長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

総選挙、終わりましたね。

総選挙。

このかんの国政選挙は相方の介護もあり、ほとんど活動時間はとれなかった。
それに比べたら、今回は10倍ぐらい(適当)は時間とって活動したと思う。
小さい町での活動ですけど。
まあでも、率直に書きますけど、燃えたかと言われれば、燃えなかった。
ワクワクする感情が湧いてこない自分がどうしてもいた。

それはこの間の選挙でいつも感じていること。
「いったい前の選挙から、私たちの力量は上がったのか?」という問いに、
「下がってるね。今回もまた」と言わざるをえない状況にふれているから。

野党共闘の進展に期待する部分はもちろん大きかったし、
野党の共通政策は自分の要求とも重なる。
だからその政策実現に近づく選挙になるのではというワクワクは多少あった。
しかし、「自分たちの力にワクワクしながら闘いたい」という願いは、
いつもかなわない。
「今回の選挙は、間違いなく、これまでと違う闘いができる。
私たちにはその力量がある」という意味でのワクワクを、私は欲している。

野党各党の力量の問題には、
その背景にある社会運動・労働運動の力量が関連してくる。
残念ながら、そちらも厳しいのが現状だ。
今日もある労働組合に「60分de名著」オンライン講座の要請に行ったおり、
いろいろと内情を聞かせてもらったのだけれど、
組織的力量の低下は、「ジリジリ」というより「かなりのスピード」で
進んでいると言わざるを得ない。
なかでも、訓練された組織者(オルガナイザー)が少なすぎる。

どんな政治情勢でも、
「組織力でここまではいける」というパワーを、育てたい。
その一端を、私は学習運動の分野で担いたい。
60分de名著講座は、全6回のレジュメ、完成に近づいているが、
全講義に一貫しているのは、運動・組織への確信を持とうということ、
そして人をどうエンパワーメントするかという問題意識だ。
12月の開講まで、しっかり広げていきたい
(すでに続々と申込みはありますが、その情報はまたこんど)。

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