想です。労働組合の性格を考えてみるところで「自分のため」というのが専従として働くようになって、できていない感があります。自分自身のためにもまだまだ学習を続けなければいけないと気持ちを新たにしていきたいと思います。

 

■「自己責任論」が言葉としてふりつもって沈殿していって、「内面化」させられている、ベクトルが外へ向かわないように偽装し自分に向かわせる。まさに自民党政治! 人に弱みをみせてはいけない。「大丈夫です」。新人に、連帯する喜びを伝えられるような言葉をかけていかないといけないなと思いました。自分の権利、「人権を手放さないように」を第一に、労働組合活動を頑張ることは、歴史をつくること、仲間のため、子どものために、今できることを、下流から上流に目を向けて、主体(主権者)として、選挙で変えよう。私たちの代表を議会へ送ろう。

 

■労働運動は横にも縦にもつながっているというのに、はっとさせられた。労働運動は新自由主義の個人主義とは対極という話があとででてきたが、それはすごく広い意味で(国や時代もこえて)そうなのだなということが分かり、ロマンのある話だと思った。勤労権と教育権のつながりの話、なるほどと思った。教育権は誰もが主権者になれるようにするものということ、なんだかすごく納得しました。映画『学校』ではたしか、「何のために学ぶのか」の問いに対する答は「幸せになるため」というステキなものだったと記憶しているが、そうか、「主権者」になるということは、幸せになるということなのか、そうだよね…と。自己責任論についても、また一つ深まった。若い人たちが団体に属することを好まない傾向が強まっているように感じるのは、労働環境や生活環境があまりに大変で疲弊していたり余裕がなかったり、人間関係もめんどうに感じがちなのかなと思っていた。しかし、自己責任論による「自立観」も影響しているのだと思った。人に頼りすぎてはいけない、迷惑をかけてはいけない…たしかに、ちらほらと聞く声だと思う。そして、「お偉い人たちはケア実践をしていないからケアを評価しない」ということ、以前からジェンダー発言などする議員に対して、「この人は家でどんな夫であり、どんな父なんだろう???」と思っていたが、やっぱりそういうことかと、岡野八代さんの言葉はとても深く、もう少しじっくり考えたいと思った。「労働者らしい労働者」とは?? 今後の宿題としていきたい。

 

■長年、民医連運動にたずさわっていると、労働組合運動は様々ある運動の1つぐらいに思ってしまっていた。しかし、資本⇔労働者との運動の中で、歴史をおし進めていく重要な、中心的なものと改めて感じました。日本独特の自己責任論。北欧は7~8割の人々が労働組合やなんらかの政治団体に所属されている話は、長年、資本に労働側が負けっぱなしである元なのかなと実感しました。多数の労働者が団結、連帯し、世の中かえたいと思いました。

 

■資本主義の世の中では、自己責任が基本で、ケアする活動が評価されないゆえに、組合で助け合い(ケア)、社会を変えることが大事という、つながりを作る場所、役割と感じた。

 

■労働組合を強く大きくする必要性は分かりやすかった。ケアの倫理がわかりにくかった。強く大きくするため、何をすべきか、ケアの実践ができるようになるには、まわりの理解や協力を得る必要があり、それが今できていないところがあり、徐々にでもできたらと思いました。

 

■看護師です。日頃患者さまのケアをするにあたり、その方の背景もみるようにしています。社会的な問題を発見することが多々あります。そういう日々感じていることを通して、労働組合の働きやその性格を他の労組員に伝えることで、労働組合活動の大切さが広がり、自分のことだけでなく、人のため、社会のためになることを知ってもらいたいと思いました。“自立”とか“自己責任”についても、なるほど…と思える内容で、良い学びになりました。労働組合についてまだまだ勉強不足でわからないことが多いですが、今回6回の講座を受け、今まで落ちていなかったことが少しかもしれませんが理解できたことが増えたと思います。ありがとうございました。

 

■私の組合活動において、疑問に感じてきたことが、この6回のたんけん隊講座を受講することができたおかげで、おおよそ、解決することができました。もっと多くの組合員の皆さんにも、受講してもらえたらと強く思いました。やっぱり、世の中にも、私のいる職場にも、「自己責任論」がはびこっている。自立できている問題のない人間を優秀としているように思えてならない。労働組合は「ケア」だというところで腑に落ちた。いま取り組んでいるパワハラ問題でも、「被害を被っている側に<自分に責任がある>と感じさせてしまっている」。異議を申し立てる権利があるのに、言わせない雰囲気がまん延している。変えていかなければいけないと改めて思いました。ありがとうございました。

 

■労働運動の力なしには、社会権(公助)獲得はなかったという部分は、裏を返せば、労働運動が弱まれば、社会権は弱くなっていくというのが、今の日本全体の組織率からも言えると思います。自己責任論は、学校教育や企業の諸制度など、知らず知らずに個人や組織の思考回路に組み込まれて行っているので、傷つき、疲れ、病んでいるような状態の労働者へのケアとしても、労働組合という組織や労働者階級という仲間の中での運動が大切になっていると思います。

 

■自己責任が印象に残りました。一人ひとりが抱える困難をその人の内側へと閉じ込める強烈な力が働いている。自分に責任があると感じさせてしまう。本当に助けを必要としている人を、一人ぼっちにさせないような世の中になってほしいです。

 

■労働組合があるからこそ、職場の問題や、賃金労働条件を前進させて行くことが出来る。前進させる事は、大変だがそこに労働組合としての力量が、試されることとなる。また、今日の話で社会的役割では、ここはなぜ労働組合が関係あるの?の声が少なからずあります。そもそもの基(政治を変えないと)私達の暮らしは良くならない。賃金は、各単組での闘いですが最低賃金が、引き上がらない限り、ベアがないパートにとっては、1円も賃上げがない状況が、続いている。社会保障についても、生活に直結してきます。よって、最賃運動もそうですが政治も動かしていかないといけないこととなります。コロナ禍だからこそ、声を、あげる事大切ですね。長久さんありがとうございました。

 

■コロナ禍でも学習会できたのは良かったと思います! 今回特に印象に残ったところは大企業優遇されてるのは特にコロナ禍で飲食店など倒産してるので何とかもっとそっちの方に支援できないのかと思う。そこから貧困から生活困難になると思います。コロナ禍は暫く続くと思うので、こういったオンラインその他色んな方法で活動をしないと力が弱まるので工夫をして活動することが大事だと思います。

 

■昨年より執行委員になり、学習する機会を得ました。自分と組織(組合・法人)の弱点があらわになり、危機感を感じる毎日ですが、講座で理論と実践的な方法論を学ぶ中で、前に向いていけそうです。7月の執行委員会では、執行委員長(会議運営を抱えこんで、てんてこまい)から急遽司会を頼まれたので、委員長と相談し、みんなが主体になれる会議にする手始めとして、第5講座を活用。チェックインと課題の整理をワークショップでやってみました。職場の会議も報告や伝達が多く、一人一人の意見が出し合える場が少ないこともあり、しゃべることに慣れていない人には苦痛かも、、という心配もありましたが、最後に執行委員会の感想を出し合ったときに「楽しかった」「自分の意見を言う場面が多く、ほかの人の意見も聞けた」と好評でした。参加してよかった、来るのが楽しみになる、元気が出る、そんな執行委員会にしたいという委員長の思いも、講座での学習が力になりました。私の今回の一番の収穫は、「ちゃんと行動にうつそう、知ってるだけの大人ではなく、頼りになるおとなになろう。」と思えたこと。労働組合は、楽しいです。

 

■講義冒頭で示された(レジュメに無記)「労働組合の役割」は、次のような説明でした。労働組合の役割は①自分のため②職場の仲間や家族(身近な人々)のため ③見ず知らずの同じ労働者・仲間(社会)のため。①~③のこれらがそれぞれバラバラでなく、絡みあい、(要求が)統一されていくのが労働組合運動。そして、「すべての人の尊厳を守る社会的パワーを労働組合はつくりだす」ことができる。上記の言葉を聞き、改めて私たちが「民医連の職場で労働組合運動に関わる理由と意義」を実感しました。長久さんの講義は、理解しやすくすごく楽しい。「学ぶことは喜び」ということを久しぶりに感じることができました。

 

■「命の平等」「個人の尊厳」という理念だけでは人権は守れない。というところが心に刺さった。民医連も健康生協も「理念」はしっかりしたものを掲げている。下流で目の前の患者さんや利用者さんに一生懸命関わるだけでなく、病院にこれない人のことも含めてみんなが医療を受けられるような社会を作る、そういう実践や運動が大事。どんなにすばらしい理念を掲げていても、それをどう実践や運動にむすびつけていくかがカギであるし、重要。

 

■今回の講座を途中回から受講して、「労働組合とは?」が何となく理解の範疇になった。

 

■知らず知らずのうちに「自己責任論」が自分や周囲、さらには、社会に浸透し、蔓延していっていると思う。普段、「何でこんなにしんどいんだろう」と感じた時、それは「自分が選んだ道なんだから」とか「仕方ないことなんじゃないか」など、原因は自分にあると(思考が)内側に向かっていた。多くの人がそうじゃないかと思う。でも、今日のように学習したら「そうではない」ことが科学的に証明されるし、理解できる。

 

■学習することは、力になる。学習すると自分に自信が湧くし、そのあとにやる気が出る。

 

■「富が増えると貧困層も増える」社会的構造は、コロナ禍により明確になったように思います。川の上流を変えなければ! 自己責任論は特に若い世代に浸透しているのか、労組員でも「できない私が悪いんで…」「私が我慢すれば済むんで…」と声をあげることに慣れていない? 面倒? 狭い世界から視野を広げてあげたいです。だから労働組合たんけん隊講座に誘ったのにな。「労働組合をメジャーにしよう!」心に響きました。若い世代に「労働組合に加入してないとかっこ悪い!」とか「組合活動が仕事の活力!」とか言わせた~い!

 

■たんけん隊、ありがとうございました。皆勤賞です♪ 労働運動に関わる人は、年に1回は受けた方が良いですね。基本的なことを学び直して今後どうたたかっていくべきかをいま一度考える時間になりました。「あっ、そうだったな」と目の前の対応に追われ脱線しかけていた私を戻してもらえました。なかでも、第5講座のリーダーシップを育む回は、組織拡大と強化に不可欠な学習だとあらためて確信しましたし、第4講座の歴史も長久さんがまとめて説明してくださるので、とても分かりやすく興味が湧くものでした。どの回もとにかく分かりやすい。最後の感想でも出ていましたが、金曜と土曜の2日、それも違う週に開催してもらえたことは本当に助かりました。皆勤賞もそのおかげです。書記局内でも、学習したことを振り返って話し合ったりも出来ました。

 

■歴史を振り返ってみると労働組合がいかに権利を獲得してきたのかが分かった。「社会的な責任を現実化するには個人の力では無力で、集団的主体でなければならず、集団のエンパワーメントが必要」という言葉にはその通りだと納得できた。政権選択の選挙もあり、憲法の目的である人権保障が政治の目的と考える人を多数議会に送り出さないといけないと改めて感じた。そのためにも一人ひとりが力をつけ、エンパワーメントせねばならない。自己責任論のイデオロギーはほんとに恐ろしい考え方。社会的問題であるにもかかわらず、個人へその原因や責任を転嫁する「きわめて深い抑圧の姿」という言葉に改めて社会の構造変化を行う必要があると感じた。労働組合活動はケア実践でもあるという視点に強く合点がいった。相互依存した関係性の中で、互いに認め合い、助け合い、お互いをケアしながら人間を鍛え、自己責任論を乗り越えるための実践の場であるという視点も今後の活動を行う上での価値観として自分の中で深まりました。上流の問題を改善していくアプローチの考え方は民医連でも実践している考え方ですので、労働組合が取り組む課題を説明する際に活用していけると感じました。6回の講義を通してすべての回で知的好奇心が刺激され、学ぶことの意義を実感し、今後の活動の幅を広げる視点を持つことができました。大変ありがとうございました。

 

■ありがとうございます☆ お世話になりました! 学ぶほど組合がわかってきてやる気になってきました! 頑張ります! 全6講義ありがとうございました。