長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

労働組合のパワーを大きくしたい。

岡山県学習協・オンライン連続講座「労働組合たんけん隊version2023」。
募集も終盤に入りつつあります。
集団視聴は24の労働組合から申込みがあり、昨年のペースを上回っています。
個人受講はまだまだこれから、という感じ。
きのう各方面に発信した推進ニュース4号にあわせて書いたメッセージは以下です。

*   *   *   *   *   *

先日、ある労働組合のパート部会新人研修で「労働組合とは」の
講師をしました。ほとんどの方が労働組合に入ること自体初めて。
感想交流では、「前の職場がブラックだった」「美容師の娘が
マタハラにあっている」「知らなかったらそれが普通と思ってしまう」
「パートでも有休ちゃんと取れるってすごいね」など、口々に
自分の経験や「労組ってすごい」の発見が語られました。

学べば、これまでのモヤモヤした経験、自分を縛りつけていた
「呪いの言葉」から自由になれます。「声のあげ方」を知り、
「自分は労働者であるという認識」が育ちます。権利を知れば、
それが侵害されたとき、「おかしい」と気づけます。自分ごと
である労働条件は、仲間との連帯を媒介にすれば交渉できる。
職場や働き方を変える方法があることを見つければ、これまで
なかった選択肢「一緒に変える」を、ふみ出せます。

なぜ、3年連続でオンライン講座「労働組合たんけん隊」を
開催しているのか。労働組合のパワーが大きくならなければ、
日本の社会を良くしていくことはできない、という思いからです。
労働組合は労働条件を交渉すると同時に、人権を守る砦であり、
話しあいの中で自己表現が育つ場、平和運動の最大の担い手でも
あります。なにより、仲間と一緒に「現実の変え方」を
トレーニングできる最良最大の器です。

講座「労働組合たんけん隊version2023」で、
多くの新しい出会い、発見、エンパワーメントを生みだしたい。
残り3週間、どうぞ呼びかけを広げていただくよう、
改めてお願いいたします。