長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

来年もぐいぐい行くぞ!

今日(25日)午後は、
60分de名著の第2講座「社会運動の手法」の土曜回。
今回も110名を超える方がリアルタイム参加!
はじめましての方も☆

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コミュニティ・オーガナイジングのポイントを
私の経験や問題意識とかみあわせながらお話しました。
交流でも、みなさん活動で苦労しているなか
運動論の必要性を共有できたかなと。

これで2021年の講師活動もおわりです。
今年はオンラインが大ブレイクでした。
県外の講師はすべてオンラインでの講演でした。
すっかり慣れたし、新しい可能性を感じています。
来年もぐいぐいとやっていきたいと思います。

さっそく、今日の感想がメールで続々と届いていますが、
おふたりの感想を紹介します。

■今日も有意義な時間をありがとうございました。県労連でも「コミュニティ・オーガナイジング」って、ありゃどういうことだと、学びの一歩を踏み出しているようです。私自身は半年ほど前に、この話題の本を読みました。ただ、読んだ。で、終わっています。長久さんが小説を読んでいる感じと言っていました。なるほど。まさに、ひとつの舞台を成功させるための輪づくりかな。自分の感性を大事にしつつ、言葉を発するということが実践のなかで培われる、そうした時間を共有していく仲間づくりが大事ですね。指導性があると言われているベテランが、説教して全体をまとめているということをしている限り、ひとり一人の自主性は育たない。自分が組織を引っ張っていると勘違いしているベテランの方こそ、この学習に参加してほしいと、つくづく思います。

 

■コミュニティ・オーガナイジングの本を読んだことがあるのですが、本日の講義でも紹介されていた部分「正しさだけでは人は立ち上がることができない」というのは本当にその通りだなと実感しています。私はある政党の党員として活動してきて「個人の語り抜きでどうやって共感を広げていけるのか?」と思うほど、自分のことを相手にオープンにすることは大切だと思います。私自身の経験では、先の衆議院選挙中に職場の同僚に思い切って政策のリーフを渡したことがありました。私は最初に、自分がこういう活動をしていて、こういう部分で社会を変えたいと考えている話を彼女にしました。政治的な話題は引かれてしまうかなと心配しましたが、思ったよりも好反応で驚きました。相手に何が関心があるのか尋ねたところ、その同僚は気候変動の問題に関心があることを話してくれて、「自分の意見を聞かれたことがないし、あまり考えたことがなかったけど、興味を持てたよ」など、様々な話をしてくれました。また、私が普段どのように運動に関わっているのかも質問してくれて、話が展開していいモチベーションなったのを覚えています。政党に興味を持ってくれたかどうかも大切ですが、それよりも共通の課題を見つけて共感が広がることに面白さを感じました。こういう繋がりをたくさん作れたら、と講義の内容とリンクして考えました。ありがとうございました!